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登別市議会議員 辻󠄀ひろし

第55回登別地獄まつり#2018

お盆休みは昨日・今日までの方が多いかと思います。私は通常通り活動していましたが、携帯電話もほとんど鳴らず、比較的ゆっくりと過ごすことが出来ました。

さて、登別では来週から3週連続「登別地獄まつり」→「刈田神社例大祭」→「登別漁港まつり」と、秋にむけて怒涛のご当地イベントが続きます。ぜひ、遊びに来てくださいね。
      H29鬼みこし      H29えんま山車

まずは、登別温泉街で開催される登別地獄まつり。今年は55周年記念で例年より1日多い、8月24日(金)・25日(土)・26日(日)の三日間開催となります。

●第55回登別地獄まつりプログラム(2018年)
        H30地獄まつりプログラム2018年08月16日07時51分46秒※クリックで大きくなります

地元小学生のマーチングバンドに、中学生の熊舞。鬼神輿やエンマ大王のからくり山車。地獄谷大爆裂花火は日曜日21:15~です。鬼踊りコンテストなど、例年のプログラムから若干変更になっていますので、地元の方もご確認下さい。皆さんのご来場をお待ちしております。

新しい共生

先日、「きずなシンポジウム」に参加して以来、改めて「共生社会」のあり方について考えるようにしています。
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その中で、元京都府知事で現在は京都産業大学教授の山田啓二氏のお話にヒントがありました。

山田氏は、現在の人口動態や経済構造の変化を、単にIOTの進展、少子高齢化といった言葉だけで括らずに、丁寧な分析を基に、現在の生活環境や価値観がどのように変化し、地方部における公共政策がどのように変化をしていくべきかを提言されています。

例えば、新聞発行部数は2000年5371万部から2016年4328万部に減少、Google年間検索数1999年10億回から2016年2兆回に増加、オンライン旅行市場は2013年1.6兆円から2015年2.4兆円に増加、給油所は1994年60,421箇所から2016年31,467箇所に減少し、急速充電施設等は2009年95箇所から2017年6,935箇所に増加。日々の生活は変わらないようでも、わずか数年で変化を続けています。

かつての日本は、均質性や個より組織、横並び意識など単一性が強い社会であり、共生という概念を持ち出さなくとも絆の強い社会でした。だからこそ、改めて絆の大切さを再認識し、回帰した共生社会を目指す向きがあるのだと思います。

しかし、現在はその基本的な構造が変化したことによる、多様性の時代へと移っており、回帰ではなく、新しい共生を考える道もあるのではないでしょうか。つまり、旧来の村社会の幸せを目指す共生社会から、多様性社会の幸せが新たな目指すべき共生社会のあり方ではないかと私は考えます。

共生社会の実現には、少数派多数派、弱者強者といったカテゴリーをつくること自体を慎重に、ありとあらゆる多様性を認め包摂した共生社会こそが、孤立を解消し、より強い未来をつくっていくのではないでしょうか。

1ヶ月@73年

今日は広島に原爆が投下されてから73年の原爆の日です。平成最悪の土砂・浸水被害となる西日本豪雨において最初の大雨特別警報が発表されてから1か月となります。豪雨災害では、200名を超す方々がなくなり、いまだに行方不明の方々の捜索も続いています。



災害や平和を考える時、いつも心をよぎる言葉があります。

「何百万という人類の滅亡よりも、自分の小指のけちな痛みのほうが心配なものだ」

多くの人にとって、日々の生活しながら常に当事者の苦しみを共有し続けることは難しいことなのかもしれません。時間が過ぎたら、場所が離れていれば、それは尚更のことです。

この一か月、議員活動などを通じて市内で行われる様々な式典や会合に出席させていただきましたが、西日本豪雨災害の被害者を追悼して“黙とう”をしたのは、陸上自衛隊幌別駐屯地にかかわる行事だけでした。

