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登別市議会議員 辻󠄀ひろし

鬼オシぐるめ会@第1回試食会

今日、現市長の事務所開きが行われました。今のところ情勢は無風(立候補者が現職のみ)のようですが、2期目に向けた“けじめ”としての後援会活動がはじまっているようです。

さて、昨夜は登別市内の飲食店経営者ら有志による、オリジナル丼開発に向けた研究会「鬼オシぐるめ会」の第1回試食会に参加してきました。

          

私は会員ではありませんが、試食会の準備に向けては、少しお手伝いをさせていただきました。総勢6店舗から9種類の試作メニューを、みなさん真剣に吟味されていました。今回は第1回ということで、まずはそれぞれの店舗がもっているご当地メニューのイメージを具現化したようです。

          

私の感想としては、どれも「おいしかった」ですが、実際に「まちづくり」につなげていくには課題も多そうです。みなさんプロの料理人ですので、もちろん味はオイシイのですが、本来の目的である「まちづくり」につなげていく手法づくりには苦心しているようです。

現時点でも、いくつかの他団体で食をキーワードにしたマチづくりに取り組まれていますが、それらが有機的につながるまでには至っていません。

私も食べることが好きなので、今回の試食会にむけていくつかの本や論文を読ませていただきました。その中で興味深かったのが、「開発型」と「発掘型」の違いです。

仮に開発型で取り組んだ場合、数年単位で消滅するか、一次的なブレイクで終息してしまう事例が多くあります。一方で地元を見つめなおすことから始める発掘型は、広く浅く地元に周知されていることで、街資源がつながりやすいといった特徴があります。

どの分析でも共通して言われているのは、食でのマチづくりは、観光客をターゲットにするのではなく、まずは地元ありきで考えることが大切とのことです。

この点については、確かに共感します。「食のまちづくり」なのであれば、まずは“食品の開発”よりも、“マチづくり”を先行して考える発想が大切なのかもしれませんね。

場合によっては、食の開発による経済効果だけにこだわるよりも、まずは飲食店同士やそこから波及する人材が交流する機会の提供を目的としても、大きな意義があると思います。

いずれにせよ、誰かが動くことによって、マチづくりが始まります。今回の試食会をきっかけに、飲食店関係者以外が集まる団体へと成長していくと嬉しいですね。私も一生懸命手伝っていきたいと思います。

胆振地方消防訓練大会3位入賞?

胆振地方消防訓練大会に出場しました。

私は「小型ポンプ操法」という訓練競技に登別消防団代表の指揮者として出場。この日のために、夜な夜な漁港に集まって訓練を重ねてきました。

中々予定が合いづらい私に併せて、みなさん訓練日を組んでくれていましたが、それでも週数回、訓練に日程をとられるのは正直、大変でした。「やっと終わったぁ」と思いながらも、終わってみれば楽しい日々でしたし、寂しくもあります。

さて、結果は優勝・準優勝に続き、「優良賞」。実は3位以下の順位発表はなく、失格にならなければ出場団すべてが優良賞になります。なので、、、どこの消防団も「3位だ!やったー!」・・・ということにしています。

登別からは成田議員も「ポンプ車操法」に出場されていました。お互い、「大変だったねぇ」としみじみ・・・・

          
NHKのニュースでも取り上げられましたが、私がちゃっかり映ってました。。。

お悔やみ申し上げます

先日辞職されたばかりの、元登別市議会議員がお亡くなりになりました。

肺がんによる闘病生活から、今年の1月には時折、会合にもお顔をみせるようになり、春には復職できるかもしれないといわれていただけに残念です。

20年以上の議員生活を務められた大先輩で、同じ会派になったことはありませんが、私の議員1~2年目で初めて所属した生活・福祉委員会、議会だより編集特別委員会の両委員長でした。

当時、委員会に提案された議案に強い疑問を持った私は、何度も反対意見を訴えました。また、議会だよりの改革を求めて、様々な記事の追加やルールの変更を求めました。

今思えば、ずいぶんと周囲の意見を無視した、子どもっぽい理屈もありましたが、結果的に委員長として多くの意見を取り入れてくれました。おそらく、議員1年目で信頼もなにもない私の意見を、黙殺しようと思えばできたと思います。

当時、「もう少し、執行部や皆の意見も理解してあげなさいよ」と苦言を言いつつも、「最後までブレずに言いつつづけることも大事」と、評価をしてくださったのを今でも覚えています。

私が安心して自分の意見を議会で発言することが出来ていたのは、先輩議員の受け皿があったからです。

なにかというと反発するようなことを発言する私に苦言を言いつつも、市民団体や市内行事などへの参加に私を推薦してくれることもあり、よく気にかけてくれていました。

親子ほどの年齢差がありますが、議会人としての私を育てようとしてくれていたのだと思います。

本当にお世話になりました、心より感謝申し上げます。

合掌

フラワーカーニバルin銀のしずくロード

平成24年7月1日(日)10時~14時30分「フラワーカーニバル」が行われます!

