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登別市議会議員 辻󠄀ひろし

第2回全国大学政策フォーラムin登別

            


本フォーラムは、自治体政策等を学ぶ大学生・大学院生が登別温泉に宿泊し、3日間の工程の中で市内見学・調査したり、市職員に直接質問・話し合いをしていただき、「登別らしさ」をテーマに「福祉」「観光」「経済」「自治」「環境」など、ジャンルを問わず政策提言を行っていただくものです。

第1回目の昨年も、それぞれの専門分野を学ぶ学生から、その知識と感性を活かした政策提言が行われました。

学生は、日頃の研究を発表する貴重な機会となりますし、当市にとってもそのアイデアは街づくりに活かすことが出来ます。又、市の新人職員も政策提言を行うことで、新人研修を兼ねています。

私は観光経済部による基調講演への出席と、交流会での司会を務めました。

限られた時間での交流会でしたので、司会をしながら学生と話す機会は少なかったですが、何名かの方とはお話しが出来ました。

学生の方々がもつアイデアや感性は、私にとって刺激になり、特に観光経済の将来についてはご意見もいただくことができました。

政策を話す学生の強く熱い眼差しは“若干”痛く感じました・・・。負けてられません!!


 登別温泉郷土芸能「熊舞の会」の皆様に披露いただきました。









戦没者追悼式

午前中、戦没者追悼式に出席し、謹んで追悼の花を捧げました。あらためて平和の尊さを痛感し、心よりご冥福をお祈りします。併せてご遺族のご多幸とご健康をお祈りいたします。

式に出席し、ご遺族はじめ、出席者の多くは、ご年齢が高いことを改めて感じました。

遺族代表の追悼の辞では、戦没者の方々が父、母、妻、子どもを想い参戦し、亡くなられた悲しみが述べられました。学校教育などで戦争を伝えることはもちろんですが、このような式典に児童・生徒達も出席すれば、戦争を感じてもらう機会になるのではないかと思います。


TEAM GO GO!

昨夜、「TEAM GO GO!」といいう団体が作成した“豪快な号外”を市内で配布している方のお誘いで、伊達市の方宅にドキュメンタリー映画「107+1 ~天国はつくるもの~」のDVDを観に行きました。

皆さん初めてお会いした方々ですが、温かく、落ち着く空気をもった方々で、あつかましくも、すっかりくつろいでしまいました。ありがとうございました。

“豪快な号外”は香川県のNGO団体の元お笑い芸人「てんつくマン」さんが今年の6月~全国の協力者と共に、「30秒で世界を変える」「半径3mを変えたら世界が変わる」と、身近な環境対策・海外支援などをテーマに楽しく、分かりやすく作成された新聞です。

例えば、「近くで作られたものを食べると、CO2減らせて環境にいい!」

★何かを買うとき、これはどこで作られ、どこから来たかを見よう。
遠くから来た野菜は、近くでとれた野菜より輸送時にCO2もたくさん出しているぞ。地産地消という言葉があるように、地元で作ったものをなるべく食べましょう。さらに、自分で食べものを作ると、ゴミもCO2も、もっと削減できるよ。プランターひとつから、家庭菜園始めてみよう!

●食べものが運ばれてきた距離が「フードマイレージ」。例えばアメリカ産のブルーベリー 200gは日本産のものとくらべ、距離の差は 11,686km、CO2排出量にして2.77kg。<豪快な号外より転記>

といった事が書かれています。フードマイレージについては、「適地適作生産の方が環境への影響が少ない」「地価の問題は?」等と反対意見もありますが、否定より肯定的に、まず知ることから始めることは大切だと思います。

又、身近な食を知り、身近な食を食べる「地産地消」の考えにも繋がっています。
 
登別市では学校給食に地元牛乳を提供していますが、その他の海産物等は、衛生面での問題、安定供給の問題etc...のハードルが高く、実現が難しいのが現状です。

それでも、地元食は街への愛着にも繋がるものですので、学校だけなく、保育、家庭へも、是非に推進をしていきたいと考えています。




マイ箸袋や、素敵な版画の写しを戴きました。「乳児の時は肌を離すな 幼児の時は手を離すな 児童の時は目を離すな 少年の時は心を離すな」

第15回 全国若手市議会議員の会研修会2日目

   




先日参加した研修会二日目の内容をお伝えしようとしていたのですが、その後の活動が重なり、延び延びになり申し訳ありませんでした。

二日目は、「次世代の地方議会を考える」と題し、北海道栗山町の事例を受けて、これからの議会のあり方と仕組みを考える。講師は、北海道栗山町議会事務局長、中尾修氏です。その後に、前日のパネルディスカッションと研修を受けて、グループに分かれて、今後の方向性や課題についてディスカッションを行いました。

