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登別市議会議員 辻󠄀ひろし

災害廃棄物(震災がれき)現地報告会を行います

市内事業者の方々を中心とした勉強会で、災害廃棄物(震災がれき)の現地視察報告をさせていただきました。

      

5月上旬に行った現地視察の際に、廃棄物を数種類サンプリングとしていただいてきましたので、実際にそれらを見ていただきながらの報告です。

質疑をいただく中で、いくつか新たな気づきを得ることも出来ましたので、6月定例会での一般質問にも活用をさせていただけそうです。

今後は、ご連絡をいただいた個人宅での報告会なども予定していますが、今回、多くの方々に現地の状況報告と、私の意見を聞いていただきたく、下記の日程で報告会を企画いたしました。

  「災害廃棄物(震災がれき)現地報告会」


 連日のように、東日本大震災にともなう災害廃棄物(震災がれき)の処理問題について報道されており、その広域処理の是非についても、関心が高まっています。
 登別市でも、行政を中心に検討が始まり、市民団体による講演会なども多く企画されています。しかしながら、中には受入「反対派」か「賛成派」を決めつけることに終始したものがあることも事実です。私たちは、むしろ、市民一人ひとりが考え、多くの意見を持つことが大切であると考えています。
 そこで、岩手県陸前高田市・宮古市を現地視察し、その実態や感じたことについて、広く市民の皆様にご報告をさせていただきたく、下記の日程で報告会を企画いたしました。
 時節柄、大変お忙しいとは思いますが、ぜひともご参加していただければ幸いです。

日  時:平成24年6月15日(金)18:00~(1時間半程度)
場  所:登別婦人センター1F講習室(登別東町3丁目6-7)

※託児をおこなっておりますので、お子様連れの方もぜひお越しください。
今回の報告会意外にも、ご連絡をいただければ、お話しにお伺いさせていただきますので、お気軽にお声掛けください。

虐待・暴力の勉強会

障がい者の虐待防止法施行に向けて、披虐待者や障がい福祉の実態を踏まえた動向について、勉強会を企画しました。

市内の医療法人社団千寿会 三愛病院・西いぶり地域生活支援センター職員の方によるご講演です。市職員や議員有志が参加しましたが、意外と専門機関職員から直接お話しをきくことは少ないので、良い機会になりました。



児童虐待の事例と同様に、刑事事件化された場合は報道等を通じて市民は虐待を知ることになりますが、その多くは他自治体の事例であり、どこか他所事のように感じてしまいます。しかしながら、刑事事件化されない虐待事例はかなり多く、重篤なものも当市において存在しています。

虐待の場面は、家庭内だけにとどまらず、社会福祉施設や学校など、本来は安心が保障されるべき場面でも発生しています。

特に障がい者虐待の場合は、身体的・心理的虐待などに加えて、身体拘束やアイデンティテイの否定など「人格的虐待」を受けている場面が多く見受けられます。

それらの問題は、単に障がい者を「保護」したり「助ける」政策だけでは解決しません。そもそも、「障がい」とは当事者にまとわりつく課題ではなく、社会が抱える課題であり、社会に対してどのように課題認識を訴えていくのか、予防的政策を考える必要性が高まっていると感じています。

余談になりますが、先日、ヘルパー2級養成講座の講師として2校で授業を行ってきました。ヘルパーの仕事は3K(きつい 汚い 危険)と表現され、多くの場面でその処遇改善を求める声が上がっています。

もちろん、いまだ職業環境は十分ではなく、定着率も低いのが現状です。しかしながら、仕事に就く以前に介護現場職員が持つやりがいや、楽しさもあることについて、若者にあまり浸透していないようにも感じます。

講義に行くと、10代、20代の受講生が年々減ってきています。これから社会福祉を目指すことを考えている方に向けて、社会福祉の楽しさも知ってもらえるような職業体験や座談会などを中高生の時から取り組めると嬉しいですね。

江別「満喫」研修

先日、江別市で行われた北海道若手市議会議員の会総会・研修会に参加してきました。

若市議の会は私が初当選した時からお世話になっており、20代~40代と、同じ世代の議員達が活躍しているのを見て、いつも「まけてられない」と気合を入れてきた会です。

     

今回の総会により、事務局次長を拝命しました。道内各議員の活動クリップをまとめて情報共有するのが主な役目ですが、自身の議会活動にも活かせそうです。

さて、研修は、江別市の三好市長との意見交換会、江別市立病院、江別河川防災ステーションの、北海道立総合研究機構 食品加工研究センターの視察など、盛りだくさんな2日間でした。