     

登別駅周辺の国道沿い、登別中学校向いに長年かけて花や植物を整備した「銀のしずくロード」があります。「花ボラ」と呼ばれる、地域の方々を中心としたボランティア会員により少しづつ少しづつ整備されてきました。

私は時々しかお手伝いできていませんが、会の中心になっている方々は、忙しい中の時間を見つけてはコツコツと整備されているのを、良く国道の車から拝見していました。

ある程度、花が定着してきたので、市民の皆さんへのお披露目を目的としたイベントになります。抽選会やミニコンサート、食事の販売もありますので、ぜひご来場下さい!

新たな公

定例会での一般質問を終えました。昨日は補正予算審査での質疑も終えて、今定例会での質疑の場はとりあえず終えることができました。あとは、議会運営に関する整理だけです。

さて、一般質問の内容ですが・・・・

●災害廃棄物の広域処理について、放射能汚染の有無や知識に関する情報提供に終始しているが、そもそも、当市施設や事務体制において受け入れが可能な事案なのか質問。

結果としては、最終処分場の処理寿命への影響など、ある程度の検証はしているようですが、その精査内容は十分ではありませんでした。例えば、最終処分場における浄化水体制や作業員の安全体制の強化など、具体的な検討は行われていません。また、担当部局での協議がなされている事案でも、市民や議会への情報提供はされていません。

もちろん、放射能やダイオキシン汚染の安全性に対する情報提供も大切ですが、それ以前に安心な体制整備と事務体制が為されるのか、検証と情報提供を行うよう求めています。

●「新しい公共」が活動しやすい、行政手法としての仕組みづくりが行われているのか質問。また、NPO法人に対する寄付を中心とした減税に係る制度整備(PSTによる個別指定など)について、昨年一般質問での提案以降における進捗状況を確認。

結果としては、市民活動センターの中間支援機能(NPO法人設立手法や補助金新申請の援助など)の強化を今年度中に行う考えが示されました。

市民力結集を訴えた市長としては、思想論だけでなく、各種計画策定や条例整備などを中心とした、行政手法を導入した市民活動推進が必要ではないかと私は考えています。

PSTによる個別指定などの制度整備については、十分には進捗していないようでした。ただし、引き続き導入に向けた前向きな協議は続いていますので、もう少し経過を観察しようと思います。

●条例の策定手法について質問。特に、市民参画による条例策定は必要と思われるが、市民参加前に、専門職である市長・行政職員が条例に対するポリシーや法令との正当性、条例を策定する根拠や正当性を明確にする必要があると指摘しました。

政策の必要性や正当性を明確にする「条例づくり」と、具体的な内容を明記していく「条文づくり」の作業は明確に区分すべきです。

特に、これから市民策定委員会による「福祉のまちづくり条例案」が市に答申されますが、条例づくりそのものを市民による策定委員会にゆだねれば良いというものではありません。北海道福祉のまちづくり条例との関係性や関係法律との関係性などを明確に区分しないままに条文策定作業が行われたことにおいて、行政は見直すべき点があります。




<かなり、端的に記載してしまっていますので、説明不足な点もありますが、もし興味のある内容があれば、ご連絡ください。詳細にご説明させていただきます。>

わくわく広場2012 動き出しています

今日から定例会が開会します。一般質問は6月14・15・18・19日13時~行われますが、比較的タイムリーな話題や各議員の個性が強くでる場ですので、ぜひ議会中継をのぞいてみてください。

今回の各議員の質問は、災害廃棄物に関する内容がかなり多く出ています。市長任期最後の定例会ですから、市長の公約評価などの質問が出るかと思っていたのですが、通告文を見る限りは1件もありませんでした。

