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登別市議会議員 辻󠄀ひろし

地域再生法の改正

昨日から全道議長会への出席のため、釧路市へ出張させていただいております。道東では山に雪も残っており、まだ少し寒くも感じますね。

さて、先日「グリーンシード21」という道内地方議員、民間企業職員、行政職員などが集まっての政策研究会に参加してきました。
     H2804グリーンシード
今回は、私から研究発表をさせていただく機会もいただきました。テーマは「西いぶりでの日本版CCRC構想について」。要は、高齢者の移住政策を登別で導入していく可能性についての発表です。

実は元々、議会質問で取組推進を求めようと考えていたので、様々な3市の人口データ等の分析準備をしていました。そのような中、胆振総合振興局でのご支援もあり、思いのほか3市共同の動きが早まったため、準備したデータ等はすべてお蔵入りになっていました。

それなりに苦労してつくったデータでしたので、今回の研究発表で、少しは日の目を見ることが出来て嬉しかったです。

当西胆振では、伊達市が全国先進地として取り組まれてきた実績に加え、すでに伊達市・室蘭市・登別市で構想策定にむけた具体的な活動が始まっています。平成28年4月上旬には、全国での高齢者移住政策を支援すべく、「改正地域再生法」が施行されました。

ただし、法改正の内容を見ると、新たな介護・医療関係事業所の参入を支援するものも結構含まれています。地方部の介護・医療需要低下に対応しつつ、住民福祉を維持するための政策であるはずが、新規参入を促すことで、結果的に地方部での過当競争を生み出しかねないのではないかと危惧しています。

本構想は医療・福祉産業の活性化を図るものというよりもむしろ、不動産・建築等への規制緩和を意識した法運用にすることで、医療福祉産業と他産業のネットワーク化がなされていくことを私は期待しています。

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