登別市議会議員 辻󠄀ひろし

登別の人口が5万人を割り込みました

平成27年10月1日を基準日に実施された、国勢調査の速報値が出ました。

当初より予想されていたことですが、総人口が5万人を割り込む結果となりました。
総人口49,656人/男性23,533人/女性26,128人/世帯数21,682世帯
(5年前より総人口1870人減/男性981人減/女性889人減/世帯35世帯減)

登別市も他の地方都市同様に、今後も人口減少期が続くことが予想されています。現状の推移は、おおむね国立社会保障・人口問題研究所の推計通りですが、高齢化率の推移は地区の偏りもありながら予想よりも早い推移で高くなっています。

このことに対して、多くの理解は高齢者「数」が増えているとされがちですが、実際は労働力人口(15歳~65歳)の人口減少が著しいからこそ、予想よりも高い高齢化率を迎えています。また、平成17年比較で平成22年の国勢調査による転出入超過数を調べてみると、定年前後の転出者が多くなってきているのも登別の傾向の一つになっています。また、高齢者単身世帯の増加とともに、これまで増加傾向であった「世帯数」ですら、今回の国勢調査では減少しているのも気になるところです。

      H17H22転出入超過数
定年前後の転出者がなぜ多いのか、十分な分析はしていませんが、都市部へ移転した子の住宅地域へ転居している可能性が考えられます。もしかすると、将来は高齢者も住まない街となり、医療需要・介護需要の低下で病院や福祉施設の数が減ってくる可能性も高くなっています。

いずれにせよ、若者と定年前後の方々へのフォローがなければ、労働力を担う若者、コミュニティ力を担う中高年の人口減少は、今後ますます早くなる可能性があります。高齢者福祉は大変重要な政策であることは変わりませんが、高齢化率が高まれば、それだけ高齢の方による“市民の声”は多く、大きくなります。それ以上に“声を出さない”若者や、今後定年を迎える方々に対して、実情を想像・理解し、真摯に向かい合った政策をどれだけ実行していけるかが、我らがマチの岐路でもあるように感じます。

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