さて、今年もマリンパークニクス前公園でおこなわれるイベントの実行委員会が動き出しています。登別地区の人材が幅広く集まって、夜中まで話し合われています。
     

「わくわく広場2012
  ~ToiToiToiきっとうまくいくさ!~」
平成24年7月21日(土)12時~ 7月22日(日)10時~


子どもたちが喜ぶ企画を目指していますので、楽しみにしていてくださいね。

以前にも広報させていただきましたが、今週金曜日に災害廃棄物の視察現地報告会を行います。

賛成論、反対論だけでなく、現状について知り、考えていただく場になればとの想いですので、市内外問わず、どなたも広くご参加いただければ幸いです。




「災害廃棄物(震災がれき)現地報告会」


 連日のように、東日本大震災にともなう災害廃棄物(震災がれき)の処理問題について報道されており、その広域処理の是非についても、関心が高まっています。
 登別市でも、行政を中心に検討が始まり、市民団体による講演会なども多く企画されています。しかしながら、中には受入「反対派」か「賛成派」を決めつけることに終始したものがあることも事実です。私たちは、むしろ、市民一人ひとりが考え、多くの意見を持つことが大切であると考えています。
 そこで、岩手県陸前高田市・宮古市を現地視察し、その実態や感じたことについて、広く市民の皆様にご報告をさせていただきたく、下記の日程で報告会を企画いたしました。
 時節柄、大変お忙しいとは思いますが、ぜひともご参加していただければ幸いです。

日  時:平成24年6月15日(金)18:00~(1時間半程度)
場  所:登別婦人センター1F講習室(登別東町3丁目6-7)

※託児をおこなっておりますので、お子様連れの方もぜひお越しください。


イベントの価値

週末は地元商店会の花植をお手伝いの後、北海道大学公共政策大学院に行きましたが、北大の学祭と、YOSAKOIソーラン祭りが重なって、札幌中心街はたくさんの人が動いていました。さすが都会です。

さて、昨日は「楽笑まつり」が登別駅前で開催されました。元々は、登別市民活動センターのぼりんで継続開催されていた、マチづくり人材育成プログラムに参加した方々により企画されたイベントです。NPO法人モモンガくらぶによるコーディネートで、新しく街づくりに関心を持った方々も多く参加されています。私は時々しか参加していませんでしたが、人材育成プログラム自体とても有意義なものでした。

          

イベントの内容は、、、、
登別温泉の玄関口で、登別市政が始まる前からの「字 登別地区」にある郷土の歴史や文化、自然、芸術などに触れることをコンセプトとし、ウォーキングやジャムづくり、前浜エビ汁の振る舞いなどを行いました。

イベント自体は未成熟かもしれませんが、新しい「顔」が自分たちで企画実施したことには意義があったと思います。

私は、一昔前のように、イベントそのものでマチが活性化することはないと考えています。道内だけでも巨額の企画費により巨額の収入を得るようなイベントがたくさんある中で、登別市内でも同様に外貨(?)を期待できるイベントは登別地獄まつりぐらいかもしれません。

また、人口減少社会の中で自営業者数も減り、コミュニティー活動の中枢を担う人間も減ってきました。私の所属する団体の一つでは、10年前の会員は自営業者の中にサラリーマン1人だったのに対し、今はサラリーマンの中に自営業者1人という逆転現象が起きてしましました。

そのような中で、これまでと同様の手法で数々のイベントを行っていくことは難しいようにも感じています。

しかしながら、今回のように、イベントの持つ大きな効果は「人材育成」にあります。

自営業者によるイベントが難しくなるに従い、以前よりもサラリーマンや学生がマチづくりに関わる場面が格段に増えました。イベントがあったからこそ、人が地域に出てくるようになったのです。

結果、イベントのお手伝いを通じて、人と人がつながり、それぞれの得意分野での活躍を通じて自己価値を見出すとともに、マチへの愛着が育まれるようになりました。

郷土愛や地域への愛着は、そこで生まれたから、そこの学校に通ったから、そこで働いたから、住んでいるからだけで生れるものではないと思います。そのマチの人間との繋がりこそが、愛着を生み育てます。

「イベント疲れ」が指摘されることもありますが、機会があるごとに大小様々なイベントを先輩たちが企画実施してきたからこそ、この登別には老若男女問わず、マチの未来を考える人材が育まれているのではないでしょうか。

