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登別市議会議員 辻󠄀ひろし

議会改革(委員会ありかた)

今日は、委員会ありかたに関する小委員会に出席しました。

予算・決算に関する委員会について、これまでは予算・決算について審議する時はその都度「予算(決算)審査特別委員会」を立ち上げて、その委員会で審議をしていました。審議が終わると、都度解散です。

しかし、予算も決算も毎年同じ時期に必ず審議されることですので、これを「常任委員会」にして、予算から決算まで一連して審議が出来るようにしてはどうかと話し合いました。

結果として、?予算決算審査委員会を常任委員会化する?任期を4年間とする?委員は議長を除く全議員とする
などが決まりました。他にも、情報開示(公聴広報)に関する委員会を立ち上げることも提案されています。

情報開示にあり方については議論を深める必要がありますが、議会フォーラムの実施や、議会モニター制度の検討などを行っていく予定です。




   


ところで先日、ふぉれすと鉱山での「もりのようちえん」に参加しましたが、いたるところに「秋」がありました。でも、木の実や葉っぱがたくさん落ちて、秋ももうすぐ終わりですね。良い気分転換になりましたが、久しぶりに体を動かし、すっかり体がなまっていることに気づきました。

ちなみに、現在ボランティアによる建設中のツリーハウスが来月早々に完成予定です。ツリーハウス・広場の名前を募集中とのことです。申込書はふぉれすと鉱山にありますので、ご参加してみてはいかがでしょうか?

私は「どんぐり かふぇ」で応募してみました・・・




明日から四日間の日程で佐賀県/吉野ヶ里町・唐津市・伊万里市・嬉野市・鹿島市・長崎市への会派視察です。少しでも多くの視察が出来るよう、全工程レンタカーでの移動です。安全運転で行ってまいります。

民間登用

10月30日~11月2日まで、佐賀県を中心に会派視察に行く予定です。私は「病後児保育」について、特に聞いて参ります。

ところで今日、視察の打ち合わせで旅行会社の方とお話しをしたときに、全国の観光地の現状について色々とご教授いただきました。

その中で、お隣、白老町で実施している「戦略的観光振興推進プロジェクト」について具体的にお聞きすることが出来ました。これは、観光資源プロデュースを目的に、旅行会社が社員を庁舎内に派遣、常駐する事業です。

結果として、食資源を使った観光事業も好評に進んでいます。これは旅行会社からの出向ですので、正確には民間登用ではありませんが、現場員・専門員を行政が活用している実例です。

道内では、最近、函館市で貿易振興を担当する任期付き職員2人を民間登用しました。今後も積極的に民間登用をすすめることを行財政改革に掲げています。

専門職が行政機関内に採用されれば、即戦力になることはもちろんですが市職員全体の能力開発にもつながります。

行政サービスは複雑、高度化していることに加え、職員の削減が質の削減にならないようにするには、民間登用を検討していくことが必要と私は考えています。

国政レベルでは多くの分野で民間登用が行われていますが、地方自治においても民間登用の可能性をもてないのか、今後他市町村の動向を調べようと思います。


幌別ダム

 先日、市民の方から「幌別ダムって登別市にとって得なことってあるの?」と、直球のご質問をいただきました。
    
        


さっそく、“北海道企業局 室蘭地区工業用水道管理事務所”を訪ねて、事業概要や設備などを教えていただきました。「登別市に得なことってありますか?」とは聞きづらかったのですが、所長自ら長時間にわたり丁寧に解説くださいました。ありがとうございます。

供給量や配管地図、各設備などを具体的に知ることで、私が普段気にしていなかったところを改めて見直す機会となりました。

詳しい開発経緯や事業内容は北海道企業局HPにのっていますので、そちらもご参照下さい。


以下は簡単にまとめました。

1.開発経緯
 昭和30年代、室蘭特定工業地帯の発展にともない、工業用水の確保が課題となるが、自然水による水源確保は困難として、国の助成を受け、北海道企業局が企業主体となった幌別ダム建設案が浮上。昭和36年から本格調査開始、昭和42年に幌別ダム建設・排水管路布設工事を終了し、工業用水供給が開始される。


