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登別市議会議員 辻󠄀ひろし

市役所本庁舎 次年度は基本計画策定へ

平成29年度決算審査がすべて可決され終了しました。

行政による財政が適正であったか審査するものですが、ちょうど同時期に行政組織内では次年度(平成31年度)予算に向けた内部ヒアリング等が行われる時期と重なります。そのため私の場合は、適正さをチェックすることはもちろんですが、次年度にむけた政策の方向性を確認したり、提案する場としても活用させていただいています。

H29決算審査

各種分野にわたり、全部で15項目の質問をさせていただきました。質疑により、行政方針が示されたり、提案が受け入れられた主な内容は下記の通りです、、、、

●給食センターの老朽化は著しく、建て替えが必要なことは認識している。今後、室蘭市との広域連携による更新整備ができないか検討する。

●市役所本庁舎の建替えの最長期間を2023年度までに建替え完了とする考えに変更はない(市長発言)。次年度は基本計画を策定するための支援業務委託費を予算に盛り込む。

●総合相談支援センターを基幹型相談支援センターに格上げ指定するべく、必要な予算確保にむけて準備を進める。

●健康診査の内、北海道・全国平均よりも受診率が大きく低い検診については、その原因を調査し、検診の実施回数を増やす等、改善に向けて更なる取組みを行っていく。

●赤字路線バスへの補助金の解消に向けて、デマンド運行などコミュニティー交通のあり方についての検討を行う。

●ホッキの空貝処分のための補助金について、今後、ホッキ貝のみならず駆除対象水産業廃棄物全般が対象となるように事業対象の変更を検討していく。

●空家等対策特別措置法に基づく、特定空家の認定を12件行い、11件に行政指導を実施。今後、指導に応じない案件には勧告や命令を行うことも検討される。代執行の可能性はあるが、その執行にあたっては慎重に進めたい。

●市民会館は文化施設としての機能とともに、指定避難所としても重要な施設であることを踏まえ、必要な整備を実施していく。胆振東部地震による大規模停電時に発生した断水はオイルギアポンプの仕組みに問題があり、解消にむけて配線工事を行う準備を進めている。

登別市議会ホームページリニューアル

登別市議会ホームページをリニューアルしました。<リンク>
     開かれた議会を目指す鬼1
開設当時から時間が経過し、スマホ対応やブラウザ対応などが十分ではなかった市議会ホームページですが、昨年より議会だより編集委員会にホームページ検討部会を設けていただき、部会長としてリニューアルの準備を進めてきていました。

予算もつかず、結局はすべて手作りでのホームページとなってしまいましたので、見た目の派手さはありませんが、ご容赦下さい。

従前のホームページと較べて、、、、、
議会スケジュールのカレンダー化/本会議・委員会資料のPDF公開/各議員への直接意見フォームの設置/議員提要の全部公開(申し合わせ事項等含む)など、新たな情報公開と公聴を意識しました。もちろん、これまでどおり政務活動費・議長交際費の領収書/委員会活動計画・報告掲載なども続けています。

試験的な運用段階ですので、まだまだエラーもあるかもしれませんが、もしお気づきの点がございましたらご連絡いただけると幸いです。

ところで、そもそも特段ICTに詳しいわけではない私ですが、以前に職場のホームページリニューアルを担当した経験があったため、比較的スムーズに作業に取り掛かれました。どんなお仕事も経験を積めば、将来に繋がるものですね。

市税収入が増えてきています。

平成28年度の決算が全て可決されました。

この時期に決算?と思う方が殆どだとは思いますが、行政の決算認定は平成30年度の予算編成直前の、この時期になります。決算審査に対して議会が実質的に期待する事の一つとしては、次年度予算編成に向けての動向を把握したり、次年度へ向けての提言などにもなります。

さて、今回の決算審査における私の質疑の中で最も興味深かったのは、議員生活で始めて行政から「景気が少しづつ良くなって来ている」との答えが出て来た事です。

中々実感しづらい方も多い思いますが、実は人口が減少傾向なのにもかかわらず、市税の収入は増えてきており、特に給与所得や法人市民税が増えました。

給与所得や雇用数の増加は平成28年度だけでなく、本年度は更に伸びてきています。

「景気が良い」定義は中々難しいですが、税収入が増えてきているのは、登別市にとって嬉しい事ですね。細かな数値などのご説明は11月の市政報告会みんなの語り場でお話しさせていただきたいと思いますので、ご興味のある方はご来場いただけると幸いです。

           
写真は本日、自衛隊募集相談員として新規入隊希望者の方々と幌別駐屯地からヘリコプターに体験搭乗させていただきました。。。

ことばの教室増設へ

3日間の決算審査を終えました。行政では、前年度(平成27年度)決算がこの時期に行われます。ここでの質疑が、平成28年度の残された事業の進め方や、次年度となる平成29年度の政策展開についても影響することになります。

特に登別市では審議中すべての時間において、市長が必ず出席をしていますので、行政の今後の政策展開に与える影響は大きいかもしれません(期待感も含めてですが)。

私からは総括質疑(決算全体)を含めて15項目の質問を行いました。今後の動向に影響がありそうなものを中心にご報告いたします。

●ことばの教室について
「話し言葉に障害のある子どもに対する、話し方の指導と技術の習得」「言語障害教育」という役割に加え、「早期からの教育相談の充実」という役割が重視されてきています。その点において、保護者等の相談支援に現状の人員配置では対応しきれていないのが現状です。また、小学生は通学している学校の授業を抜けて、幌別小学校まで通ってくる負担感が大きく、今後の改善が必要。
→平成30年を目標に鷲別小学校新校舎にも「ことばの教室」を開設できるよう、北海道に教員配置を要請していく。

