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登別市議会議員 辻󠄀ひろし

NPO法人 いぶりたすけ愛

登別桜木町にある、「NPO法人 いぶりたすけ愛」を訪ねました。

いぶりたすけ愛は、1995年に設立された「登別ライフケアを考える会」が前身で、当時は介護保険制度もない中で、家事援助や移送、子育て支援といった在宅サービスを実践されてきました。

その後、介護保険事業、サロンの開放、配食などと事業展開をする中、2006年に高齢者向け小規模共同生活住宅(高齢者グループリビング たすけ愛の家)を建設。それまでの事業も同建物で継続されています。

遅れながら、初めて建物の見学をさせていただきました。

当日は建物に良い匂い・・・。施設長の方がご入居者にゴーヤチャンプルーを作られているところでした。

        エレベーター
     配食サービス

    居室は約15畳

     
 居室ごとにお手洗いやミニキッチンが設置されています。私が訪ねた時は1室空いており、入居者募集中でした。興味のある方はご連絡してみてはいかがでしょうか?

同団体のご案内をみると、、、、
『あなたの「たすけ」は、私の「たすけ」を会の理念として「おしきせでない」「金儲けでない」「ほどこしでない」を合言葉に活動しています。 』

、、、とありました。

ただ単に設備を整えた「建物」ではなく、利用者・スタッフの表情、そしてなにより星川理事長の人柄からも、その「理念」が強く感じられました。

同じく、社会福祉施設の運営に関わる者としても、理念を明確に確立し実践することの大切さを学ばせていただきました。



優勝!

先ほど入った連絡で、天皇賜杯 第64回 全日本軟式野球大会 南・北海道大会決勝では、“北海道赤十字血液センター0―1三愛病院”で三愛病院が優勝!

同時に9月に石川県で行われる「天皇陛下御在位20年記念 天皇賜杯第64回 全日本軟式野球大会」への出場権も得ました。

おめでとうございます!

決勝!

昨日、「天皇賜杯 第64回 全日本軟式野球大会 南・北海道大会」の応援に、三石町に行って来ました。

    


2試合観戦しましたが、「三愛病院」チームが決勝進出。本日の9時~強豪「北海道赤十字血液センター」との対戦です。優勝すれば、室蘭(登別)地区から天皇賜杯全国出場が決まります。

昨年は国体出場を果たしましたが、今年こその、天皇賜杯全国出場を応援しています!!

がんばれ!!勝て!!

市民活動センター

最近、市内の事業者や市民活動をされている方々を訪ねると、「市民活動センターはどうなってるの?」との話題が時々挙がります。

先月の建物見学から一ヶ月経ちますが、各活動団体へのアンケートが集計され、連合町内会や社会福祉協議会、教育・文化関係団体を中心とした協議会も立ち上がったようです。

詳しい内容はこれからの協議らしいのですが、「市民活動」をされている方々からは、「サークル」「趣味活動」との線引きがあるのか質問を受けました。

以前に市担当者の方とお話しした際には、その線引きがこれからの課題であるとの認識は持たれていました。

明確な分類の手法や理論は色々と分かれるところでしょうが、そもそも「市民活動」は何を指すのか、行政の考える定義を明確にする必要がありそうです。

以前のブログでも記載しましたが、維持費等も考えると市民活動センター単体の設立には無理があるように感じています。複合施設の可能性や、「コミュニティーセンター」としての設立など、様々な可能性から議論することも大切ではないでしょうか。

既存建築物の活用は賛同する手法ですが、事業の“目的”が“建物”に支配されることがないか、少し心配です・・・

関連記事
(仮市民活動センター)
(室蘭市市民活動センター)

社会福祉法人 室蘭言泉学園(ろうあ児施設)とわかすぎ学園(児童養護施設)におじゃましました。

わかすぎ学園の子ども達と遊ぶのが目的でしたが、施設長はじめ職員の皆様が丁寧に施設内見学を案内してくださいました。

同園には、多くのボランティアの方々が関っており、今回も子ども達とのコミュニケーションを中心としたボランティアの方にご紹介いただきました。

先日、児童養護施設”南さつまこどもの家”を視察させていただいたところですが、近隣の児童養護施設を訪ねたのは初めてです。

児童養護施設は元々、孤児院とも呼ばれ、保護者が無くなった子ども達の育みが目的でしたが、近年の機能は大きく変わっています。

正確な数値は児童相談所などに確認しなくてはなりませんが、虐待被害児童の利用率がかなり多くの割合を占めるようになっています。

道内でも、虐待による死亡事件が発生していますが、それらに関して知りうる情報では、関連機関が「親への支援」に視点が偏りすぎてしまった傾向が反省点であると感じています。