2.供給率
 室蘭市内の8業者に販売供給。11.5万㎥の供給能力の内、102,770㎥(89.4%)が供給されています。
 給水料金は18.0円/㎥です。


3.登別市へのメリット
?市町村交付金
 北海道企業局監査資料では、「市町村交付金」として、平成18年度は12,368,800円、当市に交付されていました。登別市内に管路が布設されていますので、その埋設地代が交付金にあたると私は理解しました(正式な目的とは異なるかもしれませんが)。

 
?水害対策
 登別市の降雨の特性として、短時間で一気に雨が降ることが多い。総雨量は許容範囲でも、一気に水が流れることで、幌別川を増水させる水害が頻発していました。

 幌別ダム建設後、豪雨が降ってもダムで一端せき止め、一定時間をかけて放流することで洪水災害が防止されています。幌別ダムの貯水余裕高は90cm(一般的には45cm)。
 本来は工業用水道事業を目的とした利水ダムですが、結果として防災ダムとしての機能を果たしており、当市における最も大きなメリットと思われます。


工業用水ダムですが、時代の移り変わりとともに利水だけでなく、環境への配慮も重要視されるようになっています。例えば、建設済みの防砂施設の一部を取り壊して、当市の魚道建設に協力したり、ダム下のウグイが酸欠・凍結しない配慮をしたりといった取組みも紹介されました。

        


市民からのご質問を受けての視察でしたが、私自身も良い勉強になりました。経験が浅い中、皆様からご指導に支えられていることに感謝します。

ちなみに、幌別ダム管理事務所からの貯水池、紅葉の山はとても綺麗です。普段は関係者以外立ち入り禁止ですが、同じく紅葉がみれるスポットはないか、今度探してみようと思います。

キッズニュース

今日のNHK室蘭の番組で「キミが主役だ!NHK放送体験クラブ」が放送されました。

内容は“キッズニュース”と題して、小学校児童が自作したニュースを放送するものです。登別市でも若草小学校児童が製作したものが2クラス放送されました。

五分程度の内容ですが、ふぉれすと鉱山での水生生物調査や、樹木調査を通じて酸素排出量算定の方法を紹介していたりと、本格的です。

登別市で、しかも小学校児童がTVで紹介されていると嬉しいですね。特に水生生物調査では、市内の自然・社会教育施設を活用した教育活動の一端をみることが出来、勉強になりました。


   


ところで、今日出勤途中に登別大橋を通ると、紅葉が見ごろになっていました。いつもは車で通過するだけですが、たまにはと車を止めてみると山全体が見渡せて、より綺麗でした。お時間あるかたはお出かけになってみてはいかがでしょうか?

観光客の方にお話しを伺うと、登別大橋は紅葉の名所なので是非来たかったと感激されていました。

ただ、歩道を歩いてみると分かるのですが、車が猛スピードで通ると橋が結構揺れて怖いと言われていました。スピード超過はどこでもだめですが、橋を通るときには、少し気遣って通るようにしようと思います。

議会改革の「委員会のあり方」に関する小委員会が今日開催されました。

色々なテーマがある中、「委員会の開会時刻」を「原則午前中開会」にする会議規則の提案がされました。

今の開会時間について、会議規則には何も取り決めがされていませんが、“慣例”として殆どが午後1時からの開会になっています。

私含め、新人議員は「そもそも時間は午前でも午後でも議案やその他の都合に応じて柔軟に開会すればいいのではないか?」と考えたのですが、慣例を変えるには規則に「原則午前」と記載しなければ結局は変わらないとの意見もありました。

私は原則午前を明記すると新たな慣習が生まれる可能性があると考え、「委員会開会にあたり時刻曜日の制限は設けない(設けてはならない)」との禁止事項をつくってはどうかとの提案をしました。

結果としては、「慣習への意識を多きく変える必要がある」こと、「会議規則は時代に応じて変えていくことが出来ること」などから、「原則午前開会」との会議規則をたてる方向性となりました。

この件に関しては、「慣習」がどの程度根強いものなのか新人議員には理解しづらい面もあり、最終的には先輩議員、議会事務局の意見に賛同いたしました。

その他にも特別委員会(予算決算審査特別委員会、議会だより特別委員会)を常任委員会化することについても次回へ続いて論議される予定です。

これまでの委員会に関する法が改正されたことがきっかけですが、まずは常任委員会と特別委員会の権限の違いを較べて必要性を議論できればと思います。

ところで、そもそも「委員会」とは何なのかをお知らせしていませんでした。もし、ご意見ありましたら直ぐにご説明しますのでご連絡ください。今後のブログでも紹介させていただきます。




