4日間におよぶ予算審査が終わりました。

とってもザックリいってですが、登別市の新年度予算の特徴はこんな感じです。
●令和3・4年度と財源不足が生じない、「均衡予算」。
●令和3年度決算見込みで約10億円のお金が残ったことで、17.31億円の貯金(財政調整基金等)ができる。
●財政が良好に進んでいるのは、市税収入がそれほど大きく落ち込まなかったことや、国による地方交付金や新型コロナ対策にかかる交付金などの収入が多く入ったことが要因。
●このままいけば令和7年度には20.69億円まで貯金できるが、借金返済などにより、令和10年には今年と同じぐらいの貯金に減る見込み。
結果的に、コロナ禍が行財政には改善に繋がったことになります。これは登別市に限らず、比較的小さな自治体で同様の現象が起きているようです。いずれにせよ、小笠原市政による約15年で紆余曲折しつつも、手堅い財政運営により比較的安定的な状況まできています。正しい市長判断の結果であることはもちろんですが、歴代の財政部局を中心とした行政職員さん達の行政計画の賜物ですね。
今後は、毎年8億円の支出を重ねているごみ処理場の見直し、給食センター建替え、消防行政の低コスト化などが主な課題となってきそうです。さらに、市営住宅の削減と学校統廃合推進を背景に、令和37年度までに公共施設総延べ床面積を40%削減するとしている目標が、すくなくとも人口問題に負の影響が生じてくることについて、政策議論を活発化させていく必要があります。
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