栗山町で全国で始めて議会条例を策定したこともあり、テレビ等でも多く取上げられていましたので、ご存知の方も多いと思います。栗山町では週70名ぐらいの視察を受け入れており、ちょっとした人気地になっています。

様々な改革をされていますが、中でもおもしろいのが、一般質問での「反問権」です。これは、議員が市に質問をした際に、市から反対に「○○という意味ですか?」「○○の問題については、どう考えた上での質問ですか?」等と、反対に質問が出来るというものです。

これは、議会は“議論”する場であるとの考えのもとで制定されました。議会自由討論が出来るようになると、市も議員も定例会などに向けての緊張感が強くなり、互いにしっかりと準備をすることで不要の議論や馴れ合い議論が無くなることが期待されています。

“反対に聞き返す”という、当たり前の様でも、議会のルールでは当たり前ではないことなんですね。

私も近々、定例会での一般質問を控えていますが、この議会質問はあくまでも「質問」であり、「~~について市の見解を伺います」「~~について市での取り組み状況を伺います」と、すべて質問形式にしなければなりません。「~~をすべきである」「~~に取りくんで下さい」だと要望になり、そこに議論が生まれ、円滑な議事進行が困難になるとされています。

もちろん、一般質問以外でも「要望」を出せる場はありますが、実際は一般質問において多くの議員は「私は○○が必要と考えるが、市はどう考えていますか?」「○○が必要となりますが、市はどのように取り組みますか」等と「要望」を出し、市から返答を受けていいます。かえって分かりづらくなっており、あまりこだわらなくてもいいのでは?と考えてしまったのですが、間違っているのでしょうか・・・

いずれにせよ、議会規則はしっかりと把握した上で質問し、規則内で“うまく”議論が出来ればと思います。





登別地獄まつり

『登別地獄まつり』に参加しました。鬼踊りは覚えやすく、ノリがいいので楽しく汗だくになりました。明日は12時~始まり、9時40分~のファイナル花火大会で締め括られます。


白老町・登別市議会議員研修会

白老町・登別市議会議員研修会に出席しました。

毎年恒例になっていますが、今年は白老町がホストとなり、バイオマス燃料化施設概要の説明、白老町立特別養護老人ホーム寿光園見学、新消防庁舎・防災拠点施設見学を致しました。

<バイオマス燃料化施設について>
クリンクルセンターからの白老町撤退にも関連することですが、今回は交流を主とした研修会でしたので、同施設の概要説明に留めています。

白老町としては、焼却処分した後の残渣(残ったゴミ)を埋め立てる終末処理場が平成23年度で満杯になることもあり、地元企業への投資、環境問題対策としてリサイクル率の向上も図れることから、バイオマス燃料化施設建設を決定したものです。

<町立特別養護老人ホーム寿光園見学について>
居室内様子

既存の施設老朽化が著しく、財政難の中ではありますが、財政好転までの施設維持は困難と判断され、建設に踏み切ったものです。

指定管理者制度(民間に管理を委託する)を利用して町財政への負担を極力押さえてはいますが、施設老朽化と財政難とが合併した問題は、登別市の図書館・本庁舎・各コミュニティー施設等の現状と同様です。

<新消防庁舎と防災拠点施設について>
 
樽前山を直接監視できる対策会議室です。


こちらも既存の消防庁舎が老朽化、耐震性に乏しい現状の中、国が管轄する樽前火山対策防災拠点施設の建設にあたり、白老町が最適と判断されたことに伴い合同型での施設建設が行われました。平成19年10月、平成20年4月と段階的にオープンする前の見学となりました。









意見交換会

   


昨日、総務・教育常任委員会が実施している、市民との意見交換会を傍聴しました。図書館別館建設に関する意見交換会です。

私の所属委員会とは異なりますが、市民にとって関心の高い事柄ですので、皆様のご意見を傍聴させていただきました。ご参加いただいた方々にはお忙しい中、ありがとうございました。

図書建設に関する意見の内容については、新聞報道や委員の先輩議員がブログに掲載されていますので、私からの掲載は控えさせていただきます。

ただ、ある市民から「意見交換会に教育委員会の方が出席していないと具体的な中身が分からない。疑問は直接聞きたい。・・・議員さんに聞いてもわからないだろうから。・・・・」とのお話しがあった点について、いくつか感じたことがあります。