登別でのイベント打ち合わせなどもあったので、行ったり来たりでしたが、高速道路を利用すれば2時間弱ですので、意外と近いですね。

江別市は、道内都市圏にありながら内科医一斉退職により病院崩壊とまで言われた市立病院がありますが、三好市長と梶井院長のタッグにより見事「W回復」をみせた病院です。

病院再生のヒントをいくつか聞くことが出来ましたが、そもそも医局・研修医制度を十分理解すること、総合医を活用することなど、専門性の高い医療分野における知識と情報をしっかりと把握した経営概念を持つことが大切なようです。

登別市は行政が直接財政支出するような公立病院を抱えてはいませんので、直接的な将来政策を検討する必要はありません。西いぶり地区全体を見ても、多くの病床を有し、医療法人による福祉施設整備をはじめ、ハード面においては恵まれた地域です。

しかしながら、そのことが将来的な課題認識を遅らせ、行政として立案すべき政策を見出す知識や調査能力を遅らせてしまっているようにも感じます。

医療・福祉における民間事業者はその社会的責任を強く意識していますが、あくまでも民間である以上は、経営理念に基づく自社利益の範囲内で行動します。

行政経営の時代とはいえ、あくまでも民間による経営戦略と、政策は異なるものであり、登別市が目指すべき医療体系は民間の動向にすべてを委ねるべきではありません。

公立病院を有していないことにより、多くの自治体が抱えている懸案は回避できていますが、結果的にそのことが登別市の弱点とならないように意識することが大切なようです。

         
食品加工センターは、すでに登別ブランド開発・認定などにおいてお世話になっている機関です。直接、職員の方々からお話しを聞き、名刺交換できましたので、これからの登別での活動に活かせそうです。ちなみに、センター内は工場見学のようで少しワクワクします。。。。

昼食は江別JC主催のご当地B級グルメ大会で入賞した「オニコロ」(おにぎりコロッケ)。とっても、おいしかったです!

西いぶり広域連合視察

市職員の不祥事が続いています。職員の服務規律に関することは総務グループにより管理されており、総務教育委員会委員長として何らかの改善策を具体的に求める必要があるかもしれません。

しかしながら今回の事例は、職員個々の資質に大きく由来する事柄であり、行政としても具体的な対応策としてどのような行動が望まれるのか、難しい問題でもあります。

さて、西胆振の市町議会議員(3市3町)で構成された、西いぶり広域連合議会として、大阪府泉佐野市火葬場と,兵庫県北はりま広域消防を視察してきました。



西いぶり広域連合とは、行政事務サービスについて、単独自治体で行うよりも近隣市町で協力して実施した方が効率性が良いものについて、共同で行うための組織です。登別市は、共同電算システムへ加入しています。他の市町ではごみ処理施設などが共同運営されています。さらに、今後は火葬場の共同運営と消防広域化も検討されていることから、今回の視察項目に決まりました。3市3町の議長や副議長などが参加される視察ですので、若い私にとっては色々と近隣の歴史や状況を聞ける貴重な機会にもなっています。

火葬場については、すでに登別市単独で整備されており、広域連携することは考えられませんが、広域連合議会議員としての議決責任がありますので、視察に参加をさせていただきました。泉佐野市の火葬場はPFI方式といって、自治体の公共サービスを民間業者が提供する仕組みを採用しています。

さらに、PFI方式の内のBTO方式(Build/建てて-Transfer/所有権を移転して
-Operate/管理・運営する)により運営されていました。

わかり易く言えば、本来は行政が担うサービスを、民間のアイデアと資金を取り入れた中で共同で実施する仕組みです。単なる委託や指定管理者制度と違い、民間による柔軟性が高い分、その実施責任やリスクも一定程度民間が負うことになります。

その点においては登別市も本庁舎建替えなどに検討すべき手法と思われ、思いがけず参考になる視察でした。

泉佐野市といえば、市の命名権売却を検討している街として有名になっていますが、その点については残念ながらお聞きできる雰囲気ではありませんでした。それだけ、民間力の活用を推し進めている自治体であることは間違いないようです。

どの地方自治体でも緊縮財政が続く中、「民間力の活用」という言葉の元でPFIや指定管理者制度といった仕組みが多く取り入れられるようになっていますが、民間力=金(財政効果)と結び付けた自治体の事例には行き詰まりを見せているものもあります。