学芸会

    


登別小学校学芸会に出席しました。

劇や音楽などですが、音楽も「歓びの歌」など、本格的な曲目でした。
劇はかわいらしく、その仕草にメロメロになり、最初から最後まで観ていたら、PTAバザーのケーキを買い損ねてしまいました。。。

教員の方からのお話ですが、登別地区では、小・中学校の児童生徒数は年4%程度の推移で減少しているそうです。学芸会でも私が数えたところでは1学年40人に満たない学年もありました。

おそらく児童生徒数全体が減少しているのだとは思いますが、市内でも地区により偏りが大きくなっているのか、今後調査しておきたいと思います。

特に、年度によってクラス編成が1クラスになるか2クラスになるか、微妙な人数(43~48ぐらい?)で推移すると、教員の人員配置が不安定になったり、教育課程を柔軟に組みなおさなくてはならなかったりと、現場での調整にご苦労があるように感じました。

ところで、小学生は6年制ゆえに、学年ごとに体つきや仕草の成長がはっきりと見えました。特に5年生くらいから体格ががらっと変わる“印象”がありました。

丁度、各報道機関から、教育再生会議で小中学校「6・3年」制→小学中学「4・3年」「5・4年」制度に改める素案要旨が発表されたとの報道がありました。

詳しい内容はまだ分かりませんが、今日の学芸会をみていると確かに体格の境目はあるように感じました。一方、精神面・教育過程の組み立てを考えると「4・3年」制が適するのかは心配です。

校舎はどうするのか、中学校受験者の低年齢化に問題がないのか、単純な疑問もあります。これから教育再生会議で改革「案」として議論される内容ですから、今心配することではないかもしれませんが。

子どもの発育や社会環境の変化とともに教育改革が必要になっていますが、少なくとも今日のように児童、教員、親の顔が見渡せる学校を続けていくことも大切なように感じます。

654

今日から北海道の最低賃金が654円となります。

全国の最低賃金最高が東京都739円、最低が秋田県・沖縄県の618円、全国平均は687円です。

最低賃金制度について調べてみると各国に同類の制度は多く、各国の産業、労働に対する捉え方、歴史的背景によって適用範囲が異なります。比較すると「お国柄」が見えてくるもんだと、関心しました。

日本の最低賃金法の是非は国会でも色々と議論されていますが、先日、市内のコンビニエンスストア経営者の方とも最低賃金についてお話をする機会がありました。

そのコンビニでは、就労経験の浅い方は最低賃金から雇うそうですが、近年、アルバイト希望者が急激に減っているそうです。夜勤にいたっては、殆ど経営者自身が勤務されています。

以前(7,8年前ぐらい?)までは、その気軽さもあって夜は学生のアルバイト・昼は既婚女性のパートタイマー希望者が多かったそうですが、最近は他の職種へのアルバイト希望が多いこと、学生が減っていることなどを理由に希望者が激減したそうです。

又、調査したわけではありませんが、既婚女性はパート先を探す際に、「人生経験を豊富出来るのか」、「“キャリア”につながるのか」などを条件に職種を選ぶ傾向があると感じています。

最低賃金の引き上げは事業者へ負担をかけ、雇用者数の減少に繋がるとの意見がありますが、そのコンビニ経営者は、最低賃金があがってアルバイト希望者が増えるなら構わないと話していました。

ハローワークによると、常勤雇用を希望した就職は(特に年齢制限が)厳しい状況が続いているそうですが、若年アルバイト・既婚女性パートタイマーを求める事業者は他にも多いようです。




ところで、昨日あたりから市内あちこちで雪虫が多くなってきました。雪虫の写真を撮ろうと思いましたが、小さすぎて撮れませんでした。

そろそろタイヤ交換の時期を見極めなくてはいけない時期ですね。。。。




登別消費生活展

決算審査特別委員会が昨日で終わりました。全体を通じての反省として、収支に関して具体的な数字を挙げての審査が十分に出来ませんでした。技量不足を痛感しましたが、事業評価の観点では、これまでの質問に加え、最終日は指定管理者に関する事業について、いくつかの質問・意見を述べました。

