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登別市議会議員 辻󠄀ひろし

北大×道新

来春の統一地方選に向けた北大と北海道新聞社の包括連携協定に基づくシンポジウムに参加をさせていただきました。
       H3011北大シンポジウム<リンク>

道議会の現状や市議会での課題について意見交換をさせていただきました。北大の授業の一環としての開催でしたので、学生の方が多いのかと思っていましたが、一般の方も関心の高いテーマだったようで、予想より多くの方々の前でお話しするのは緊張しました。。。。

登別市議会は道内でも議会改革と呼ばれる仕組みづくりは先進的な議会と言われています。実際、私が初当選した10年以上前から積極的な取組が進められていたおかげで、ワカモノ&ヨソノモの私でも、積極的に議会発言や活動を展開することが出来ました。諸先輩の議会改革が進んでいなければ、これまでの活動実績も十分ではなかったと思います。

一方で、近年は「システム」をつくることを優先しすぎた議会改革も散見されます。システムは、あくまでも議員自身が議会活動で結果を出すための使う道具であり、それ自体が住民福祉を向上させるものではありません。また、目的や課題がない中でのシステムづくりは、時に議会活動に壁をつくり、議員活動を支配する存在にもなり得ます。

統一地方選挙後は改めて、これまでの議会改革によって、どのような実績をつくることが出来たのか、あるいは目的や課題がぼやけている活動はないか、矛盾が生じているシステムはないか、整理をしていく時期にあるのではないでしょうか。

公共建築物に木材利用を考える

北海道庁林務局課長(林野庁より出向)をお招きして公共施設に木造建築を取り入れる可能性について、勉強会を開催しました。

      H3011政経懇話会2      H3011政経懇話会

昭和41年に森林蓄積は18.9億㎡だったのが、平成24年には49億㎡まで大きく増加。戦後の過剰利用のイメージが強いですが、大きく回復した現代においては利用可能な樹齢となった樹木を積極的に活用していく策が求められるようになっています。国も平成22年に公共建築物等木材利用促進法を制定し、公共における木材利用の促進を目指しています。

また、木造=非耐震非防炎という考えは建築・設計技術の進展とともに大きくて変わってきています。鉄骨との組み合わせや、階数により部分的に木造建築を取り入れたり、内装材として活用する方法もあります。

来年度は市役所本庁舎建て替えに向けた基本計画策定が始まります。また、消防本署や消防団詰所など、他の公共施設への導入可能性も十分にあると私は考えています。なによりも、地元事業者を育成する上でも、造建築導入の可能性を模索することは大切なことではないでしょうか。

倫理

今年も、地域福祉の実践に向けた市民研修ともいえる「きずなシンポジウム」が開催されました。



北星学園大学 福祉計画学科 岡田直人教授による基調講演では、共生社会実現に向けた地域づくりについて、防災活動や災害時支援活動をきっかけにしていくことを提起されていました。

また、地域の支え合い活動に携わるきっかけとして、地域に役立ちたいという意思があるが、地域活動を続けていくと次第に、有用感が育まれ、自身の生活を豊かにしていくことにも繋がっていくを知ってもらいたいとご説明されていました。

特にこの二つのご提起には、強く共感するものがあります。私自身、阪神淡路大震災での被災経験、ボランティア経験が社会福祉の道を目指すきっかけてありましたし、市議会議員を務めるモチベーションは社会福祉からのマチづくりを目指しているからに他なりません。

次回の議会質問の一つに地域における防災活動に係わるテーマを検討中でしたので、準備に向けて多いに役立つ研修となりました。

一方で、ご参加された方から「この場に来ていない市議会議員は地域福祉に関心がない」との趣旨による苦言をお聞きしました。言わんとされることはわかりますが、私には、その考え方自体が共生から離れていて、選別的にすら感じてしまいます。