確かに、市の職員が参加すると、その場で様々な疑問をぶつけることが可能ですし、必要だと思います。しかし、各地で行われている多くは「住民説明会」と題され、「意見交換会」ではありません。

なぜかと言うと、市と市民との対話は「市が市民の意見を参考にする」ものであり、そこに市民が「承認」「拒否」をすることには制限があります。つまり、説明・報告という一方的な要素が強く、互いに議論する性質には乏しくなっています。そこで議会は、市民の意見を取りまとめ、議会権限として承認、否決を行うので、市はそれを無視することは出来ません。

もちろん、市民参加が推進される中で、これまでも市は真剣に市民の意見を聞いてきました。これからは、議会への市民参加も推進し、議員が行う政治手法を通じれば、市民の声を市政に反映することが出来ると考えています。

そのために議員は、市の意向をきちんと把握して市民に伝えることはもちろんですが、議員の役割・権限を市民の方々に正確に伝えていく活動も必要になってきていると感じました。

「議員に任せなくても、自分達でやる」「議員に下駄をあずけたんだからまかせる」といった意見は、今の議会活動や信頼への課題を表しているのではないでしょうか。


第15回 全国若手市議会議員の会総会・研修会

20・21日と総会・研修会に参加しました。

非常に簡単ではありますが、いくつか紹介させていただきます。

「次世代の地方政治を考えるフォーラム」講師は福嶋弘彦様 前我孫子市長/石田芳弘様 前犬山市長/竹下譲様 四日市大学総合政策学部教授

●市長・議員の二元代表制を十分に理解した上で議員活
 ミニ国会ではなく、議員同士にある与野党意識は捨て去り、議員相互が議論を重ねた上で一致協力し、市長へ政策提言をすべき。

●地方分権は時代の潮流
 今こそコミュニティーの力を再認識し、法律よりも、まずは地域の環境を最重視した政治を行うべき。

●会議規則に疑問を持つ
 会議規則を理由に議会の不具合・矛盾を放置してはならない。

●政治は“必ずやり遂げる”との迫力をもって取り組む。●国から権限をもらうのではなく、地方自治は自ら勝ち取るものだ。●「国の定め」に強制力があるのは法律・政令であり、指針や事例に強制力はない。●市と議会は車の両輪と言われるが、同じ方向・同じスピードで走る車は時に方向性を誤る。議会はブレーキやハンドルになるべき。etc...

時代の変化と共に、議会に疑問符を打つべき場所が沢山あると感じました。ただし、闇雲に議会を改革するのではなく、今、登別に必要な改革が何かをまず精査することが大切であると思います。

         


「これからの地方選挙を勝つ方法」講師は三浦博史様 選挙プランナー・アスク代表取締役

●選挙中に政策がぶれてはならない
 選挙期間中の世論や雰囲気に左右されて政策を転換することは、信頼感を喪失し、立候補者自身の訴えも希薄となる。

●郷土愛を大切に
 自分や家族が住む街に愛着を持ち、大切に思う心をもつ。

選挙・後援会活動が苦手な私ですが、選挙に裏技は無く、街を大切に思い、政治への信念を貫く志が何よりも大切であると再認識しました。

二日目の内容は、もう少しまとめた後に改めて掲載させていただきます。
研修の詳しい内容や、疑問などがありましたら、是非ご連絡下さい。



全国若手市議会議員の会

明日から二日間、全国若手市議会議員の会全国総会&勉強会(千葉県市川市)に出席します。

ご報告が遅れましたが、5月より全国若手市議会議員の会に所属しております。同会は35歳迄に当選した、45歳迄の市議会議員で構成されています。

党派によらず、地方議員としての相互研鑽、地方自治の発展を目的としています。同会に所属するの者は、皆、若くして議員になっていますので、熱い想い・志をしっかりともっており、同会に参加する時は私自身も時事の問題、地方自治のあり方についてしっかりと勉強しておかないと、議論に参加出来なくなります。

私が議員として志を抱いた根底には、社会福祉・医療向上の手段として考えたことがあります。しかし、議員となれば、登別全域の発展はもちろんのこと、社会全体を捉え、国と地方との結びつき、地方自治のあり方を常に精査しなければなりません。

その点において私は、身近に政治家との結びつきもなく、政治家の秘書やインターシップの経験もありません。同会には、政治家の世界を見据えた上で議員になった方も多く、少なからず焦りを覚えてしまいます。

同会入会の目的は、一に全国の地方自治の現状や時事問題への認識を高めることにありますが、二に政治家としての感性を養う良い機会となっています。


百合

       
      