今後は、まず監査資料を参考にしながら収支の仕組みをより理解したいと思います。

同僚議員は11月に泊りがけで地方財政に関する研修を受講する予定です。会派の同僚数名で行くそうで、少し、うらやましいです。帰ってきたら資料含め、指導をお願いしようと企んでいます・・・

ところで、今日・明日と登別消費生活展が市民会館で開かれています。
   
    

水道部からは、水道水とミネラルウォーターのきき水、浄水施設のしくみなどが紹介されています。

その他、牛乳パックをつかった再生紙ハガキ&絵葉書づくりなどの体験もしました。

       

  
布の絵本づくりをされているボランティア団体も販売・紹介をしていました。色々とお話を聞く中で、絵本以外にもレクリエーションに使用出来る布の教材をつくって、学校などに提供されていることを知りました。

布で出来た「魚釣り」などは高齢者施設でのレクリエーションにも活用が出来そうです。福祉施設などと市民がボランティア活動を通じて繋がることは、障害や高齢の方々の相互理解にもつながり、(これまでと)今後の社会福祉には欠かせない要素だと思います。

          


消費生活展は明日の16時まで開かれています。市民会館では、文化協会写真部の写真展や、市民憲章推進協会の花壇コンクール写真展も開かれています。

お時間ある方は1時間程度で十分まわれますので、お訪ねください。

決算審査特別委員会2日目

決算審査特別委員会2日目は民生費について質問しました。

「老人クラブ補助金」

 市内の老人クラブでは重複登録が認められているのか。又、可能な場合の補助金算定の公平性は保たれているのかお聞かせ下さい。
 老人クラブの登録がされているものの、地区によって実際には実働会員の減少により殆ど活動していないクラブもある様です。補助金支出後の活動実績の把握はどのようにされているのかを質問。

活動目的・内容・登録者数・活動日数・収支状況の確認・実参加者数の把握・公共施設の利用状況の確認及び、団体責任者とのヒアリングを実施すべきではないかと、私は考えています。

市職員からは、「重複登録は可能。登録人数に応じた補助金算定をしており、公平性に欠ける点もある。収支報告書が提出された上で、補助金額を決定をしているが、前年度支出が少なかった場合に補助金額を減額するなどの柔軟な補助金算定はしていない。今後、補助金額算定にあたりチェック体制を見直すようにする。」との答弁でした。





「家庭児童相談室・母子自立支援員経費」

相談件数が増加傾向にあるが、担当部局で分析されている増加背景について質問。又、父子家庭・「ひとり親家庭」への相談事例はあるのか質問。

市職員からは、「離婚率増加に伴い、相談件数も増加していると分析している。母子自立支援員については、母子寡婦福祉法を法的根拠とした事業なので父子家庭は対象にしていないが、家庭児童相談室への父子家庭からの相談は4件あった。」との答弁でした。


離婚率の増加は当然父子家庭の増加でもあり、法的根拠に縛られた事業以外は「母子」との表現で限定的にするのではなく、名称を「ひとり親」に改め、対象枠を広げた事業展開するよう提案しています。




「生活保護扶助費」

相談件数が増加しているにも関わらず申請件数は変わらず、保護率も下がっています。これは、生活保護基準に満たない相談者が増加していることが原因と理解していますが、仮に不適切な相談者数が増えればその分業務負担が大きくなり、自立支援業務に支障が出ることを危惧しています。

現況として、不適切な相談者が多いのか、あるいは相談業務時点で他法他施策が適切に紹介されているからなのか、行政の分析内容について質問

市職員からは「将来に対する不安が強く、現在保護が必要でなくても相談にくる方が多くなっている」との答弁でした。


今のところ社会情勢の大きな変化はなく、急激に生活困窮者が増える可能性は低いですが、今後高齢者数の増加に伴い無年金者の保護率が高まる可能性があると私は考えています。

付随して、相談支援業務の増加が予想されることから、今から相談支援業務を適材適所で住み分ける様、見直す必要があると思われます。例えば、他の行政部局からの紹介による相談者数を把握し、生活保護担当部局が相談受理したことが適切だったかどうかの評価を行うことを提案しています。

又、保護廃止理由の大半が「死亡・失踪」であり、「就労収入増・就労収入以外の収入増」を増やす取組みが必要です。今後の保護率の安定を図るためには相談支援業務の強化だけでなく、「自立支援活動」の強化を図ることを求めました。