「人材がいない」と嘆く声も聞こえますが、私はイベントを通じて育まれた人材にとても恵まれた街だと思います。

一般質問の日程が決まりました。

一般質問の通告(市長などに対して、政策提案したり指摘を行う一般質問の概要を事前に行政に知らせること)を行いました。

くじ引きで、私の質問日は12人中11人目の最終日・・・
平成24年6月19日14時30分ごろ~
に決定しました。


質問内容は・・・・
●災害廃棄物広域処理について

 広域処理にかかる検討経過と今後の基本的見解について
 当市において想定される受入体制および各種設備への影響について

●政策条例の策定過程について

 当市における政策条例立案・決定過程の当市における基本的手法および共通ルールについて
 政策事実の調査手法について
 現行の制定過程における課題認識および今後の取り組みについて
 「福祉のまちづくり条例」を例とした策定過程について
 検討委員会による「福祉のまちづくり条例案」について

●「新たな公」を担う市民活動・NPO法人を支える制度づくりの進捗状況ついて

「新たな公共」が活動しやすい条例整備や計画策定、具体的な支援政策の立案について
新寄付税制およびNPO法改正を受けての制度整備について

災害廃棄物については、放射能の有無だけでなく、当市のクリンクルセンターや最終処分場の受け入れ態勢および将来的影響などの検証がなされているのかを確認していきます。他にも6名程度の議員が災害廃棄物に関する質問をする予定ですので、場合によっては取り下げることもあります。

政策条例の策定過程については、様々な条例が策定されるにあたって、十分や社会調査を行っているのか、行政としてのポリシーを明確にした上で策定されているのかなどについて、確認をしていきます。

「新たな公」については、認定NPOへの支援や減税などの仕組みづくりについて、検討作業がどの程度進捗しているのかを確認していきます。

市長任期最後の定例会ですので、本来はマニフェストの進捗評価などを行う質問が良かったのかもしれませんが、あまり大綱的な質問をしても解りづらいと考え、結果検証がしやすい内容とさせていただきました。

一般質問は各議員の関心や活動内容が色濃く出る場ですので、ネット中継などで各議員の「顔」をぜひのぞいてみてくださいね!

行事予定表

夏が近づくに従って、イベントの打ち合わせが多くなってきました。皆さん、結構夜中まで打ち合わせをしていますが、いつ寝てるんでしょう?私は朝型のロングスリーパーに近い人間なので、そろそろ一度しっかりと眠りたいです。。。

今月は定例会や小学校行事、消防団胆振訓練大会など色々と盛りだくさんです。なんでも早め早めに取り組むように心がけようと、定例会での一般質問(市政に対して提案や指摘などを行う場)通告の提出締切も明日ですが、先ほど提出しました。

明日、私の質問日時が決まりますので、改めてお知らせをさせていただきます。

ところで、登別市議会のHP<リンク>を開いてみると、若干のリニューアルが行われていました。アクセスの多い議事録・議会中継などをトップに配置したりと、利用しやすくなっています。

また、懸案だった「行事予定表」も掲載されています。定例会の予定や各種会合の予定などは議会運営委員会などで正式決定されるのが直前のため、“正式決定前に掲載することは誤解を招く”として、これまでは消極的でした。

あくまでも「予定」なのですから、その予定が急きょ変わるにせよ、見込で早めに市民にお知らせすることは良いことだと思うのですが、なかなか踏み込めませんでした。

今回、新人議員を中心とした議会だより編集委員会が積極的に動いていただいたおかげで、それらの情報も掲載され、より一般的な感覚に近いHPへと変化してきていると思います。

今後もより一層、不足な情報や使いづらさがないか検証していかなければなりませんので、ぜひともご意見などお寄せいただければ幸いです。

不正受給か、倫理的問題か、

お笑いタレントが母親の扶養義務に違反しているのではないかといった事案をきっかけに、扶養が困難な理由を証明する義務を親族に課すなどの運用方針が厚生労働省より示されました。

私は、あまりにも短絡的すぎるのではないかと感じています。

そもそも、「民法による扶養義務」が今回の問題として取り上げられています。しかしながら、民法制定時における「家族」と、現代における「家族」は大きく変化をしています。

民法改正までは求めずとも、現代社会における家族概念について、整理はされているのでしょうか。

また、生活保護受給者の中には、経済的課題だけでなく、障がい疾病や成育歴、家族環境、精神的課題など、種々の生活のしづらさを抱えている事例が多くあります。そのような中で、金銭的援助は行わずとも、社会生活を送るための支援を行っている家族も多くいます。

