登別市議会議員 辻󠄀ひろし

共働きの子育て世帯

お餅つきと忘年会の続く師走です。子どもの頃は、終了式にクリスマスにお正月とウキウキの季節でしたが、大人になるとソワソワの季節です。

最近、市民後見人養成研修や介護職員初任者研修などで、続けて講師を務めさせていただける機会に恵まれました。先週は講義準備にも追い込まれていましたが、何とか乗り越えることが出来てほっとしています。

      トンコ講演


なかでも少し変わった経験として、NPO法人モモンガくらぶさん「富岸子育てひろばtonco」<リンク>のスタッフ研修にお呼びいただき、のぼりべつの子ども・子育ての現状と今後について、お話しをさせていただきました。

平成27年度から子ども・子育て支援関連3法に基づく、様々な変更や新たな取り組みが始まります。認定子ども園がもっとも大きな関心ごとですが、加えて、児童クラブや子育て支援拠点事業の拡充など、いわゆる“保育”を取り巻く状況について、変化を求められることになりまそうです。来年度は、それらの政策の具体案を協議する年度になりますので、子育て世代や現場員が行政とともに、登別の子ども・子育てを話し合っていくには、最良の時期ともなります。

登別市では約500万円の委託費を用いて、計画策定に向けたニーズ調査等を始めています。国の法律に基づく事業をあぶりだすことにより、国・道から事業費の獲得をしていくことも大切ですが、ここ登別にとって市民満足度を得られるサービスが何かを見つけることも、大切な1年となりそうです。

     共働きグラフ1     共働きグラフ2

せっかくなので、国勢調査を用いて市内の実情をいくつか調べてみました。私はこれまで、共働きの子育て家庭は増えているものとばかり思っていました。

しかしながら、実際には子どものいる核家族稼働世帯数は減少傾向にあり、子どものいる核家族の中での共働き世帯数は、ここ10年間は同程度の割合で推移しています。つまり、子どものいない世帯を含めれば共働きは増えていても、核家族による「保育に欠ける」共働き世帯は増加しているわけではないようです。

イメージや全国情勢が、そのまま登別の実情とは合致しないことって、たくさんあるのかもしれませんね。

IIHOE

登別市協働のまちづくりセミナーに出席してきました。
講師はIIHOE(人と組織と地球のための国際研究所)の川北秀人 代表です。

IIHE講演
先進事例の紹介に終始しがちな講演が多い中で、本会では具体的な事業展開に必要な術が紹介されていました。

特に印象深かったのは「行事から事業へ」という言葉です。

まちづくり団体としては、どうしても行事先行型で、自分たちの主観的課題に基づいて行動しがちです。しかし、本講演では、日本のGDP値の変容や、登別の人口推移・分布などの統計データーに基づく課題整理から始まり、どこに視点を置いた事業展開が必要なのか、ヒントを示してくれていました。まさしく、政策思考での行動を求めるものです。

登別は法人だけでなく、任意のマチづくり団体が比較的活発で多いマチです。町内会も含め、これらの団体はすべて異なる価値観に基づいて活動しています。よく、「同じ想いをもって活動しよう!」というスローガンを聞きますが、実際には難しいのではないでしょうか。それよりもむしろ、この街や、地域間で共通する「課題」は何かを探る行動が先に求められているように感じました。

ここ登別の変化は、一年一年では小さなものですが、5年、10年サイクルで過去の振り返りと、未来の予想をしてみると、多くの危機にさらされていることに気づかされます。「ゆでガエル状態」とならないように、多くの人と共有できる“分析”が今、求められています。