一方で、民間力=アイデアと結び付け、民間だからこそ培われたアイデアや専門性を意識した事例では、自然とサービスの質も高まっています。

行政が担うサービスは「量」があっても「満足度」につながっていないものもあります。行政が担うサービスは「デマンド」を満たしていても、「ニーズ」を満たしていないものもあります。

その違いを明確にしたサービス提供ができるのは民間事業者ですが、それ以上に住民がそのことを理解することも大切のようです。

SLの匂い

初めて間近でSLを見ることが出来ました。まるで生き物のようです。
  

登別間をSLが走っていた時代を知る方々は、みなさん、その「匂い」に懐かしさを感じるようですね。「運転最終時には山口百恵さんがきたんだよ~」と当時の様子をお話しされる方もいました。

         

この二日間は、洞爺湖マラソンや伊達観光物産館まつりなど、西いぶりはイベント満載で、北海道でもっとも熱い地域だったようです。私もウロウロしたかったのですが、登別駅前でお子ちゃま担当員として、プラレールとNゲージを室工大生達と一緒に、のんびり運営していました。

ウチには男の子がいないので、プラレールはありませんが、やってみると意外と楽しいですね。遊びに来た子供たちはみんな喜んでくれました。登別観光協会の倉庫にはミニ四駆のコースが大量に保管されているとの情報もあり、これからのイベントで活用できるかもしれません。

幌別豊水まつりの準備も本格始動したようですし、マリンパーク前でのイベントも装い新たに近々スタートする予定です。私にとってイベントは、人材が育ち出会う場です。“嫌いじゃない”人は、スタッフとしてどしどし参加してくださいね。

SLみなと室蘭140周年号

先週に行った陸前高田市・宮古市の視察報告書を作成しました。
ホームページ<リンク>にPDFで掲載しておりますので、興味のある方はご覧いただければ幸いです。

しばらくHPの更新をさぼっていたら、内容がかなり古くなっていました。近々整理しなければいけませんね。

さて、今日の登別は雨。せっかくの桜も今日から散っていくようです。でも、山桜は雨が似合う桜ですから、まだまだ楽しんでいただけますよ。いよいよ春を越えて、イベントシーズンがやってきました。市内でも様々なイベントや行事の準備に向けた会議が始まっています。

私も出来るだけ参加したいと思いながら、どれも中途半端になっていることに反省もしつつ、、、、

まずは直近で、平成24年5月19日(土)・20日(日)
「SLみなと室蘭140周年号運行」
 

行き登別駅11:01発/帰り登別駅14:58着
出発式では19日に楽器演奏、20日に北海自衛太鼓「栄光のSL」演奏

<登別駅前>
10時~海鮮直市、エビ汁振る舞い、記念グッズ限定発売

<鬼ナビステーション>
SL写真展
10時~16時鉄道模型Nゲージの展示・走行(ワカキ玩具店)
10時~16時みんなでプラレールを持ち寄って走らせよう!(エネルギーショップ東川)

          

     SL写真展@鬼ナビは6月10日まで展示しています!


準備のお手伝いもあるのですが、明日から3日間、西いぶり広域連合議会議員として、泉佐野市(大阪府)・北はりま消防組合(兵庫県)への視察に行ってきます。



さくら満開

登別でもようやく桜が満開です。

     

昨日は、登別温泉の入り口「桜坂」と文化交流館「カントレラ」を会場にしたヘルシーウォーキングのお手伝いに行きました。

毎年お手伝いしているイベントですが、桜満開の時期に実施できたのは初めてです。今日も、たくさんの観光客が桜坂を訪れてくれています。

桜の塩漬けをつかった桜茶をふるまいましたが、皆さんとっても喜んでくれます。ちょっとしたことかもしれませんが、登別が良い思い出の場になってくれると嬉しいですね。

さて、先日おこなった宮古市・陸前高田市での災害廃棄物処理に関する視察ですが、帰宅後、お会いする方々から当地の様子について尋ねられることが多くなりました。今回の研究会での視察は、たくさんの議員が何度も現地を視察することを避けたいねらいもありましたので、特定の意見や立場でまとまった会ではありません。研究会としての報告会や視察報告書を作成することは、議員個々の意見や立場の相違も多く、難しいかもしれません。

まずは私個人としての報告書を作成しましたので、近日中に私のHP等に掲載させていただきます。また、私が所属する団体などにお願いして、視察報告会も実施予定です。調整がつけば、対象を限定しない報告会も開催出来ればと考えていますが、もし、興味のある方がいらっしゃれば、お一人からでも視察報告にお伺いいたしますので、ぜひご連絡ください。