例えば、金銭的援助を強く求めた結果、親類としての交流そのものを拒否するようになる家族もおり、本人がアパート暮らしをするための保証人も確保できないことがあります。

「家族が面倒をみるのがあたりまえじゃないか」という意見があっての最近の世論だと思いますが、日常では想像できない複雑な経歴の結果、概念上の「家族」関係が維持できていない家族は多くいらっしゃいます。

また、親から子への「貧困の連鎖」といった問題も出てきます。

生活保護は単なる経済保障ではありません。例えば、児童虐待を行った家庭と貧困率は大きく影響をしています。生活保護制度は「社会保障制度」であることを、まずは議論の中枢におくべきではないでしょうか。

私は、この問題の背景にケースワーカーの専門性の不足があると思います。社会福祉専門職にとっても永遠の課題である「自立支援」を、一般行政職員だけで担うこと自体に、無理が生じてきているようです。

登別市においても、生活保護受給率のデータは積みあがっているものの、世帯類型ごとの伸び率や、その要因についての分析はほとんど行われていません。後期高齢者医療制度や母子加算の復活当時から、当市の生活保護受給率は大きく影響を受けましたが、それらの見込みや対応策は政策的に取り組まれていません。

社会保障制度は国の制度といった考え方を改め、わが街の生活者一人ひとりに必要な政策はなにかを、地方自治体としても真剣に考える時代になっているのではないでしょうか。このままだと、当市の総会計にしめる保護費は増えるばかりか、その減額だけを目的とした行動により、必要な社会保障も受けられない事例が増えてくるのではないかと危惧しています。

ちなみに、余計なことかもしれませんが、今回、当事者の個人名を出したことには決して賛同できません。今回の事案は倫理的問題と考えていますが、その個人名を広く社会に出したことも倫理的問題として批判されるべきことだと思います。

職員不祥事の再発防止に向けて

総務・教育委員会が行われました。

主な内容は・・・・
●平成24年6月5日搬入予定で、登別市民プールに19種類33台の新しいトレーニングマシンが導入されます。

●平成24年5月20日ごろ、幌別中学校で職員室等の窓ガラスが割られる事案が発生しました。警察への被害届を提出するとともに、ビデオカメラの設置や防犯灯の設置などが行われる予定です。

●平成24年5月4日、気象庁の統計開始以来最大の大雨をカルルス町で観測。雪解け水も含まれたことで、市内各地で冠水や法面の一部崩壊などの被害が発生。警戒態勢人員63名の超過勤務手当を含む、被害総額は9,777,000円です。

●市民自治推進委員会より、「登別市市民自治推進委員会のあり方について」提言書が提出されるとともに、現委員は退会。現行の登別市市民自治推進委員会規約は廃止されることになりました。今後、新たな組織づくりと運営方法が検討されていくことになります。

●クリンクルセンター焼却処理施設改修工事について、約1億5千万円での契約を検討中。ほぼ毎年行われている改修工事費が今回は高額になったため、議会の議決事項として提案される予定です。

●消防救急デジタル無線整備業務について、2億8千560万円での委託契約を検討中。登別・鷲別・幌別各地域の基地局と、車載無線29局、携帯無線26局、可搬型移動無線装置4局を整備。議会の議決事項として提案されます。

●救助工作車の更新について、約8千300万円での購入を検討中。現在の車両は昭和62年度に購入しており、装備品そのものや、機能が劣化しています。議会の議決事項として提案される予定です。

●職員の不祥事について。平成24年5月19日窃盗容疑で職員が逮捕される。現在も検察による調査が行われており、職員の懲戒処分内容については決まっていません。

職員不祥事が相次いでいますが、執行部からの説明では「職員に対する服務規律の確保や法令遵守の徹底、職員一人ひとりの資質の向上などに、より一層取り組む」としています。しかしながら、事件が発生してしまった以上、現状内の取り組みで十分とは言えません。個々人に由来する「資質」に対して、どのように働きかけていくことが出来るかは難しい問題ですが、少なくとも、感覚的に周知徹底するだけでなく、各種研修をはじめとした具体的な対策を検討する必要があります。

当委員会としては、まずは過去5年分の職員懲戒処分事案について調査するとともに、具体的な再発防止策についても担当部局と話し合うことに決めました。