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登別市議会議員 辻󠄀ひろし

最低制限価格の導入へ

一般的には関心が高い話題ではありませんが、登別市では4月1日より公共工事に直接かかわる測量、調査(地質調査その他の調査(点検及び診断を含む))及び設計に対する入札に最低制限価格制度を導入しました。

ざっくりの例で言えば、コンサルタント会社が実施設計を受注するための入札の際に、設定された最低限の価格に満たなかった入札は除外される仕組みです。これにより、品質に見合わない価格での入札を防止することが期待されます。

既に導入していた建設工事の最低制限価格制度についても、130万円を超える建設工事を対象にするとの基準が明確になりました。測量・調査・設計については50万円以上が対象となります。

昨年の予算審査の際に、これから市役所本庁舎など大型建設事業が見込まれる中で、適正な入札にむけて最低制限価格制度導入を提案していたこともあり、担当課を中心に内部協議を続けていただいていたようです。ものすごく地味な内容かもしれませんが、予算審査を通じて制度導入が進んだのは、議員としては少し嬉しい気持ちもあります。。。

令和元年に「公共工事の品質確保の促進に関する法律の一部を改正する法律」が施行され、「発注関係事務の運用に関する指針(運用指針)」も改正されました。その運用指針の中で、工事だけでなく測量、調査及び設計についても、最低制限核の設定が必ず実施すべき項目に追加されています。

ただ、実際には道内でも導入自治体は半数程度にとどまっています。

登別市での導入は業界紙などでも報道されるでしょうから、これを機に道内他自治体でも議論が進むかもしれませんね。

登別市防災基本条例制定にむけて

議員提案による条例制定を目指している「登別市防災対策基本条例案」の住民説明会を行いました。

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ご参加いただいた方からは、「市民と十分にコミュニケーションをとれていない中での提案でよいのか」「市民防災活動に対して議会はなにも協力、参加していない」といったご意見や、「議会主導で課題に対応しようとする姿勢は評価できる」といったご意見など様々でした。

本条例案は、いわゆる理念条例となっていますが、理念=有効性がないというわけではありません。

災害対策基本法では明確に対象となっていない、観光客等への配慮を行うことや、ボランティア等による支援活動に対する支援義務などを条例案では明記しています。

登別市ではすでに、それらの取組みは行政と民間連携にもとで積極的に推進されていますが、本条例の成立によりその実施責任に永続性を持たせる効果があります。

来月には広くご意見をきくために、各公共施設に条例案を設置し、書面でのご意見をいただくパブリックコメントも実施する予定ですので、ぜひご覧ください。

登別市 防災基本条例 市民説明会

令和3年4月4日14時より市民会館にて、議員提案での成立を予定している防災基本条例案について、市民説明会を行います。


予約不要でどなた様でもご出席いただけますので、ぜひご来場ください。

押印が廃止されます

新年度を迎えました。新しい門出の皆様には幸多きことをご祈念しております。

さて、登別市では新年度より行政書類の押印廃止が行われます。住民転出入移動届などのほか、各種契約事務などの書類に対するハンコもほとんど廃止になりますので、事業者さんのご負担は減ってくると思われます。押印の廃止達成率は92.6%です。

内部書類についても随時廃止を進めており、現時点で廃止達成率は72.7%になる見込みです。押印廃止により大きく期待されるのは、行政手続きのデジタル化です。今後、マイナンバーカードなどと併用して、行政手続きのほとんどがデジタル化されていくかもしれません。

併せて、正職員にはスマートフォン内線が導入されました。これにより、職員が外勤をしていても外線をつなげることが可能になりますので、「ただいま外勤をしておりまして。。。。」といったことがなくなります。
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すこし見切り発車な印象もいなめないデジタル化にむけた動向ですが、今年中に情報化推進計画を策定し、将来のICT化推進の基本方針が示されていく予定です。

市民生活での大きな変化は、ごみ処理費用の値上げも今日からとなります。ゴミ袋が今日から新しいデザインになって値上げ販売されます。
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旧ゴミ袋も令和3年6月30日までは使用可能ですので、それまでに使い切るようにお気を付けください。