カサブランカが咲きました。

暑くなる前に少し雨が続いたので純白にはなりませんでしたが、豪華な花には圧倒させられます。


香りがあまりにも強いので、嫌がる方もいますが、街中を歩いていてどこからとも無く香ってくると、ついつい探してしまいます。
                 


9月定例会での議会質問が迫り、テーマはようやく絞られたのですが、調べが進むにつれて、あっちにも、こっちにも資料を読みふけり、頭の中が遭難してしまいました。

少し逃避して摘んだカサブランカに気を静めてもらうと、また色々なアイデアが生まれてきては、資料が増えていきます。

初めての議会質問。質問内容を充実することはもちろんですが、内容の中に自身が今後議員として活動する上での基本的な考え・立場も含めてお伝え出来ればと、試行錯誤しています。

お諮りします

今日、知人と議会で使われる用語の不思議について話しをしました。

いくつか不思議な言葉を紹介します。行政、政治に精通しておられる方には愚にもつかない話ですので、流してください。

「首長」:
よく使われるのは知事や市長を指しています。問題は読み方ですが、「クビチョウ」、訛って「クミチョウ」と呼ばれています。「シュチョウ」と発音すると、首相、市長と紛らわしいので、「クミチョウ」になったそうですが、なぜ市民が日常でつかっている「市長」ではないんでしょうかね?

「理事者」:
実際に市の行政を執行している方達、要は市の職員を指します。大体は要職者に対して用いられることが多い様です。同じように「執行部」とも呼ばれています。

「散会」:
議事録をよくみると「散会の宣告」とあります。言葉だけを聴くと「参会?」とも間違えてしまいそうですが、例えば本会議の当日分は終了し、明日も続く場合などに使われます。

「お諮りします」:
読み方は「オハカリシマス」ですが、意味は「お伺いします」「お聞きます」などになります。なんだが格式高く聞こえますね。

さすがに議会の用語は分かりづらいとのことで、実際の会議のときは「散会」とは言わず、「本日はこれをもって終了します」と話しています。

その他にも、色々と文言(「モンゴン」と読みますが、これも日常では使わないですね。「言葉」です。)を変えて分かりやすくする取り組みが進められています。

議員にとって言葉は大切で、ソーシャルワーカーの仕事も人と話す時の言葉がとても大切です。身振り・手振り・声の強弱・目線・表情etc...常に工夫をして少しでも相手に自分の考えや思いを伝える努力をしています。


・・・あくまでも努力でして、緊張すると直ぐに声が高くなってしまいますが・・・


BON DANCE

                 

今週は、盆踊り三昧です。実は私、盆踊りが踊れず、最初はどきどきしながら参加させていただきましたが、さすがに覚えることが出来ました。気軽に教えていただける方々に感謝です。

盆踊りって最初は照れくさいですが、始めてみると楽しいですね。暫く暑い日が続く中、体を動かしてかく汗には爽快感があります。

参加した町内会は子どもの参加者が多く、可愛らしい浴衣や仮装がみられました。最近、町内会によっては子どもの参加が殆ど無い所もある様で、中止を余儀なくされているそうです。

共働き家庭が多い中で、若い世代が準備に参加出来なかったりと、町内会のイベントが徐々にやりずらくなっているとの声もありました。町内会単位から地区単位へと、盆踊りも段々大きな規模にまとまっていくのでしょうか?

                 


ちなみに、以前オーストラリアにホームステイした際、知っている日本文化を訊くと、「soi souse」「origsmi」に続いて「bon dance!」と言われ、なぜ盆踊りが?と不思議だったことを思い出してのタイトルです。

終戦記念日

今日は六十二回目の終戦記念日です。戦争犠牲者の方々に心よりご冥福をお祈りいたしますと共に、後遺症に在る方々のお見舞い申し上げます。

私が小学校で戦争を“習った”頃、祖母に何度が戦争の体験を聞こうとしたことがあります。しかし、私の祖母は戦争体験を「知らない」「覚えていない」と話そうとしませんでした。

祖母は私をとてもかわいがってくれていましたが、その後に何度聞いても戦争の話しはしてくれませんでした。

当時は不思議に思っていたのですが、私が高校生ぐらいの時に一度だけ「(空襲の時に)あなたのお父さんがいなくなったことがあった。その後、泣きもせず一人で帰ってきた。私はお父さんが死んだかもしれないと不安で、見つかったときも小さな子が平気な振りをしていることに悲しくなった。」と話してくれたことがあります。

