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バイナリ―発電

昨日より大分県を中心に視察訪問しています。今回の視察は、通常の自己研修とは異なり、政務調査費を使用させていただいておりますので、詳細な視察報告書を後日、作成・提出させていただきます。

さて、大分県は新エネルギー、とりわけ地熱発電が古くから行われている地域として有名であり、今日も地熱発電所を中心に視察をさせていただきました。

現時点で国内最大の地熱発電設備である「菅原バイナリ―」は、その設備・技術の先進性に加え、自治体と九州電力による協力事業として開設されたところに特徴があります。同施設を抱える九重町内は、昭和24年の基礎調査から始まり、多くの小型・大型の地熱発電設備を有している街です。
H27菅原バイナリー H27菅原バイナリ―2
また、限界集落で生まれ育った温泉旅館2代目が開設した「湯布院フォレストエナジーバイナリ―」は、地元金融機関関連会社であるベンチャーキャピタル会社の投資により開業されたところに特徴があります。開設された集落は、10戸程度すべての住民が高齢者です。そのような中で、温泉蒸気発電による売電を行うだけでなく、温泉熱水などと組み合わせた農業ハウスを運営し、新たな産業興しに取り組まれています。
H27フォレストエナジー2 H27フォレストエナジー1
どちらの事例でも、共通してお話されていたことは、
「短期間の経済効果だけを見込んで開設しようとすれば、自然の力を利用することに対して住民の多くが理解を示さないだろう」
とのご指摘です。あくまでも、地元住民に貢献される事業であるかを、事業開業の必要性有無の判断において重要視すべきとのご意見です。

東北大震災以降の新エネルギーに対する注目や、国による様々な政策が後押しとなり、全国で同様の取組が急激に増えていますが、将来負担を想定しない事業も散見される中、このご意見は本質的な問題点をご指摘されていると思います。

※バイナリ―発電/温泉熱水や蒸気などによる地熱発電方式

※ベンチャーキャピタル/高い成長率を見込める企業に対しての投資とコンサルティングを行う投資ファンド。大分ベンチャーキャピタル(株)では、先進的事業を開設しようとする中小企業支援を主要な目的として、大分県や県内金融機関などの出資により地域資金循環の仕組みづくりに取り組まれています。



少し余談になりますが、九州電力や金融機関、JR九州などの様々な取り組みを見るに、九州地方は日本の地方部にあって、独立意識が高いように感じます。先進事例視察として九州地方を訪れる機会は多いですが、その背景には独立意識の高さが地域性としてあるからかもしれませんね。

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辻󠄀ひろし

Author:辻󠄀ひろし
辻 弘之 (つじ ひろし)
2007年・26歳で登別市議会議員初当選。市議2期を経て、2012年末の登別選挙区北海道議会議員選挙に立候補するも惜敗。2015年、歴代最多得票にて市議3期に当選。

現 職:
医療法人社団千寿会法人本部、障がい者グループホーム アザリア・カワセミ・ヤマセミ勤務。北海道大学公共政策大学院卒。

資格:社会福祉士・精神保健福祉士・介護支援専門員・社会教育主事など

所属:(社)登別室蘭青年会議所/登別商工会議所青年部/全国若手市議会議員の会/北海道自治体学会/グリーンシード21/登別青年会/日本社会福祉士協会/登別ケアマネ連絡会/登別自衛隊協力会など

家族:妻・長女・次女(中学校1年生 双子)

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