登別市民にとっては“平時”である時も、常に日本国民に心を寄せているからこその行動だと思います。

私もその姿勢を見習い、地方議会議員として、ここ登別で為すべき役割は何かを考え行動をしていかなくてはならないと襟を正すことが出来ました。

倫理

今年も、地域福祉の実践に向けた市民研修ともいえる「きずなシンポジウム」が開催されました。



北星学園大学 福祉計画学科 岡田直人教授による基調講演では、共生社会実現に向けた地域づくりについて、防災活動や災害時支援活動をきっかけにしていくことを提起されていました。

また、地域の支え合い活動に携わるきっかけとして、地域に役立ちたいという意思があるが、地域活動を続けていくと次第に、有用感が育まれ、自身の生活を豊かにしていくことにも繋がっていくを知ってもらいたいとご説明されていました。

特にこの二つのご提起には、強く共感するものがあります。私自身、阪神淡路大震災での被災経験、ボランティア経験が社会福祉の道を目指すきっかけてありましたし、市議会議員を務めるモチベーションは社会福祉からのマチづくりを目指しているからに他なりません。

次回の議会質問の一つに地域における防災活動に係わるテーマを検討中でしたので、準備に向けて多いに役立つ研修となりました。

一方で、ご参加された方から「この場に来ていない市議会議員は地域福祉に関心がない」との趣旨による苦言をお聞きしました。言わんとされることはわかりますが、私には、その考え方自体が共生から離れていて、選別的にすら感じてしまいます。

社会福祉をライフワークに議員活動をしていると、経済を主観とした方から社会福祉の倫理(モラル)を否定されることがあり、悔しく悲しい思いをすることが多々あります。同じく、社会福祉を主観とした視点においても、それが時に偏った倫理に陥っていないか、社会(ソーシャル)を見渡せなくなっていないか、私自身が自戒をしなければならないことに気づかされました。

恩師との再会

宮崎市で思いがけない再会がありました。

      H3007原田副市長2      H3007原田副市長


北海道大学院在学中に教授として教えをいただいた、原田賢一郎氏が、現在は宮崎市副市長をお勤めでした。

失礼ながら、一昨年から副市長をお勤めとは存じ上げていなかったところ、来賓のご挨拶に立たれて初めて気が付きました。

登別市にも総務省官僚が参与として起用されていたことがありますが、行政には国の省庁官僚が地方自治体へ出向する仕組みがあります。その数ある省庁の中でも、総務省からの出向者が最も多く、地方自治体にとっては隠れた戦力となっています。原田副市長も総務省出身で、教授時代も国の政策と地方自治の関係性について教えをいただきました。

登別市にも、若手向けに企画した講演に講師としてお越しいただいたことがあります。

大学院での講義で特に印象に残っているのが、これまでの市町村合併の歴史と、平成の大合併の総括に係わる分析です。最近でいえば地方創生などもそうですが、政府による地方自治政策について、ネガティブな印象が強い方は、上意下達で地方の実態を知らないと批判されがちです。

もちろん、多種多様なすべての地方自治体が“使いやすい”政策を提起出来ているとは言えません。しかし、実際には多くの官僚が地方の様々な現場で経験を培い、当地の行政に貢献されるだけでなく、出向を通じて将来の政策立案へと寄与されるための人脈や経験を積まれているのがよくわかります。

原田副市長が講義においてよくお話されていたのが、「国の制度は使いこなすもの」でした。税制や予算における補助金や優遇措置に目がいきがちなことから、国の政策は「従うもの」というイメージが、まだまだ地方自治体には根強いかもしれません。

優遇措置目的に各省庁が示す政策をなぞるのではなく、そもそも登別市の政策「課題」を解決するのに有効なものかどうかの分析と判断は、地方自治体自身が行うものであり、その責任や結果の批判を国に求めるのは、未来思考になり得ないいことを思い出す再会となりました。