当時の私には意味が分からなかったのですが、今思い返してみると、親から子への愛情、子から親への愛情を強く感じます。

祖母は、小さな子どもである私に戦争を伝えることの意味を図りかね、家族の愛情を通じて平和への思いを伝えようとしてくれたのだと思います。

私の年代の多くは、戦争が日本に起こることは想像もつきません。国防・憲法9条etc...と現代の問題は尽きる事がありませんが、平和の大切さを感じる一番の近道は、家族や友人との“きづな”や愛情を知ることかもしれません。




今日は旧盆でもあります。もしかしたら祖父母が来てくれるかもしれないので、精霊馬を用意しておきました・・・



向日葵

あちこちで聞かれる言葉ですが、暑いですね~

蝉時雨がより暑さを感じさせます。

          

去年は気温も雨も足りずに成長しなかった向日葵も、今年はぐんぐんと成長して、この暑さに合わせるように咲きました。

よく、「大阪府出身なら暑さは平気じゃないの?」と聞かれますが、北海道の冬の過ごし方に似たように、大阪ではどこに行ってもクーラーがありましたので、日常を過ごすのに暑さを感じる場所は少なかったです。

冷暖房の整った環境で育つと、すっかりバテやすい体質になってしまいました。

我が家では「COOL BIZだ」と言って、シャツ一枚のだらしない格好で過ごしています。自宅に訪問いただいた際は、申し訳ありませんが、出てくるまで少し長めにお待ちいただいてます・・・・


          


環境省では「チーム・マイナス6%」プロジェクトを実施しており、COOL BIZが大きく取上げられるようになりました。HPでは、“冷房設定温度を例年より高くしたことによる平成18年度の二酸化炭素削減量は、推計で約114万トン(約250万世帯の1ヶ月分のCO2排出量に相当)”と記載されています。

文明の利器を手放すのは苦しいですが、冷房を必要以上にガンガンつけて暑さ(自然)と戦うのではなく、自然と共存した生活スタイルを新たにつくりあげていくことも、環境問題への対策になっています。





“がまん”の4年間

市の総務部より「中期財財政見通し」に関して説明がありました。市のHPにも資料が掲載されています。

既に新聞報道などで詳しい内容はご覧になっている方も多いと思います。市から提出された資料を基に、皆様からのご指導もいただき、今後の見通しを私なりに判断して参りたいと思います。

全体的な印象になりますが、私が気になるのは「削減」が大きな軸になっている点です。

職員の給与削減、職員数の削減についても、一律の削減は必要以上の削減に繋がり、職員の質やモチベーションの低下にも繋がってしまうのではないでしょうか。

努力や結果を出した職員は正当な評価を得るべきですし、積極的な業務改善の姿勢も生まれてくると思います。

業務の必要なもの、不必要なものを判断・整理するために市では「事務事業評価」制度を取り入れ、年度毎の取りまとめと、自治推進委員会による外部評価も行われています。

今後は更に、職員・市民個々が「もったいない」と感じたことを日々集約し、事細かな改善・削減にも取り組めるようなシステムを考慮していく必要があります。

皆様が日常で感じられた無駄についても、是非ご意見をください。

市はこの4年間を「財政健全化期間」と位置づけ、“がまん”の4年間になると説明されていました。財政が“がまん”している間、議員が実現可能な提言・立案していくことは困難が予想されます。

議員には、より具体的で必要度の高い提言力が求められることになりそうです・・・



住民主権

韓国の地方自治について、全北大学法学部の鄭在吉(チョンチェキル)教授の講演会内容をまとめました。

韓国での地方行政区画は特別市(ソウル・1)・広域市(6)・道(8)・特別自治道(1)にわかれ、更に区・市・郡、日本での町や村・自治会レベルまで細分化されています。
ソウルの人口密度は東京より高く、13,500人/km²(面積621km²、人口840万人)と比べ、ソウルは17,000人/km²(面積621km²、人口1,028万人)です。<引用>


<韓国>
●選挙管理委員会は憲法機関で、局長は裁判官
 賄賂等の選挙違反が多く、7年前の選挙では約20%の議員が違反をしている。

●選挙は公営
 選挙管理委員会がポスター貼りなどを行う。

●議員数は日本にくらべ少ない
 市、郡、区の地方議員は2888人。

●立候補時の届出内容について
 学歴(職歴)の他に徴兵歴・資産も公開され、虚偽があると当選無効となる。

●女性議員数が少ない。

●以前は無報酬制
 2006年までは議員報酬が支給されなかった。現在の議員報酬は、平均16万円程度。

●地方議員は名誉職の意識が強い
 「先生」と呼ばれ、住民からもてなしを受ける存在として扱われがち。


<日本の地方自治について>
「地方分権」は行政主体、中央からの目線でみた言葉である。地方交付税なども元々は住民の税金であり、正しくは「住民主権」と呼ぶべきである。