市職員からは「ハローワークに担当者が一緒に行くなどの自立支援を行っている。今後も懇切丁寧、親身な支援業務の強化に努めたい」との答弁でした。


厚生労働省では'08年予算概算要求の中で、生活保護受給者に対する「自立支援業務の強化」「ハローワークとの連携した就労支援」などを挙げています。自立支援業務は個別性が強く、中々難しいですが、当市でも具体的な支援体制をつくっていく必要があると思います。

決算審査特別委員会初日

決算審査特別委員会が今日から三日間の日程で始まりました。

平成18年度決算書に基づき、収支に関する質問を行うわけですが、私は市職員から提出された「各会計主要施策の成果報告書」を基に、各事業の必要性や将来展望などについて質問しました。

財政全般にわたる総括的な質問や収支のあり方に関する質問は、私の力量不足もあり、現時点での質問が予定していません。

今日、私が質問したのは総務費に関する質問です。




「国際交流事業費」

サイパン市、リンゲ・ウィスリンゲ市の国際交流に対する考えについて質問。
当市の「国際交流」の位置づけが不明瞭に感じられます。ただ単に文化・生活習慣の相互理解を「国際交流」ととられるのか、より具体的に企業振興事業や共通した行政課題の意見交換、例えば教育・医療・福祉など具体的なテーマに応じた事業展開含めた「国際交流」を目指すのかを明確にするよう質問。比較的低額な事業費ではありますが、友好都市提携を締結した以上は具体的な長期目標をもった事業展開をする必要性を述べました。

担当者からは、子ども達が国際感覚を養う教育的役割を担っているとの返答。現時点では文化・生活習慣の理解が当市での「国際交流」との考えです。

私としては、たとえば「教育」についても、子どもの学ぶ機会だけでなく、教育者が、有効な教育技術の取得にあたり諸外国との研鑽を行う機会としても「国際交流」を活用していくべきと考えています。




「公共施設水洗化事業」

高齢化に伴い、和式の使用がつらいとの市民意見をよく聞きます。特に女性は使用頻度も多く、早急な対応を求められているようです。本来はウォッシュレット導入を求めたいところではありますが、早急な対応を考えると、介護用品などでも導入されている和式トイレに据置型のトイレを導入することを検討する必要があると質問。

担当者からは水洗化事業時に施設管理者・利用者(町内会など)に意見をきき、洋式トイレを導入。水洗化事業外の施設については、今後児童施設を中心に検討していくとの返答でした。




「広報公聴経費」

市の広報誌について、町内会未加入者には配れない課題に関連して、町内会入会促進について質問しました。
町内会未加入者の現状について、いくつかの町内会にご意見を伺ったところ、主にアパート住まいの未加入者が多いとのことでした。アパートは入れ替わりが早いこと、単身者、共働き世帯が多く日中に加入の勧誘がしづらいことが理由として挙がっています。

一方、アパート居住者であっても特に結婚した世帯では、町内会に加入をしたくても町内会長の名前・住所を知る術がないとの意見も聞かれます。
町内会は民生・児童委員と並んで、共生社会の安定には必要不可欠ではありますが、町内会は任意団体との理由から行政からの一般公開が行われていないのが現状です。

町内会の意義を歴史的背景から考えると不明瞭な点も多いですが、実際には広報誌の配布依頼初め、多くの行政執務に協力を得ているわけですし、町内会と転居住民の橋渡しとして、転居届け時に居住地域町内会・民生児童委員名・連絡先を知らせることが必要になってきていると言えます。

(災害対策基本法では自主防災組織の設置に関する規定/地方自治法での「自縁による団体」として法人格所得が可能/中間法人法により中間法人所得が可能など、任意団体であっても公共性は高いと思います。)

市担当者は、町内会に提案し、転入届け受付時に居住地域の町内会長名・連絡先、民生児童委員名・連絡先を「その場で」提供することを検討するとの返答でした。




「市民ニーズアンケート調査経費」

平成18年度に市が行った「まちづくり市民アンケートは回収率が35.9%です。回収率が低くても信頼度が高ければ問題ない数値ではあると思いますが、これまでの市民アンケートも含めて単純にみると信頼性を十分に確保できた数値ではないと思われます。調査手段において、回収率を高める工夫について質問しました。

