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登別市議会議員 辻󠄀ひろし

やりがい

登別地獄まつりが無事に終了しました。実行委員の方々は準備に片付けと本当にお疲れ様です。。。。来年は記念すべき第50回となります。きっと盛大なものになるでしょうから、今から楽しみです。

     

昨夜は思いがけず、私が学生の頃に社会福祉協議会職員として私に社会福祉をご指導いただいた、大学の先輩にお会いしました。卒業以来ですので約10年ぶりの再会でしたが、時々私のブログなどをみていてくださったそうです。

学生の頃、ボランティア活動などを通じて、いろいろな経験や学びを得ていたのをとても懐かしく思い出しました。

社会福祉の職についてわずか4年程度で市議会議員になった私は、社会福祉分野における現場経験や専門職の方々との人脈形成は未だ不十分です。地方自治における社会福祉のあり方をテーマに活動してきていますが、現場感覚からすれば少し異質な活動をしているのではないかと不安になることもあります。

議員としては、福祉分野のみならず社会全体への視野や行動力が求められます。議員活動を必死に続ける中で、自分の考えと矛盾する活動や、自分が理想とする社会福祉が不明瞭になる場面がたくさんありました。

そんな中、昨夜は短い時間でしたが、学生時代を思い出したことで、社会福祉への「やりがい」や「おもしろさ」も思い出すことができました。私は社会福祉が好きだから、議員活動をしています。あまり小難しく考えずに、ありのままの自分がやりがいを感じられる活動をすれば良いのでしょうね。

第49回 登別地獄まつり

明日から、第49回登別地獄まつりが始まります。今年は閻魔大王からくり山車に新しい仕掛けも用意しているそうですので、ぜひご来場ください。

           
翌週の9月1・2日には刈田神社宵宮祭も予定されています。さらに翌週の9月8・9日には登別漁港まつりも行われます。刈田神社では先日、神輿出しをお手伝いしてきました。やはり、神事としての神輿には身が引き締まる空気を感じます。

     
昨年のように台風が来ないことを願いながら、、、会場で見かけたらぜひ声をかけてくださいね。

議場マイクが新しくなりました

議場のマイク設備が更新されました。これまで、マイク位置が低く声をひろいづらいため、よく聞こえないと議会中継をご覧になっている方からのご指摘が続いていました。

      

これまでのと較べ、マイク自体の性能が良くなり、マイク位置も高くなりましたので、聞き取り易さは期待できそうです。

登別市議会ではパワーポイントや写真などを議場に設置したモニターに映しながら質疑が出来るようになっていますが、議会中継では見づらいとの指摘もありました。今回の更新により、こちらも中継と連動して見ることができるようになりました。

9月14日より定例会が始まる予定ですので、ぜひ議会中継をのぞいてみてくださいね。

新学期

今日から市内の学校で新学期が始まりました。

ウチの子どもたちも何とか夏休みの工作を終えて、無事に登校を迎えることができました。今年の夏休みは子どもたちだけで、標茶町の妻の実家へ帰省したりと、成長を感じてうれしい半面、さみしさもあります。これから、どんどんと親から離れて行くんでしょうね。昔のブログ

さて、先日は思い立って庭で秋刀魚を焼きました。今年はタイミングが合わずBBQをしていなかったので、お昼ごはんに無理やり炭をおこして焼きましたが、やっぱりコンロで焼くよりも美味しいです!!

今年は昨年と違って、秋刀魚が不漁だそうです。刺身用はまだまだ高いですが、焼き魚にする秋刀魚なら生でもお手頃価格でしたよ。夏休みが終わって、秋が近づいてきています。まだまだ、登別温泉での地獄まつりや、刈田神社祭などもありますが、少しづつ涼しい夕刻になってきそうです。
     

48.7%

お盆時期は、ぱったりと夜の予定がなくなります。私はお墓参りをしようにも近くにはなく・・ご先祖様には申し訳ありません。

その分、子ども達と遊んだり、本を読んだり、イベント関係の申請書を整理したりと、落ち着いた生活を送ることが出来ています。

さて、最近になってようやく知ったキーワードに「内閣提出法案可決率」というものがあります。

内閣法務局<リンク>に詳細が掲載されていますが、国会で提出された法律案の数とその成立件数の関係を表す数字です。

“普通”は国会で提出された法律案すべてをチェックしている人は少ないと思いますが、HPをみると、ニュースで取り上げられる法律以外に多くの審議が行われていることが解ると思います。