<政治家の5つの条件>
Cool Head/Warm Heart/Clean Hand/Speed Foot/International Snese

「天才は天から才能を与えられるが、才能があっても行動・実現には人々の力・助け合いが必要。人は育てる、人はつくられる。自分のために、あなたのために、熱い心と感謝の心をもって取り組むこと」を大切にしなさいと教えていただきました。

「出会いは歴史の始まり 別れは再会の約束 再会は最快」
熱い心とユーモア、ロマンのある方でした。

紫陽花

暑い上に、暫くすっきりしない天気が続いています。

気分も沈みがちですが、街を歩いていると、いたる所で紫陽花が咲いていました。紫陽花をみると悲しい気分になるという方もいますが、雨が降る日の紫陽花には悲しくも美しい風情を感じさせるものがあるからでしょうか。

雨が多い街に紫陽花も多いのは、そんな風情を楽しむ文化が日本には根付いるからでしょう。

調べてみると紫陽花の花言葉は「移り気なこころ」だけでなく、「一家団欒」「家族の結びつき」もありました。花が寄せ合う様は、確かに“家族”を感じさせるものがありますね。

市内の多くでは満開ですし、中登別町の洞爺湖登別線・桜並木には登別ライオンズクラブが植樹された「アジサイロード」があり、これからが咲き始めですので、来週頃が見ごろだと思います。

今日は、市の職員の方と防災状況に関してのお話しをしました。突然でしたが、備蓄庫も見学をさせていただき、今後更に詳しい状況や取り組みを確認していきたいと考えています。

登別市は地震・津波被害が比較的少ない地域ですが、平成17年の年間降水量は1812?で、道内1となっており、水害対策が重要な地域となっています。

災害時における最善の対策資源は、やはり近隣同士の助け合いになります。市の担当者は町内会を中心に、災害対策の周知活動も行っており、市民相互の災害対策意識の大切さを伝えています。




鄭在吉教授講演

今日は、室蘭市議会・青山議員後援会主催の講演に出席しました。

講演講師は、韓国の全北大学法学部の鄭在吉(チョンチェキル)教授です。地方自治が専門の教授です。日本国内でも北海道大学を始め、多くの大学で客員教授、非常勤講師を勤められています。

以前に、鄭在吉教授が日本と韓国の地方自治制度の比較研究をされていると伺っていました。今回、青山議員が招かれたことを聞き、無理を承知で出席をお願いした次第です。

韓国では日本の地方自治制度が基となっており、制度が確立されてから10年程度と歴史が浅いことからも、日本の地方自治制度の研究が活発に行われています。

私自身も議員として隣国の情勢を把握しておきたいですし、国内でも地方自治の改革が試行錯誤されています。日本の地方自治制度の課題点についてヒントを得る、絶好の機会となりました。

不勉強な点もありますので、講演内容は後日改めて掲載させていただきます。

           
     
日本の韓流ブームはそのまま日韓交流の橋渡しとなり、ここ登別温泉への韓国人旅行者は2000年の5,831人 から2006年には45,866人と爆発的な増加推移を辿っています。

戦争問題が再認識される8月ですが、改めて日韓の歴史を振り返った上で、将来へ前向きな日韓交流がすすめられることを願っています。

明日は長崎市原爆の日です。投下時刻である11時2分、サイレンが吹鳴されますので、黙とうをお願い致します。

ジョブガイドのぼりべつ

平成19年7月17日からオープンした、アーニス2階・地域職業相談室「ジョブガイドのぼりべつ」をみてきました。

所属委員会である生活・福祉委員会の所管外ではありますが、社会福祉に安定した職の確保は重要ですので、是非とお願いをさせていただきました。わざわざ市の担当者の方も立ち会ってくださり、貴重なご意見も伺うことが出来ました。

詳しい機能は市のHPや広報にも掲載されていますので、一度ご覧になってはいかがでしょうか。

今回、市内に設置された大きな利点は、特に幌別・登別地区の方々にとって、職業相談が身近になったことです。市職員にとっても、毎週室蘭市まで求職データを受け取り、本庁に設置する時間が省かれましたので、いち早く情報を提供出来る様になりました。

