FC2ブログ
 

登別市議会議員 辻󠄀ひろし

観光立国ショーケース

登別市の観光大使でもあり、観光ビジョン構想会議(首相官邸)委員などを務められている石井兄弟社社長 石井至氏のお話しをお聴きする機会がありました。
      H28自治体学会総会      H28自治体学会総会2
北海道自治体学会総会における基調講演としてのお話しでしたが、これまでも「北海道新幹線×nittan地域戦略会議」での講演など、登別市近郊の観光に対して様々なご助言をいただいている方です。

御講演メモ:
政府は年間外国人観光客数を2020年に4千万人、30年後に6千万人にすることを目標と定めた。以前は2千万人の目標値ですら当時は達成不可能と批判されていたが、いまや十分な達成を経ている。

しかしながら、観光産業自体はこのままでは斜陽産業となる。国内観光客数の8割は日本人。これまでの主な消費者ターゲットである60代以上女性が高齢化・人口減少に直面し、消費者の著しい減少を迎える。特に北海道は、道民による域内観光が多いことから、インバウンド観光客受け入れに対する具体策はより急務となっている。

「東京・大阪・京都」のゴールデンルートを利用するインバウンド(外国人)観光客は初心者。北海道地方部へやってくる観光客は日本に数回訪れた経験を持ち、日本の「生活臭」や、ルート化された複数の観光資源を求めている。

これまで国内観光客数が決して多いとは言えなかった釧路地方では、日本で唯一「広域観光周遊ルート形成促進事業」「広域観光圏整備計画」「観光立国ショーケース」と多くの認定政策を受けている。今後、インバウンド観光客受け入れのモデル的地域になってくることが期待されている。

その背景には、これまでデメリットとされていた大型観光誘客地でないこと、単独自治体での観光資源に乏しい事などがメリットとして作用してきていることがある。今後、従来型観光地であった地域は、リピータ獲得をめざした広域観光への取組みを、どれだけ多産業で理解されるかが鍵となる。

その点において、北海道新幹線×nittan地域戦略会議での取組は、地域一体プロモーションを実現しつつあり、期待感をもてる地域となっている。


「観光立国ショーケース」については、訪日外国人旅行者を地方へ誘客するモデルケースを集めるのが目的の事業で、北海道釧路市、石川県金沢市、長崎県長崎市の3都市のみが選定されています。おそらく、道内観光関係者は釧路市が認定されたことに驚いた方も多いのではないでしょうか。詳しい背景は解りませんが、私は意外だと感じていました。

外国人観光客が増えたとはいえ、インバウンド観光客のニーズ把握やリピート誘客の不十分さなど、道内大型観光地がこれまで抱えている弱点を克服しきれていないことを、間接的に指摘された結果なのかもしれません。

コメント


管理者にだけ表示を許可する
 

 

トラックバック