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登別市議会議員 辻󠄀ひろし

副議長の一般質問

本日13時~開催される議会で、3番目に一般質問を行います。時間は3時過ぎ頃かと思います。

議員個々が、自身が重視する政策課題について議会の場で議論できるのが一般質問です。実は、この一般質問の在り方については、議会それぞれで結構、運用が異なります。

ある議会では、「会派から○○名づつしか質問できない」「年2回まで」と決められていたり、質問時間を「質疑双方の合計が1時間以内」「質問回数は3回まで」などと決められていたりします。

もちろん、各議会で協議して決められているルールですから、各々に事情があり、一概に良い悪いとは言えませんが、すくなくとも登別市議会では議員個々が議論をしやすい環境を優先しています。

一般質問の回数に制限はありません。質問時間は自身の発言が45分以内と決められていますが、これまでの経験では充分な時間です。その他にも、「一問一答方式」「反問権」なども導入されています。また、質疑においてモニターが使用できるようになっており、グラフや写真などを提示しながら質問できるようにもなっています。
      議会質問過去風景
最近、言われて気がついたのが「副議長の一般質問」です。議会内の取り決めに基づいて、正副議長が一般質問をしない議会は相当あるそうです。「正副議長は質問出来ない」という法律はありませんが、議長は議会の運営を適切に図る役割が最優先であることをかんがみると、議長が一般質問をすることは困難なのが実情です。

加えて、副議長は議長の職務代行者となる役割があるため、副議長もすべきではないと考えられているそうです。

しかしながら、登別市議会はできるだけ少ない議員数で、できるだけ多くの議論を重ねることが大切との考えにおいて、副議長は各委員会にも所属しますし、一般質問や議会発言についても一切、制限されることはありません。極めて可能性は低いですが、実際に“職務代行”の場面が出てこれば、その際に対応すればよいだけとの考えです。

私は議会質問の多い、少ないで議員の良し悪しが決まるものとは考えていませんが、議員の資質は一般質問に集約されると考えています。だからこそ、日ごろから問題意識をもち、気づきを一般質問として提案できるよう、これからも続けていきたいと思います。

まちづくり要望書@登別地区

登別地区から市長への「まちづくり要望書」が完成しました。
     登別地区まちづくり構想

約3年前に、登別市長が市民との懇談会で要請していた、各地域からの「まちづくり要望」について、登別地区からの具体的提言書が完成しました。
     まちづくり要望1     まちづくり要望2

当初は「こんなことヤリたい」を文章化しただけもので、提言というよりは陳情に近いものでした。その後、地区連合町内会や商店会、まちづくり団体、医療機関、教育機関など様々なアクターが募っての事業を実施しながら、話し合い、登別地区に必要な事業を提案するまでになりました。行政では実施しえないような、アンケート調査なども独自に行っており、内容の具体性は相当程度盛り込むことができたと思います。

私の役目は各事業の提案と、話し合いや調査を踏まえた提言“書”の作成などでした。私自身にとっては相当の負担を感じつつも、よい経験を積むことができました。これで一区切りを迎えることができたとホッとしています。あとは、市長行政がこの提言書を踏まえ、予算算出や、活用制度の選定、必要性の可否などをご判断いただくまでは、しばし待機となります。

もちろん、実現に向けては地域全体のコンセンサスをより高めなければならず、各団体内外でのご努力も大切になってきます。

もし、興味のある方は私のホームページにも転載<リンク>してありますので、ぜひご覧ください。

交流

数年前に、登別市との姉妹都市である白石市を訪問した際に、こけし印鑑「めんこ印」を戴きました。なかなか使用する機会がなかったのですが、最近、副議長決済に使わせていただいています。使うほどに馴染んできそうです。

      めんこ印2          めんこ印1
改めて見ると、なんとも「めんこい」印鑑ですね。白石市さんでは、婚姻届を提出された方に「めんこ印」を進呈されているそうです。夏にはウチの娘が“豆記者交流”として白石市にお伺いする予定になっているのですが、ちゃんと“取材”できるかな?