以前に、とあるニュース番組で「国民の知らないところでひっそりと重要な法律が制定された」と批判的コメントをされていたキャスターの方がいましたが、そんなわけはなく、すべて公開された中で審議をされています。しかしながら、今国会でも106件の内閣提出法律案がありますので、報道が取り上げない法律案を日頃から知ることは中々難しいかもしれませんね。

それらの法律案に対して成立した数値をみると、平成24年8月10日現在で提出法案106件に対し、成立件数46件ですので、可決率は48.7%になります。「最近における法律案の提出・成立件数」をみると、野田内閣発足の平成23年10月~12月の可決率は34.2%です。

「決める政治」がキャッチフレーズのようになっている野田首相ですが、意外と「決まって」はいないようです。

一方で自民党政権時代をみると、政権交代直前は60%~70%。それ以前は80%~90%代です。あくまでも私の主観ですが、当時の90%代は、与野党の審議を経ているわりには高すぎる気がします。

政党政治の話をしたいわけではないので、あまり突っ込んだ話は書きませんが、現在の可決率48.7%は私の感想としては低い数字です。「与党の国会運営能力不足」ともとれますし、「野党の非協力的姿勢」ともとれますが、少なくとも国会がどの程度機能しているのかを図る指針にはなる数値ではないでしょうか。


ちいちゃんのかげおくり

昨日は広島原爆の日でした。

毎年、首相、市長、子ども達の平和祈念式でのスピーチを拝見しています。私は、核兵器廃絶と原子力エネルギーの問題を同一で扱うべきではないと考えていますので、その点においては今回のスピーチからは、何よりも平和を願う想いが込められたものであったと感じています。

とはいえども、昨年の福島第一原発事故を受けて、国民の平和への意識のみならず、核兵器廃絶への想いはより強くなっています。

先月、震災廃棄物の広域処理に関する講演会を行いました。その際に、当時に広島在住であったことが、そのまま原爆被害者として扱われ、時に差別的な関わりを持たれる経験をお話ししてくださった方がいました。

「広島県」という行政区域が、一人の人間にレッテルをはっている実状があります。それでも、県民のみなさんはそのマチに住み、そのマチで家族と人生を築いてこられました。その歴史と、想いを私たちはもっと共感的に考えていくべきではないでしょうか。
毎年、この時期に併せて本を買うようにしています。今年は「ちいちゃんのかげおくり」です。

      

私が初めて読んだのが、学校で広島原爆被害の平和学習を受けた直後でした。原爆の直射によりできた石段の人影の写真が衝撃的だった私にとって、この作品からも恐怖を感じたのを憶えています。

作品自体は直接原爆を描写したものではありませんが、子ども達に読ませたい作品の一つです。



26.88%

「与野党のかけひき」が本格化する1週間になるそうです。

オリンピックの陰で、毎日流れる政治ニュースからは、中々私たちの心に響く言葉がありません。。。

平成19年の年初めに立候補を決意するまで、私自身も多くの若者が抱く政治へのイメージから、政治家嫌いのひとりでした。議員になるまで政治家と会話をしたこともありませんでした。

その後も、地方・国政問わず、政治家の汚職や失言、自分本位や政治の失敗を認めない姿勢をもつ政治家をみて、ますますダーティーな色味を政治職に植えつけていっていることへの憤りがあります。

しかし、私が身近に接してきた政治家達は様々なジレンマを抱えながら、信念や情熱を持って、マチの問題に立ち向かうとともに、政治の役割を見据えた仕事に必死で取り組まれています。そういった政治家達をみて、私も政治の実情を憂うのではなく、自分の行動や考えを示し続けることが大切だと気づかされてきました。

今回、過去最低の投票率26.88%で市議会議員補欠選挙を終えました。この数字は一地方議員としては衝撃的です。

「選挙や政治への無関心」として有権者の参画意識を求める声もありますが、この数字を出した原因は、私たち地方議員をはじめとする政治家達なのだと思います。

乱暴な言い方になりますが、今の社会は政治への「無関心」が「普通」です。しかしながら、例えば10年前まで誰もが無関心だった「介護」について、今では多くの方々が関心を寄せるようになりました。自分自身の生活に関わる方が増えたことで、初めて人々の関心と参加を得ることができるようになったからです。

