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登別市議会議員 辻󠄀ひろし

議会軽視

昨日、第3期基本計画議案を継続審査にしたとご報告掲載いたしましたが、その後、数人の方からご意見をいただきました。

あまり予想はしていませんでしたが、おおむね良い評判ではないようです。。。

「予算編成作業が遅れる」「市民検討委員会で長期間議論した内容に議会から更に述べるべき意見があるのか」「そもそも、議会での議決が必要なのか」などのご意見でした。

それらのご意見には、一つひとつ、私の考えをお伝えするようにしてご理解いただけたものと思いますが、もしかすると興味を持っていただけている市民方々の大勢が良い印象をお持ちではないのかもしれません。

実際の作業や調査の手間としては、継続審査にした方が各議員の負担は大きくなりますので、それらを覚悟しての継続審査にご理解が得られていないことは、ちょっと残念でヘコんでしまいます。。。。。

さて、一部では、市長が「議会軽視」したことへの議会の反発とのご意見もあるようです。これに関しては、あくまでも私個人の意見ですが、そのような背景はないもの考えています(そもそも軽視されていませんし、、、、)。立場や役割が違えば、物事の考え方や判断基準、優先順位が変わるのは当たり前です。

私は「議会軽視」という言葉は好きではありません。議員とは、あくまでも一時的に市民から権力を与えられた仕事であり、市民のよりよい暮らしのためだけを考え行動する仕事です。「軽視」されようが、なにされようが、そのこと自体を議会の判断や、議員としての行動に影響させるようでは、よい議員とは言えないと私は考えています。

議員が自己利益を目的とした議会権力を守るため、あるいは市長部局が議会へ悪意ある風評をもたらすため「議会軽視」という言葉を使う事例が多くあります。もちろん、実際には地方自治法の本旨を無視した行政運営をされる首長さんもいらっしゃいますが、そういった事例は議会軽視というよりも「法律軽視」と言えます。

全てがそうではありませんが、「議会軽視」という言葉が出てきたら、それはもしかするとマチづくりの多様性を理解していないか、住民への“煽り”の可能性を私は考えるようにしています。

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