交流といえば、総務省から出向で登別市総務部参与として赴任されていた方が、現在は秋田県湯沢市副市長に赴任されております。そのご縁もあり、もしかすると近日、湯沢市にお伺いすることになりそうなのですが、その副市長さんがエライことになっていたので、ご紹介しておきます

2年ぶりの一般質問

来週の6月29日(月)~7月2日(木)まで、登別市議会での一般質問が始まります。一般質問とは、各議員が個人に市行政・まちづくりへの提案や指摘活動ができる場です。なんだか小難しい印象の議会ですが、各議員の個性や問題認識がもっとも見える場でもあります。

今回の私の質問内容は下記の通りです。質問日は6月30日3人目(15時頃?)です。ぜひ、議会見学にお越し下さるか、議会HPでの中継<リンク>をご覧いただけると幸いです。

1 選挙権年齢引き下げやインターネット選挙導入など、公職選挙法の一部改正による影響と取り組みについて
(1)平成27年度統一地方選挙に対する総括的見解と今後の検討課題
(2)インターネット選挙導入による影響と課題
(3)選挙権年齢引き下げに伴い、当市に予想される影響と課題
(4)選挙権年齢引き下げ・インターネット選挙導入を受け、選挙制度への理解と関心や投票率向上に向けた取り組みと課題
(5)選挙権年齢引き下げに伴い、登別市行政における20歳からの年齢枠にかかわる各種事業対象年齢見直しの見解

2 交通安全施策への取り組みについて
(1)飲酒運転を含む当市の交通事故・違反状況の特徴と課題
(2)自転車利用者状況および事故・違反状況の特徴と課題
(3)自転車利用における交通ルールの変更や違反への厳罰化に対する市民の浸透状況
(4)交通安全条例施行後の取り組みと課題、および今後の見直しの見解

3 登別中学校 渡り廊下の適正化にむけた見解について
(1)登別中学校 渡り廊下の解体および再築に対する見解

合唱

私にとって、大恩人になる方が亡くなりました。もちろん、私だけではなく、多くの方々にとっても大切な方でした。

医師としてだけではなく、ここ登別市の発展に大きく寄与されてきました。ご本人はお話しされることは少なかったですが、私が地域での活動を行う中で、たくさんの方々からこれまでの功績をきかされてきました。感謝と尊敬の念に堪えません。

正しく厳しくも温かいご指導をいただいてきたことを忘れず、マチの議員として奉仕し続ける努力を続けてまいりたいと思います。

最後になりますが、通夜・告別式にはたくさんの方々にご出席いただきました。お忙しい中、故人をお見送りくださいまして、感謝申し上げます。

第2回 心にふれる雅楽 演奏会

昨年より準備をすすめている雅楽演奏会の概要が決まってきました。様々な方が実行委員として活動に参加してくださっていますが、特に実行委員長のご尽力により、「北之台雅楽アンサンブル」さんを再び登別に招くことが出来そうです。
      H25雅楽2     H25雅楽1

    「第2回 心にふれる雅楽 演奏会」
    平成27年11月22日(日) 
    登別市民会館
    前売予定価格2,000円


青少年育成の観点から前日の21日には市内中学校での土曜日授業として演奏会と楽器演奏等の体験教室を実施する予定です。また、室蘭工業大学留学生の方々をご招待し、国際交流の一助となればと企画を進めています。

中々馴染みの少ない「雅楽」ですが、ユネスコ無形文化財 芸能傑作宣言もされている、日本固有の古典音楽です。今回は元宮内庁主席楽長の安齋省吾氏もご出演予定になっており、かなり貴重な機会をご提供できると思います。

9月頃のチケット販売にむけてポスター作成等の準備を進めておりますが、もしチケット販売所としてご協力いただける店舗や、団体がございましたらぜひともご紹介をお願いいたします。

戦争とメディア

安全保障法制にかかわる議論が本格化しています。「内閣に期待する政策」の世論調査では、いつも下位になる外交・安全保障ですが、憲法論議が中軸になり、国民の関心度はすこぶる高まっていると感じています。

さて、突然ですがコロンビア大学での授業で取り上げられるエピソードに

「もしあなたが、従軍記者として戦場にいた時、君の傍らにいた兵士が敵弾に倒れた。君は兵士を助けるか、取材をつづけるか?」

とういう問いかけがあります。みなさんは、助けますか?取材を続けますか?