又、アンケート結果をみますと、せっかく性別、年齢別分類をしているにも関わらず、結果分析が項目ごとの単純集計に留まっているようです。施策目標の達成度の把握を目的とするならば、詳細な分析や結果の解釈を明確化するためにも質問と質問、属性と属性をクロスした集計が必要と思われます。

市担当者からの返答では、特段回収率を高める工夫はしていないようです。又、集計分析も十分ではありませんでした。

加えて、アンケート項目ですが、例えば「設問45 子育てに不安や負担を感じていますか」といった質問はダブルバーレルと言い、「不安」についての質問なのか「負担」についての質問なのかが分からなくなっています。

その他の質問にもありますが、キャリーオーバーと言われる、質問が誘導的で質問者の価値が入った質問形態が多すぎます。つまり、「子育てに不安があるだろう」という予想・主観が入った調査項目になってしまっています。例えば、「登別市全体の景観づくりについてお聞きします」の項目を「登別市全体の景観づくりについて積極的に取り組んだほうが良いと思いますか」と聞いているのと同じ意味です。

公的調査ですし、今後の事業展開において結果は重要視されるわけですから、社会調査論を踏まえた専門的調査・分析をお願いしました。




その他にも、ハザードマップ差し替えの際に古いマップとの入れ替え作業が必要だった点を指摘しました。

新しいマップと古いマップが混在すると有事の際に混乱が予想されます。又、古いマップの回収率が高ければ資源利用も可能だったど思います。

以上、長くなってしまい申し訳ありませんが、今日、私が質問した詳しい内容です。

明日は「民生費」項目についての質問を予定しています。午後1時議場で開会します。

議会中継

今日は、議長諮問の小委員会で議会中継に関する委員会が開かれました。

担当委員は、他の議会改革に関する小委員会に比べ少人数で私含め4名で検討されます。

業者の方から議会中継システムについてと、導入費用に関する説明を受けました。現在、当市の議事録を依頼している業者です。

ちなみに、業者が提示したシステムでの定価は1100万円以上です。もちろんこの金額では導入は出来ません。

議会中継については、以前にもブログに記載しましたが、これから本格的に小委員会で議会中継のあり方、必要性、そして費用交渉について行っていくことになります。

同じく、情報公開手段である議会だより特別委員会も昨日行いました。11月発刊号の打ち合わせですが、半日かけての会議でした。

前回の議会だよりでレイアウトを大幅に変えましたが、今回は定例会を経ての議会だよりということで、内容をいきなり大きく変えることは出来ませんでした。

規則など、色々な理由がありますが、徐々にでも「(まずは)一目でもみられる議会だより」構成を考えてまいります。今回からは、「委員会だより」が固定枠で入るようになりました。

議員の仕事は定例会議中だけでなく、委員会活動が常時行われているわけですから、その内容についても随時お知らせしていくことが目的です。




   


ところで、今日の晩御飯はししゃもでした。日本柳葉魚です。カラフトシシャモ(カペリン)も安くておいしいですが、「季節を感じる食」をということで、ちょっと贅沢してみました。



決算審査への準備中です

昨日は決算審査特別委員会に向けて、会派での勉強会を行っていました。

会派代表として私含め3名の議員が委員出席するのですが、出席をしない他の会派議員の考えや指摘等についてもまとめて決算委員会で質問します。

今日も、更に質問項目について打ち合わせを出席議員で行っています。しかし、質問をするにあたっては、議員個々の責任ですし、ただ疑問点を聞くだけでは意味がありませんので、事前調査、項目内容の精査を続けています。

私としては、決算の金額の正当性だけを審査するのではなく、事業内容の効果を分析し、将来展望についても質問する場と考えています。更に、来年度予算編成へ向けての政策提言を含めた質問が出来る力をつけなくてはなりません。

その点においては、現在行われている市長と担当部局との政策ヒアリング前に決算審査が行われるのが良いのですが・・・。

今日は、議長諮問による議会改革の内、委員会改革についての会議が初めて行われました。来週には議会インターネット中継についての会議も予定しています。

委員会規則については、もう一度改めて精査をしていかなくてはなりませんので、全国の動向含め、個人的な調査も続けています。

     