簡単なことではありませんが、政治が人々の生活に密着して結果を出せるようになれば、社会から政治への関心と参加を得ることができるようになるはずです。

政治家である以上、地方議員であろうが、国会議員であろうが、市長であろうが、知事であろうが、平等にその行動と発言への責任が問われます。

「誰かに言われたから」「私は反対した」「私はやりたくなかった」「私は・・」ではなく、「私が考えるには」「私が取り組んだのは」「私が・・・」と発言して、自分に責任を負わせることが、これからは大切なのかもしれません。

選挙と密接に行動する議員は、時に言われのない批判や、人格にまで及ぶ否定を受けることもあります。かつての私のように、政治へのイメージから、政治嫌いの方はたくさんいます。それでも、ぶれず、裏切らず、信じる仕事を行っていくことが、この登別の政治を強くするはずです。

今日は、市長と市議補選者の当選証書授与式がありました。新しい市議と、2期目へ向けて引き締まる市長のお顔を拝見していたら、私自身も、新たな気持ちとなり、いろいろと考えさせられています。。。。

夏休み

本州も含めて、全国夏休みですね。

市内でも、夏休みの子ども向けの学習会や体験プログラムがたくさん行われています。

登別市子ども育成連絡協議会によるパン作り体験。パンやさんによるパン作り体験ほか、製粉会社の方からの講話もありました。夏休みの自由研究も終わって一石二鳥です。
       

NPO法人モモンガくらぶさんでは、まるごと体験スクールVol.4。登別温泉での風呂掃除体験やふぉれすと鉱山での自然体験のほか、一平登別店でのやきとりづくり体験をやっています。

         

やっぱり、食べ物に関する体験はみんな喜びますね。昨年度は福島県からの子ども達を受け入れてのサマーキャンプをお手伝いをしましたが、みんな元気でしょうか?また来てくれると嬉しいですね。

我が家は共働きなので、子ども達を連れてどこかに遊びに連れて行ってやることはできませんが、近所の公園で全力で遊んでいるようですので、それなりに満喫はしているようです。

それでも、何もない夏休みはかわいそうなので、妻の実家である標茶町までJRに乗せて「牧場体験」をさせようか思案中です・・・

ウィメンズ・マサカーネ

NPO法人ウィメンズ・マサカーネさんへ、視察を含めた講話を企画しました。

超党派議員有志で登別市の暴力・虐待防止研究会を昨年立ち上げて、月1回程度のペースで勉強会を企画しています。特別法整備された分野だけでなく、今後はイジメなどの問題も含めて、暴力全体について考えていく研究会を目指しています。

       

さて、マサカーネさんはその活動の特色上、DV被害者を加害者から守らなければなりませんので、事務所の場所は公開されていませんが、登別・室蘭・伊達を中心に活動されています。今回は、昨年度「住民生活に光をそそぐ交付金」を活用して整備されたデイサービス施設「勇ハウス」の施設見学もさせていただきました。

        



施設の目的は、DV被害者やその子ども達が社会復帰していく過程でのリハビリテーションです。「子どもプログラム」「大人プログラム」に分けて、軽作業やレクリエーションなどを通じて、生活リズムや社会性の回復を図っています。

これまで、DV被害者やその子ども達は「保護」されるところまでは支援されても、その後に心理的・社会的ケアを継続的に行われることはありませんでした。勇ハウスのような「場」の提供は、結果的に被害者同士が交流し、互いの悩みを共有する場にもなっているようです。「社会復帰」の概念を取り入れた支援までされていることは、とても大切だと思います。

高齢介護のように保険制度もなく、障がい者サービスのように訓練等給付費制度もなく、DV被害者への支援サービスそのものへの対価はまったくありません。マサカーネさんは寄付金と近隣自治体からの補助金で運営されていますが、その支援・サービス内容は市民活動ではなく、明らかに社会保障の範疇です。

本来は行政により管理され、提供されるべき社会保障サービスであることを考えると、「補助金」ではなく「委託費」としてそのサービス提供に対する対価を用意していくべきです。

これまでも、男女共同参画やDV防止活動などが登別市の政策として位置づけられているにも関わらず、マサカーネさんへの補助金が低額で一律のまま推移している点について議会でも質疑しています。もし、登別市としてDV被害者への支援およびサービス提供が必要であると真剣に考えるのであれば、それらの仕組みも見直す必要があるのではないでしょうか。