報道写真家 沢田教一さんの「安全への逃避」という、ベトナム戦争で母親が子どもを抱えて川を泳いで逃げる写真作品があります。同じく報道写真家 ケビンカーターさんの「ハゲワシと少女」という、スーダン内戦での餓死寸前の子どもを狙うハゲワシの写真作品があります。

どちらの作品も、人道的には「写真なんか撮ってる場合じゃない」状況です。

しかしながら、「安全への逃避」は世論の関心を高めベトナム戦争終結を早めたといわれています。「ハゲワシと少女」も長期間のスーダン内戦の実情を世論に投げかけました。それと同時にケビンカーターさん自身は、人道的問題により世論から激しく批判されることになります。

イラク戦争での異常なアメリカ報道はジャーナリズムが常に正義ではなく、公平ではなく、倫理的ではないことを示しました。そもそも、安全保障の正義を定める問題の難しさがそこにあります。しかしながら、多くの報道の中には報道記者自身が職業倫理をもって、報道している真実も確かに存在するのだと思います。

外交・安全保障問題を思考するに必要なのは「事実」を追及することであり、「正義」を持ち出す議論には違和感があります。

最後の運動会

1日延期にはなりましたが、晴天に恵まれ子ども達の最後の運動会が終わりました。今年は、お手伝いの時間以外はゆっくりと観ることが出来ればと、家族で過ごさせていただきました。いつの間にか大きくなった子ども達を見ていると、小さかったころを思い出して、寂しくもなります。

      H27運動会

議会議員になって9年目。当時、子ども達は3歳でした。来年はもう中学生になっていることが信じられませんね。子ども達にとって良い父親なのかは心配になりますが、子ども達も私の活動を支えてくれている存在として過ごしてきたことに、改めて感謝をしなくてはと思います。

スウィーツライブinともかな

コミュニティーレストラン「ともかな」でのスウィーツライブに行ってきました。NHK朝ドラ「まれ」に乗っかった感のある、企画。素敵です。
     スウィーツライブ2     スウィーツライブ4
札幌の老舗ホテルでのチームリーダーも務める女性パティシエを招いて、市内の喫茶店主さんが企画しました。普段、店頭販売のケーキ屋さんでは食べられない、作り立てだからこそ提供できるスウィーツを、前菜~スープ~メイン~とコース仕立てで戴きました。登別産のワサビやルバーブ、よもぎを使ったものもあり、とってもおいしかったです。目の前で仕上げていくので“ライブ”です。2時間ちかく、優雅な時間を過ごさせていただきました。

     スウィーツライブ3    スウィーツライブ1

通常はワンディシェフを募って運営されている「ともかな」さん。こんな活用方法もあったんだと関心しました。お越しいただいたパティシエさんのように、市外の方からの視点が入るイベントは、マチの魅力を発見する新しい勉強にもなります。今回はマダムの参加が多かったですが、ぜひ次回の企画ではスウィーツ男子を集めたいですね

ところで、今週末は娘達の最後の運動会。晴れるかな。。。。

登別温泉ふれあいセンター

議会での生活・福祉委員会が開催されました。行政からの情報提供及び質疑により確認された内容は”ざっくり”以下の通りです。

1.現登別温泉ふれあいセンターは、昨年度委託調査を依頼した室蘭工業大学歴史的建造物調査団の調査結果によると「歴史的、文化的、芸術的、記憶装置としての価値」がある。今後登別市は道南バス㈱からの有償か無償譲渡を受けることを含めて、保全のあり方を検討したい。

→有形文化財としての価値があるため保全・保存すると考えるならば、本来の歴史・文化・芸術の所管部局となる、市教育委員会を通じて、条例で定められた登別市文化財審議会に諮り、文化財としての価値確認を行うことが必要と考えます。

また、室蘭工業大学に委託した調査は複数研究者による調査結果でもないため、あくまでも基礎的調査結果となります。今後はさらに、複数の知見から客観的要素も加えた検討が求められます。

そもそも、現温泉ふれあいセンターのみを突然、文化的価値のある建築物と説明することにも違和感があります。例えば「登別駅」などを含めて、市全域の歴史的建造物保全に対して、市行政がどのように取り組まなければならないのか、政策姿勢を明確にするための内部協議が不足しています。

公共施設の圧縮や、維持経費の削減が市全体で進められている中、耐震化工事や長寿命化工事が必要となる物件を公共所有することに対して、未来への負担のあり方についても冷静に議論することも大切ではないでしょうか。

2.鷲別児童館・鷲別児童クラブ・子育て支援センター、それぞれの機能を複合した新子育て支援施設を鷲別中学校裏側に新設する。今後、地域住民等との意見交換を経て、平成29年度末開設を目指す。

3.介護保険料の軽減額を22,000円から19,900円に強化する。対象は生活保護受給者及び老齢福祉年金受給者で世帯全員が市民税非課税。世帯全員が市民税非課税で前年の合計所得金額と課税年金収入の合計額が80万円以下の方。

4.高額療養費未請求に係る処理状況報告。平成26年度末で9件分4,266,974円未納となっている。