更に、糸魚川市からの行政視察にも同席しました。「産業クラスター構想」について視察です。糸魚川市でも、観光資源が「点」で存在し、全市的な「面」での観光振興に課題があるようです。







感染予防

朝晩さむくなってきました。うっかり薄着で出掛けると風が冷たいですね。

週末、風邪をひいてしまいました。定例会が終わって、色々調べたかった事にじっくりと取り組む時間が増えると、かえって睡眠時間が減ってしまっていたようで、直ぐに体調に出てしまいました。

私は熱と鼻水が症状でした。これからの季節、皆様も体調にはお気をつけください。

ところで先日、三愛病院で「ノロウィルスの感染予防」をテーマに職員研修が実施されました。

三愛病院では、職員の資質向上を目的に定期的に月1回以上のペースで講演会・研修会を実施しています。今回は昨年猛威を振るったノロウィルスの予防意識を新たにするため、関連施設含め、全職種(事務業務者なども含み)が参加しました。

特に、施設や病院は職員や外部者からの感染を食い止めることが大切ですから、全職員が意識を持つことが必要です。一年前となると、やや意識が薄れていました。

集団感染は病院や施設だけでなく、不特定多数の人が利用する施設で発生します。事例でみると、ホテルの宿泊客の嘔吐物に含まれたウイルスが、後日乾燥して“じゅうたん”から飛沫感染した例があります。又、給食を食べた児童による集団感染では、給食センターには問題はなく、給食を運搬した運搬業者の手から感染した例もあります。

感染性の高いウイルスによる集団感染事例が増える中、私は公共施設での感染予防対策の必要性も高まっていると考えています。

ノロウィルスの感染予防対策の一つには、「次亜塩素酸ナトリウム」による消毒が有効です。これは家庭にある塩素系漂白剤に含まれる成分ですので、500mlのペットボトル1本に、ペットボトルのキャップ1~2杯に希釈すると使用出来ます(塩素濃度が0.05~0.1%)。

この消毒液を施設清掃時にドアノブや蛇口等、供用する部分の消毒に使用するだけでも、感染率は下がります。それほど大きな投資を必要とせずに公共機関でも取り組めるのではないでしょうか?

私は昨年、個人的に自作消毒液を小さなスプレーに入れて持ち歩いていました。一番確実なのは自己責任による感染予防です。


45.5%

       


私の議会質問の中で返答された「登別市保育所食育計画」が策定され、保育所通所者に配布されました。

内容は子ども達の保護者に対するアンケート結果と、0~5歳児それぞれの年齢に合わせた食育計画の一覧表です。“保育所での働きかけ”だけでなく、“家庭での働きかけ”についても明記されています。

予想していたよりもあっさりのした内容で、全13ページです。専門的というよりはむしろ、保護者にとって読みやすい内容だと思います。

さて、表題でもある45.5%は、9時半以降に就寝する子どもの割合です。保育所通所者は共働きや、母子・父子家庭が中心ですので、親の就労にあわせて子どもの就寝時間が遅くなる傾向があります。

就寝時間が遅くなると、当然、朝の目覚めが悪くなりますが、保護者の出勤の関係もあり、起床時間は7:30前が全体の86%です(7時前が53%)。朝食を毎朝食べる家庭は86%でした。

睡眠時間が遅くなるに従い、夜食を食べる、寝起きが悪く朝食を十分に摂取できない等の問題があり、肥満児が増えている現状があります。

共働き、母子・父子家庭ゆえに睡眠時間が遅くなる現状は私も一部共感できますが、中には夜9時以降に子どもと外出し、カラオケ等に連れ出している家庭もあるそうです。

保護者も自身の生活を楽しむことが必要ではありますが、「せめて」休日前にする等の配慮をする責任があります。

今後、保育所を通じて家庭への食育情報の提供・教育が推進されていきますが、早寝早起き朝ごはんは、何よりも家庭の責任で行われるべきものと考えています。

しかし、核家族化の現代では、十分な子育て情報、知識、技能をもてない親がいる現状があります。特に稼働している保護者は育児サークルや、保護者会などでの情報交換が十分に出来ません。