社会福祉をライフワークに議員活動をしていると、経済を主観とした方から社会福祉の倫理(モラル)を否定されることがあり、悔しく悲しい思いをすることが多々あります。同じく、社会福祉を主観とした視点においても、それが時に偏った倫理に陥っていないか、社会(ソーシャル)を見渡せなくなっていないか、私自身が自戒をしなければならないことに気づかされました。

恩師との再会

宮崎市で思いがけない再会がありました。

      H3007原田副市長2      H3007原田副市長


北海道大学院在学中に教授として教えをいただいた、原田賢一郎氏が、現在は宮崎市副市長をお勤めでした。

失礼ながら、一昨年から副市長をお勤めとは存じ上げていなかったところ、来賓のご挨拶に立たれて初めて気が付きました。

登別市にも総務省官僚が参与として起用されていたことがありますが、行政には国の省庁官僚が地方自治体へ出向する仕組みがあります。その数ある省庁の中でも、総務省からの出向者が最も多く、地方自治体にとっては隠れた戦力となっています。原田副市長も総務省出身で、教授時代も国の政策と地方自治の関係性について教えをいただきました。

登別市にも、若手向けに企画した講演に講師としてお越しいただいたことがあります。

大学院での講義で特に印象に残っているのが、これまでの市町村合併の歴史と、平成の大合併の総括に係わる分析です。最近でいえば地方創生などもそうですが、政府による地方自治政策について、ネガティブな印象が強い方は、上意下達で地方の実態を知らないと批判されがちです。

もちろん、多種多様なすべての地方自治体が“使いやすい”政策を提起出来ているとは言えません。しかし、実際には多くの官僚が地方の様々な現場で経験を培い、当地の行政に貢献されるだけでなく、出向を通じて将来の政策立案へと寄与されるための人脈や経験を積まれているのがよくわかります。

原田副市長が講義においてよくお話されていたのが、「国の制度は使いこなすもの」でした。税制や予算における補助金や優遇措置に目がいきがちなことから、国の政策は「従うもの」というイメージが、まだまだ地方自治体には根強いかもしれません。

優遇措置目的に各省庁が示す政策をなぞるのではなく、そもそも登別市の政策「課題」を解決するのに有効なものかどうかの分析と判断は、地方自治体自身が行うものであり、その責任や結果の批判を国に求めるのは、未来思考になり得ないいことを思い出す再会となりました。

都市型ごみ処理施設

西いぶり広域連合議会(西胆振3市3町の議会代表者で構成される議会)での行政視察に参加させていただきました。

視察の主なテーマはごみ処理場施設で、東京都武蔵野クリーンセンターと、岐阜県岡谷市諏訪湖州クリーンセンターを訪問しました。(暑かったです。。。。)
        H3007西いぶり視察1       H3007西いぶり視察2

       H3007西いぶり視察3       H3007西いぶり視察4


武蔵野クリーンセンターは、市役所向いというマチのど真ん中に施設整備されています。一見すると美術館のような外観に、館内もデザイン性の高いものとなっていました。ごみ処理により発生する熱を利用した蒸気タービンで発電し、周辺公共施設への供給等で年間1.5億円の省エネと5千万円の売電効果を得ています。

まさしく都市型廃棄物処理施設の代表各といった印象です。登別市においても、ごみの焼却に伴う熱源を隣接温水プールの熱源として利用していますが、蒸気タービンの低価格化・小型化が進む中、将来の施設更新時には発電施設の整備が効率的かもしれません。

ところで、登別市では、副議長と総務教育委員会委員長が代表者として広域連合議会に所属することになっています。ちょうどタイミングがあったからか、総務教育委員会委員長として2年、副議長として4年間の合計6年間も広域連合議会に所属をさせていただいており、その間、多くのごみ処理施設を視察させていただきました。

登別市は広域連合としてごみ処理施設を整備する予定はありませんが、近い将来にはクリンクルセンター建替えの議論が行われる見込みですので、その際にはこれまでの視察経験を総合的に活かしていきたいと思います。