一方で、いざ事件化すると、それらの施設や親への批判だけが眼につきます。私は虐待事件のすべてにおいて、親への批判に原因のすべてを傾けられないと考えています。

児童虐待問題への取組みには、1施設や1機能だけでは不可能です。まずは、施設・機関・住民やボランティアはじめ、様々な社会資源を探し、「子どもが求めていることは何か」を視点に、現況調査を進めています。





ホームステイ

今、北米を中心とした地区からの高校生が登別・室蘭でホームステイされています。

私の家庭では受け入れていませんが、現地コーディネーターとして多少お手伝いをさせていただいています。

           


先日は、室蘭市の中島神社祈祷、弓道見学、室蘭工業大学ものづくりセンターでの鋳型によるカントリーサイン製作体験など、盛りだくさんでした。

プログラムは室蘭市が中心ですが、週明けには、ふぉれすと鉱山にMTB・川遊び・アウトドアクッキングなどの体験をお願いしてます。

登別市で受け入れていただいた家庭には、外国人ほホームステイは初体験の方もいらっしゃいます。当然、不安をお持ちでしたので、私自身の経験から「電子辞書があれば大丈夫!」と乱暴なことを言ってお願いしました。

夜に家庭訪問すると、すっかり馴染んでいたので安心しましたが・・・。


東神楽町視察

観光・経済委員会で行われた東神楽町水道事業視察に、所属委員外ですが私も参加しました。

東神楽町は旭川市と水道施設を共同運営している町です。

        


登別市では室蘭市からの分水供給を受けています。しかしながら、事故発生時の責任所在が不明瞭であるなどの理由から、厚生労働省からは、分水は違法性があるので解消するようにと指導されています。それらの経過と内容は、平成20年第●回での一般質問でおおむね明らかになり、その後も市から委員会への報告が適宜行われています。

さて、東神楽町は元々、地下水のみを水源としていましたが、水量確保に懸念があるとして安定的な恒久水源の確保が課題となっていました。

そのような中、様々な経緯を経て、現在は・・・「旭川市所有の水道施設を東神楽町との共同施設として使用(旭川市有施設の一部を行政財産の目的外使用許可により東神楽町へ貸出)」「?浄水処理業務は旭川市に委託する」ことで、水道施設の共同運営を実現しました。

今回の視察事例はあくまでも、旭川市と東神楽町の事情による経過があっての共同運営です。法律上の整理はついていますが、浄水場施設において何らかの事故があった場合の責任・保障範囲などについては、実質、十分に整理されているわけではないので、「分水」と同様のリスクは抱えた共同運営との感想を私はもちました。

登別市・室蘭市での分水解消に同様の手法を用いることは難しいかもしれません。

しかしながら、最終的な目標には広域連携による事業展開をモデルとしているように感じます。その点においては、当市の分水解消の方向性と合致する部分もあり、一手法としては非常に参考になるものでした。

いずれにせよ、市民生活に直結する重要な問題ですので、担当者レベルで進行するのではなく、議会も主体的にかかわり、慎重な議論を経ていかなくてはなりません。


わくわく広場

今年のわくわく広場が無事に終わりました。

例年ながら、お祭り形式で子ども達が自由に遊べるイベントは少ないのではないでしょうか?

私は水風船・スパーボールすくいを担当しましたが、水風船づくりが上手になりましたよ。

          


ところで、東京都知事選挙での大きな変化を機に、衆議院解散選挙も8月30日の見通しとなりました。

最近の選挙の動向をみるに、若手議員・市町村長が多く立候補し、当選しています。

それも、キャリア出身と呼ばれる方だけではなく、議員から市町村長になったりと、議員活動に伴う確実な実績を元に立候補されています。

大きな選挙では、組織票が重要と言われる中、少しづつ人物本位で、候補者の熱意と現実性を有権者が見極める時代へと変化してきているように感じます。



帰宅

3泊4日の会派視察から帰宅しました。現地で視察受け入れをいただいた方々には感謝申し上げます。

内容は改めて「報告書」として取りまとめご報告しますが、できるだけブログでもご紹介していきたいと思います。

今回は、民間団体や現場職員と直接お話しが出来る視察を意識しました。通常は市町村役場へ行って、各先進政策の説明をうける場合が多いのですが、今回の視察はすべて現場員との直接対話ができる視察としました。