その点において、保育所が独自に食育推進を行う必要性が高まり、「保育所食育推進計画」が策定されました。今後はそれを如何に家庭へ伝えていくかが大変です・・・。

今後も保育所に限らず、子どもの発育全般や全ライフステージに目を向けた食育推進(実動の把握、提言)に取り組んでまいります。

ウチダザリガニ

先日参加した自然史研究会大会での、道立旭川高等看護学院非常勤講師 斎藤氏の講演内容について、遅くなりましたが、掲載させていただきます。

講演の内容は、「外来種」についてでした。

普通の自然体系の中で、動植物は自分の力で生息域を広げますが、故意的、非故意的に関わらず人的に動植物が移動し、住み着いたものを外来種といいます。

北海道においては、メダカやトノサマガエル、カブトムシ、ミドリガメなども、すべて外来種だそうです。

今回は、特に「ウチダザリガニ」について詳しく聞くことができました。
ウチダザリガニは、1930年、アメリカから食用として摩周湖に導入されました。その後、摩周湖から釧路近郊の湿原、湖、沼や手塩川など道内各地に住み着きました。川がないところから広がったのは、つまり人的に持ち出されたということです。

戦後の復興と共に、食用から観光資源、イベントの景品等で急速に広がりました。

今では支笏湖、洞爺湖でも確認されています。驚いたことに、斎藤氏のお話では持ち出した人や企業もある程度特定されている場合が多いようでした。

数は年々増え続け、ニホンザリガニの巣穴を荒らす直接的な被害、ザリガニペスト(かび病)感染死という間接的な被害が予想されることから、2006年2月、外来生物法に基づく特定外来生物に指定され、新たな放流や生きた個体の運搬などは規制されています。

現在、道東の阿寒湖と塘路湖では漁業者が適法に捕獲しているほか、
湖沼・河川で環境省や市民団体などが捕獲調査をしています。

しかし、規制を知らない企業が未だにペットとして販売したり、一般の方による持ち出しは続いています。

斎藤氏は、外来種放逐(ばらまくこと)の危険性を社会教育、学校教育で取り組んでいく重要性を述べられています。

自身が主宰される「ザリガニ探偵団」と、上川支庁共同で「親子でザリガニとり」を実施し、駆除と教育を一括した試みも実施されています。

いまだ正式に確認はされていませんが、登別市にもウチダザリガニがいるとの情報はあります。

私も実物をみたことがないので、写真を掲載できませんが、ザリガニをみたらウチダザリガニの可能性は高いようです。ハサミのところに白い斑点のあるザリガニですので、見かけたら他地区に持ち出さないようにしてください。

環境省が管轄になると思いますが、見かけた方は私に連絡くだされば、調査を依頼するようにします。

講演を通して、普段はあまり気にしていなかった、外来種が与える影響に強い危機感を覚えました。最近はみませんが、お祭りなどで販売されたり、夏休みの教材となるザリガニやカメなどは、責任をもって最後まで自宅で飼うように啓蒙活動に取り組んでいかなくてはなりません。

大雨災害実働訓練

    


大雨を想定した災害訓練が実施されました。市職員はじめ、陸上自衛隊、警察、北海道電力、NTT、各町内会など計25機関が参加した大掛かりなものです。

例年行われている訓練とはことなり、本部から各所同士の無線連絡、氾濫想定地の土嚢積み、橋の通行止め、避難所設置などを実際に行う訓練となりました。

私が議会質問した「要援護者」への避難訓練も想定されていました。まだ、これから取り組む面が多いので、実働までではありませんでしたが、来年の訓練では避難搬送等についても実働訓練が実施されることを期待しています。

       


実働訓練の最後は、自衛隊の炊飯車両と、登別市赤十字奉仕団の方々による炊き出しをいただきました。登別市赤十字奉仕団については、防災会議(官・民共同による公の組織で、市内の防災計画等を検討する委員会)に女性参画がないことを私が議会で質問したことを受けて、今後防災会議にも所属となる予定です。

いずれにせよ、市職員だけでなく民間企業も積極的に、真剣に取り組んでいる姿は大変心強く、私自身も市の安全を考える上で身が引き締まる想いでした。

    


最後に、NTTさんの協力で、災害用伝言ダイヤル171を体験しました。操作自体は比較的簡単でしたが、災害時の気が急いている時には若干難しい気もしますので、一度練習しておくといいと思います。

今は、wev171もあり、ネットでは写真や映像も伝言できるそうです。一度お試しください。