オープンからの利用者は578人で、やはりニーズは高かった様です。又、白老町(苫小牧管轄)の方も、登別市内へ職を求めて利用されています。

職業相談業務は本来、北海道労働局の所管ですが、これまで“市”である登別でも国の財政難を理由に設置がかないませんでした。今回、市との共同事業にすることで、国の財政負担を抑え、実現しました。

本来労働局所管ですので、職員2名(3名交代制)が常駐し、相談業務等の基本的運営は労働局が行います。

市では、事業開始にあたる基本的改築費と、これまで地域情報センターとして利用していた際と同程度の家賃・光熱費に加え、臨時職員1人コスト(2名交代制)等を負担することになります。

市職員の主な役割は、相談内容によっては市担当部署へ繋げたり、反対に市からの連絡を事前に受けることで、求職相談を円滑に繋げる等のサポート役になります。

常駐している臨時職員の方々は新規採用ではなく、これまでも年金担当等、相談業務の多い部署に携わってこられていますので、十分に期待された役割を担える方々です。

       

              


生活保護世帯や障がい者にとって、室蘭市までの求職活動は思いのほか大変で、意欲のある方でも途中で挫折してしまうケースに私は何度か携わったことがあります。

その点でも、就労支援活動の幅が広がったことは嬉しく感じています。又、本庁と近い場所に職業相談室が設置されたことで、生活相談者に市職員が付き添って職業相談に行くことも不可能ではなくなったと思います。

市の方針は別とした考えですが、生活保護世帯が増加傾向の中、適切な生活保護世帯数を保つためには、保護費支給の有無を判断するだけでなく、生活相談者と共に行動する、より懇切丁寧な活動も必要になってきています。







8:15

1945年8月6日午前8時15分、広島市に原子爆弾が投下されました。登別市内でも同時刻にサイレンが吹鳴されました。原爆死没者・戦争犠牲者の方々に心よりご冥福をお祈りいたしますと共に、後遺症に在る方々のお見舞い申し上げます。

広島市へは、小学校の修学旅行で平和記念資料館を訪ねたことがあります。その後、大学生時にも旅行で訪ねました。

私の世代にとって、平和記念資料館は被爆時の様子をもっとも生々しく伝える場ですが、同館を訪ねる以前から、原爆の恐ろしさを私に訴えてきたものは授業ではなく、「はだしのゲン」でした。

初めて同作品を呼んだときは吐気で読み進めることが出来ませんでした。

その後、何度か読み返し、資料館を2度訪ねると、その年齢時々に感じることが異なり、少しづつ私の戦争観を得てきました。これからも、人生での経験を経て、戦争を理解していくのだと思います。

私は、戦争に対する知識や、正確な事実を追求することよりも先に、嫌悪感や苦しみ・悲しみを感じることが大切だと考えています。

原爆の子の像での折鶴放火や、原爆被害者への心無い発言などは、戦争被害者の悲しみを感じることが出来なかった方々だと思います。

また一方では、それらを個々人の思惑の中で利用する方もおり、改めて、そこにある悲しみを確かめ、伝える機会が少なくなってきていることに危機感を覚えます。

知識や事実は必要ですが、大切なのは、感じる“こころ”ではないでしょうか。


夏祭り

             


夏休み真っ只中、市内で町内会や介護老人保健施設グリーンコート三愛でのお祭りが開かれていました。

 

           

                        


大きなお祭りではありませんが、地域住民やボランティアの方達により支えられた祭りです。おもちゃ等の値段も安く、子ども達が限られたお小遣いの中でやりくりしながら楽しんでいました。

子ども達を見ていると、自分が子どもだった頃のことを思い出ますね。まさしくギリギリの天気の中、運営者の方々はお疲れ様でした。

さて、お祭りで文化協会会長の小林さんとお話をさせていただく機会がありました。市内の文化継承・文化発展に市議会議員としての役割は何かを教授いただきありがとうございました。

「文化活動を知識だけで理解するのではなく、感性・イマジネーションで理解をして欲しい」とのお言葉、大切にします。

文化協会会長の小林さんは、HPで「時節一言」http://www2.plala.or.jp/n-bunkyo/index.htmlを連載されています。

身近な生活にある、当たり前(だった?)の文化が綴られた言葉には、考えさせれるものがあります。

私は地方自治の将来には、「ゆるやかな相互扶助社会」をもう一度作り上げていくことが必要だと考えています。相互扶助社会の中には文化があり、文化を通じて保たれていた歴史があります。