そのため、各地の取り組みをそのまま登別市で政策提言するには難しい内容となりましたが、その分、各々の街の特性による現況を踏まえたり、担当者や専門職員の考える理念と方針を聴いたりしながら、より詳しい事業内容を確認することが出来ました。

また、社会福祉関係の視察にこだわったのは、会派内の各議員に、社会福祉の現況や政策課題を理解していただきとの想いもあり(生意気ですが・・・)、行程を組みました。

ところで、議会質問では、常に結論や結果を意識している私にとって、時に事業の意義や目的が自治体の考えとかみ合っていなくとも、実施されることのみが重要と考えがちでした。

しかしながら、現場員・専門職員の方々と意見交換するに、真に大切なのは事業実施後の評価でもあると感じました。

議会の「チェック機能」とも重なるかもしれませんが、自身が政策提言したものが事業化された場合に、それ以降の効果・課題を評価することも議員としての責務ではないでしょうか。

さて、土・日曜日はマリンパークニクス前の公園で、「わくわく広場」が実施されます。私も会場のどこかでお手伝いをしていますが、明日15時からはステージイベントの担当もしていますので、お時間のある方は是非ご来場ください!

視察

明日から4日間、会派での視察研修に行ってまいります。

私の場合、基本的に研修は私費で参加していますが、年1回、会派での行政視察には「政務調査費」を使用しています。

今回は、精神保健福祉現場の先進・実態調査を軸としました。また、沖縄県・鹿児島県は戦時中の資料が多く残る地域でもありますので、時間の合間をみて、それらもできれば見てまいりたいと考えています。


< 調査項目 >

1.沖縄県(所在地:南風原町)  
●沖縄県立総合精神保健福祉センター
・センター概要
・うつ病外来の概要(治療プログラム、年齢性別構成など)
・企業、その他保健福祉機関などとの連携事例
・県下自殺者対策との関りについて


2.沖縄県西原町
●就労サポートセンターミラソル
・法人概要
・「ミラソル」施設概要
・就労支援プログラム概要
・利用者状況詳細(障がい種別、年齢性別構成、定着率、就労意向率など)
・職場実習の現地視察
・沖縄県下の障がい者就労の現況について

3.鹿児島県指宿市
●道の駅いぶすき PFI方式
・事業概要
・PFI方式導入までの経緯
・PFI方式導入による評価・課題
・現地視察

4.鹿児島県南九州市知覧町
●特攻記念開館・武家屋敷
・平和教育の現地視察

5.鹿児島県みなみさつま市
●南さつま子どもの家
・法人概要
・具体的な事業内容
<対象児童数(男女・年齢・支援内容比等)・職員体勢(配置数・資格名・業務内容等)等>
・事例
<不登校児支援・虐待被害児童に関する、家庭・学校・地域・自治体との関わり・不登校児支援・虐待被害児童に関する、支援プログラム等>
・社会的擁護を必要とする児童を取り巻く現況について
<必要とされる市町村自治体の支援とは何か等>
・その他

補正予算

補正予算(年度途中で、当初の計画を修正した予算)審査を行いました。

私からは、国からの「地域活性化・経済危機対策臨時交付金」を活用した事業を中心に質問しました。

今回は、同交付金合計1億7862万7千+国庫補助金1542万5千円を活用して、「緊急性の高い事業」「地元企業への経済対策となる事業」などを基準に事業の選定が行われました。



主な質問と答・・・・


「のぞみ園療育指導室整備事業費」交付金500万円

平成21年より大幅に利用者が増加。特に発達障がい等の児童が“疑い”含め大幅に増員されている。今後、個別訓練の必要性が高まっていることからも、指導室の整備を機に人員増を提案。人員配置については見直しをすすめるとともに、まずは臨時職員(保育士)が1名増員されます。

また、身体障がい児へのリハビリテーション機能をもった施設として整備された経緯から、デイルームが鏡張りになっており、発達障がい児童への情緒への働きかけが強く、過敏反応を起こしやすい点を指摘。今回の改修に併せて、撤去若しくは安全確保が図られることになりました(リハビリ設備はそのまま確保されています)。