災害廃棄物

災害廃棄物の広域処理についての現地視察のため、陸前高田市、宮古市に来ています。

いよいよ、震災がれきの広域処理受け入れの可否について行政の検討が本格化してきたことを受けて、実情を把握するのが目的です。

本来の調査活動は議会委員会などで行われますが、私自身、一議員として考え、市民に説明しなければならない事柄と考え、この視察プログラムを組みました。

他にも趣旨に賛同してくれた議員が同行しています。
          
陸前高田市さんには、半年以上前にも訪ねています。当時とくらべて、津波被害地の状況は、倒壊家屋のがれきは大分撤去され、可燃物・不可燃物・鉄などの分別作業が進んできているようです。

倒壊していない建物の解体はまったく行われていません。

分別といっても、ほとんどが人力でした。また予想以上にトラックや重機の稼働率は高く、ひっきりなしにトラックが出入りしていました。それでも、いまだ10%程度の処理率です。



阪神淡路大震災の時とくらべ、1年たった今も被災地の建物の状況がほとんど変わっていないことに、東北大震災の被害の重篤さを感じます。

日常の光景

久しぶりに妻の実家に帰省させていただきました。

妻の実家は釧路湿原のある標茶町で酪農を営んでいます。
       
厚岸の牡蠣と実家で飼育した和牛のBBQ。贅沢です。おいしかった~!

昨年は震災の影響で被害を受けた厚岸の牡蠣も今年は身も大きく、大分回復してきたようです。

子ども達も小学校3年生ともなれば、牛舎のお手伝いも出来るようになったようで、無料で酪農体験をしているようでした。

牛と馬と鶏と、犬と猫がうろうろしている光景は、私が子どもの頃に想像した北海道そのものです。

日常のあたり前のような光景でも、意識しなければ消えてしまうかもしれない光景が、ここにはあります。

批判の応酬

GW前後で、震災がれき受入の是非についての講演会をいくつか拝聴させていただきました。

最近、処々の講演会や説明会を拝聴させていただくと、多くが「賛成派」「反対派」による批判の応酬に終始しています。

一つの事実に対して、多面的要素があるのはあたり前ですが、賛成派は反対派の矛盾を指摘し、反対派は賛成派の矛盾を指摘することばかりです。

特によく聞くのは・・・
反対派→賛成派の人はマスコミの誘導的報道に踊らされている!
賛成派→反対派の人は極論的データを示し市民の不安をあおっている!
・・・何の議論にもなっていません。互いの矛盾を指摘する作業は、自分自身の理論にも矛盾を生み出します。

そもそも、国の有事に関することなのですから、本来は政府が整理し国策を示す事柄です。地方自治体同士や市民同士が、その件について互いを批判し、互いの選択に伴うリスクに責任を負おうとしていないことには違和感があります。

この件に限っては、受入自治体や拒否自治体がそれぞれ批判されたり、賞賛されたりすること自体が誤りです。

挙句の果てには、地方分権化の時代において瓦礫処理の判断も地方自治体が主体的に判断すべきとまで言う方もいます。地方分権の解釈そのものを誤っているだけでなく、「国の体」に対する自分の思想を持ち合わせていない方だと私は思います。

組閣時のアンケートなどから、日本人は「国防」に対して極めて国民的関心が低いといわれていますが、そもそも「有事」に対して、「国」として判断する能力が政府・国民共に乏しいのかもしれません。

鬼ナビ1周年

GWの前半戦は天気にも恵まれ、お出かけされる方も多かったようですね。

私は、登別駅前の「鬼ナビステーション」1周年記念イベントのお手伝いや、講演会を聞きにいったり、講演したり、CoCoだより(後援会活動報告)を配布したりして過ごしていました。

鬼ナビステーションは、観光案内所としてスタートしましたが、利用者は意外にも市内の方が多くなっています。特にGW中だと、帰省などとからめて登別ブランドをお買い求めになる方も多いようでした。

道の駅や観光案内所の成功事例の多くは、地元客による利用数が大きく関係しています。鬼ナビもこのまま地元客の利用が進めば安定経営に移れるかもしれませんね。

       
イベント限定の海鮮バーガーと海鮮焼きそば!

   
ちっちゃい子がフキノトウを「花たばぁ!」と言ってプレゼントしてくれました。(カワイイ・・・)