文化が発展するところ、街が発展するといいますが、文化活動にも高齢化が進む中、文化活動=市民活動にするのではなく、市民・行政・政治が一丸となり、“守る”活動も必要になってきています。

ザ・ウィンザーホテル洞爺

                 
 

先日、話題のホテルでの会議に出席してきました。

その際、同ホテルの方と少しお話をさせていただきましたが、サミット決定に伴い、日帰りの利用者がとても増えたそうです。

私はサミット決定前にも一度だけ食事をしたことがありますが、確かにその時と比べてフロント階の人が多い様に感じました。

ホテル内・周辺では日帰りでも食事が出来ますし、ケーキやパン等、持ち帰ることも出来ます。8月1日からは遊覧用にゴンドラも利用できるようになりました。話題の雰囲気を見てみるのも良いですね。

                 


「サミットに向けて登別市での取り組みは?」登別市内各所でもいろいろな思案があるようです。特に、観光の起爆剤にとの声が多く訊かれます。

確かに一時期のイベントとして考えれば、観光収益の増加は十分に期待出来ると思いますが、数年単位での継続的な観光客増が見込めるのでしょうか?

サミット開催に伴う道・近隣市町村のリスクを考えると、一時期の観光収益だけのサミットで終わらせるのは何とももったいない話しです。

隣の室蘭市では環境をテーマにしたサミットに同調し、以前から取り組まれていた水素エネルギーの更なる実用化が進められていると訊いています。

登別市ではリピーターの確保など、観光を主体とした取り組みが軸にはなりますが、観光産業以外にも視野を拡げ、地元に定着するような取り組みの検討も必要です。

市内ですでに取り組まれている方もいると思いますので、観光産業も含め、もしご存知の方がいらっしゃいましたらご教授ください。

市民農園






茨城県土浦市議会より行政視察に来られました。テーマは「市民農園」です。

市民農園は毎年4月頃に募集を行い、市民に農園を7千円/年で貸し出すものです。場所は札内町で、近隣の農家の方に基本的管理は委託し、貸し出された土地は各々が肥料やビニールかけ等、工夫して好きな作物を作られています。

利用者は60代~の方が中心ですが、特に年齢制限はなく、30代の方も親子のふれあいや、教育の一環として土地を借りられています。

車でないと、なかなか行ける場所ではありませんが、クリンクルセンターより無償で肥料も提供されていますし、募集区画よりも利用者が少ないので、興味のある方は来年度ご利用されてはいかがでしょうか?

土浦市では、団塊世代の大量退職を見込んで、滞在型農地提供施設を検討されているそうです。東京等の大都市が近隣にあり、定年後の趣味としての需要を狙ったものです。

団塊世代をターゲットにしたビジネスは各地で展開されていますが、それは行政とて同じことのようです。

私の周囲の先輩は、60歳を迎えようとも、現在の仕事を続けたり、更なる転職を求める方が多いです。

定年後は趣味を。定年後は地域でのボランティアを。定年後は職場を変わって。。。色々な人生設計をお持ちですが、少なくとも定年がリタイアといわれた時代からは大分、様変わりしています。




次世代育成支援行動計画

岡山県笠岡市の議員が行政視察に来られました。視察の主な目的は「次世代育成支援行動計画」についてです。

ずいぶんと小難しい名称ですが、少子化に歯止めがかからない状況に対し、国が定めた「次世代育成支援対策推進法」を根拠に、登別市が地域性に合わせて立てた計画です。

この計画をみると、市の少子化対策に対する方針だけでなく、子育て全般に関する考えが分かりやすくまとまっています。自身の議員活動も、このような計画を根拠に市と話しあっていくことになりますので、決して机上の計画で終わるものではありません。

私が特に注目しているのは「子育ては親に第一義的責任があります」と記載されている点です。昨今、「親学」や「モンスターペアレンツ」といった話題が多くなっていますが、本計画は親に責任と義務を求めることで、権利を保障する内容になっています。

核家族化や地域との結びつきが弱まった時代だからこそ、改めて親の責任を問う記載が必要になったのだと思います。

しかし、中には「親の人格がかけている」「非常識」との表現が先行した報道もあります。私は、そのような親の中に、適切な子育てを知る術が分からず、子どもへの愛情だけが先行してしまった方もいるのではないかと感じています。

それらを批判の対象とするのではなく、共働きや核家族という環境に合わせて、社会も必要な支援をしていくべきだと思います。「親学」は、ただ親の援助だけを目的にしたものではなく、親を教育・指導するニュアンスも含まれており、私は是非推進をしていきたいと考えています。