「救命救助資器材整備事業費」交付金674万5千円

各種救命機器に加え、山菜採りによる行方不明者捜索時の装備(GPS・ゴーグル・皮手袋など)が購入されます。

当市は道内ワースト4位の行方不明者数ですので、改めて、遭難「防止」策の検討が必要と提言しています。


「デジタルテレビ購入事業費」交付金1300万4千+国庫補助金1298万9千円

小中学校・公民館へのテレビ購入費です。50インチのテレビ購入が検討されています。他委員からは、各個人電気店へ振り分けての発注を提言されていました。

私からは、無線LAN機能付にすることで、プロジェクター機能や、議会中継システムとの連動を提言しています。


「緊急誘客特別対策事業補助金」交付金1190万円

誘客対策の必要性は理解するものの、“経済危機対策臨時交付金”は一過性でスピードある効果が期待される経済対策が目的であることから、交付目的の性質が異なる点を指摘。

また、誘客のみに焦点をあてるのではなく、雇用情勢の悪化を分析し、労働者の雇用確保を図る施策展開の必要性を指摘。

補助金支出に際しては、市独自の費用対効果算出の必要性があること、支出後は中・長期ごとの事業報告を求める必要性があることを提言しています。

誘客対策の必要性は十分理解できますのが、今回の交付金よりむしろ、一般会計等での支出がより適切であったろうと捉えています。




でぃすかす

議会フォーラムが終了したこともあり、議会だより“でぃすかす”の編集作業が始まっています。

委員長を務めさせていただく中で、会議の進行や事前準備、役割の割り振りなどに配慮が欠けてしまうことが多く、改めて「仕切り」の難しさを感じています。

それでも、登別市議会では編集委員に限らず、各関係議員が直接原稿を執筆することになっていますので、それらの協力があって担うことのできる仕事となります。

他自治体の議員に伺ってみると、「レイアウト~執筆~添削~」そのすべてを議員が担っている議会は意外と少ないようです。

最近では、視察や研修に行くと必ず地元自治体の広報誌を貰ってきたり、広報誌編集の専門雑誌を見ることが習慣になってきました。

ところで、議会だよりについては、少しづつではありますが、紙面構成などを中心に変革を進めています。

本来は細かな議会情報を掲載することが好ましいのでしょうが、限られた紙面構成となれば、ある程度は情報を選定しなくてはなりません。内容をとるか、ビジュアルをとるかのバランスが難しいところです。

まずは、市民の方々に興味をもっていただくきっかけが“でぃすかす”になればと思います。

最後になりましたが、議会フォーラムでは、議会だよりに関するご意見もいくつかいただき、ありがとうございました。それらのご意見をもととした、変革を続けてまいります。


農業委員会

農業委員会総会に出席。「登別市農業委員活動計画」について承認しました。

主な内容は認定農業者等担い手育成、農地の利用集積促進、違反転用の防止パトロールの実施などです。

認定農業者は、税制優遇や国等の事業利用(交付金の申請など)ができます。対象は、個人・法人を問いませんが、実質的には小・中規模農業従事者の支援が中心となっているようです。

北海道全体においては、肉牛を中心に大型投資を行う法人の進出が続いています。そのすべてが否定されるものではありませんが、当市のように農業従事者・用地が限られている地域においては、離農を招く要因の一つになる可能性もあり、注意が必要です。


少し、話がずれますが、「農業者年金」は平成13年に破綻し、現在は賦課方式から積立方式になっています。

農業従事者が激減し、人口バランスが崩れたことが破綻した大きな原因でしょうが、明らかに個人経営の農業担い手が不足するであろう時代変容の中で、国策による保護が出来なかったのか疑問があります。

公平性が求められることでもありますが、日本において第1次産業の衰退を招くことは、国力を損なうことだと私は考えています。「金融」の弱さを痛感した時勢を受けて、1次産業の将来性を高める政治が必要ではないでしょうか。

酪農家でもある農業委員の方から、「手間隙で言えば、乳牛は大変。それでもやめないのは、性に合ってるからだろうな。好きなんだ。」との言葉をいただきました。この言葉を大切に、約2年の農業委員活動の中で、いずれは市議会での提言が出来るよう、充実させていきたいとの想いを新たにしました。