●生活保護率について
 「高齢」「母子」「障害」世帯といった国のカテゴリーに合致しない、生活のしづらさ、生活困窮課題をかかえる「その他」世帯の増加率が著しく高いことを指摘。社会福祉士の設置等により、就労支援・相談支援技術が現場で高まっていることを受けて、今後「その他世帯」に対する支援をより手厚くしていく必要があるのではないか。
→国のカテゴリーわけによることなく、その他世帯における個々の課題に独自に目を向けた支援体制の充実を図っていく。

●防衛省の補助金活用について
 平成27年度に約2千万円の防衛省補助金を得て除雪トラックを購入している。平成28年度にはロータリー除雪車購入に防衛省補助金を活用することが内定している。防衛省の補助金活用により、幌別駐屯地自衛隊員方々の任務遂行に必要な環境整備をより充実させるとともに、付帯的には豊かな市民生活への効果もより期待していくべきと考えるが、今後も同様に除雪機械整備や施設整備などを防衛省等へ積極要望していくのか。
→市行政・幌別駐屯地体制強化期成会・議会との連携による要望活動をはじめ、防衛省の補助金活用に必要な活動を引き続き積極的に展開していきたい。

●税収の推移について
 平成21年度比較で市税は約5%の減収、固定資産税に着目すると10%近い減収となっています。これらの要因と、今後のあり方について質疑を行いました。

これらの内容詳細を含め、次回「辻ひろしとみんなの語り場」(11月9日(水)18:30~婦人センター)では、平成27年度決算全般をテーマに開催させていただきます。

登別市議会の政務活動費は、ちょっと高め?

兵庫県議や富山市議の政務調査費不正利用により、議員報酬のあり方について、関心が高まっています。

「第2の報酬」と批判にさらされることの多い政務活動費。この機会に、登別と全国の状況を調べてみました。長文で申し訳ありません。。。。

そもそも政務活動費とは、地方自治法の「議会の議員の調査研究その他の活動に資するため必要な経費の一部として、その議会における会派又は議員に対し、政務活動費を交付することができる。」との定めに応じて支給されています。

「できる。」とあるように、絶対に支給しなければならないものではありませんので、すべての議会で支給されているわけではありません。

登別市では、会派に対して、議員ひとりあたり月2万円支給されていますが、過去に、1名で会派を構成していた際にも、同様の活動費が支給されていますので、実質的には各議員への支給と同様の取り扱いになっています。

ただし、手続き上は会派の経理責任者が管理をし、会派の代表が申請することになっていますので、数名会派であれば、議員個人が勝手に使用することは出来ないようになっています。

ちなみに、会派としての支給に重きをおいている議会では、会派構成人数に乗じた額を基本額に加算する方式をとっているところもあります。その場合、会派人数が多いほど、議員一人当たりの支給額も大きくなります。

全国の傾向として、平成26年の「市議会の活動に関する実態調査(全国市議会議長会)」をみると、調査対象813市のうち、710市(87.3%)で政務活動費が支給されています。

その内、議員一人当たり月額30万円以上支払われている自治体が13市(1.9%)で、その全ての自治体が政令指定都市です。月額20~30万円未満は9市(1.3%)、月額10~20万円未満が49市、5~10万円未満が79市、3~5万円未満が107市、2~3万円未満が173市、1~2万円未満が225市と最も多く、1万円未満が55市となっています。

登別市議会は、前回改選期の平成27年4月から月額1万円から2万円に上がりました。全国調査年とずれが生じるので正確ではありませんが、登別市と同規模自治体267市の内1万円以上2万円未満が114市(47.8%)、2万円以上3万円未満が78市(32.0%)となっています。支給額が5万円以上や10万円以上の自治体もあるものの、登別市は全国中央値よりは少し高めの政務活動費をいただいていることになります。

次に富山市議会さんで問題になっている領収書ですが、一昔前までは領収書の添付をしているだけでも先進地とされたぐらい、不透明なものだったようです。

現在は、813市の内707市で領収書添付となっていますが、2市は一定額以上添付、1市が添付なしのままとなっています。

登別市議会では、領収書添付に加え、すべての領収書をホームページに公開。行政視察・研修会等の場合は前後1か月以内に活動計画書と報告書を議長に提出し、ホームページに公開することとなっています。

その点において、政務活動費に対する登別市議会の透明度は比較的高いと理解しています。一方で、他市においてパソコン購入費の水増し請求などの事例が発生してしまっていることから、「財産」となりえる備品の購入に政務活動費を充ててよいのかについて、登別市議会においても議論していくことが必要です。

最後に、なぜ兵庫県議会さんや富山市議会さんで、このような問題が生じたかを想像すると、おそらく「政治活動費」の捻出が思惑にあったのだろうと思われます。

その思惑にまきこまれた会派会計責任者や、議会事務局の方々には同情もします。不透明さを指摘されることが多い政務活動費ですが、不正利用しても法律による処罰対象にはなりづらい問題もあります。いっそうのこと政務活動費を廃止し、各議員の年収に応じた「減税対象」とすれば、法の下での透明度も高まるかもしれませんね。

※ちなみに、来月10月12日(第二水曜日)の「辻ひろしとみんなの語り場」では、このテーマで意見交換をさせていただきたいと考えています。もし、内容に興味をお持ちいただいた方は、10月12日18:30~登別市婦人センターにご来場ください。ブログでは伝わりづらい詳細についても、お答えさせていただけると思います。
       語り場ビラ