登別市議会議員 辻󠄀ひろし

大雨災害への備え

「全道若手市議会議員の会」(35歳までに初当選された地方議員の会)による研修例会に参加してきました。企画調整をしていただいた、役員方々、帯広市議会の清水隆吉議員はじめ、清水町副町長、議長には大変お世話になりました。ありがとうございます。

帯広市では「フードバレーとかち推進協議会」の取組みをご説明いただきました。「フードバレーとかち」は、「食と農業」を広域行政の強みと捉え、各種政策パッケージの中心に据えた取組です。民間経営者出身の現市長・米沢則寿さんが提唱されました。提唱で終わることなく、様々な実績を重ねていくことで、とかち管内の各町村をまとめ上げた広域行政による政策を実現しています。結果として、事業所増加率は札幌圏域と同規模、人口減少率は札幌を除く地域で十勝管内が最少(帯広圏では人口増加)となっています。

様々な政策を単発で提供するのではなく、パッケージで推進する手法は、伊達市のウェルシーランド構想と同様に、全国から高く評価されています。理想的政策や思想・目標を一方的に掲げるのではなく、協議会組織をマネジメントする責を負いながら、客観的数値で政策評価も証明していく手法は、民間経営概念が活かされており、とても参考になります。

二日目には、清水町の台風被害状況と行政対応について視察。
H28清水町被害
清水町では今年の台風10号により、1級河川ではない小川が氾濫するという想定外の災害が発生しました。今も甚大な被害が残り、2名の行方不明者もいらっしゃいます。避難勧告を出した際の行政・議会それぞれ動きや、実災害時に活きたシステム、課題のあったシステムについてご教授いただきました。

罹災後、速やかに罹災証明を発行したくても、被害が大きいほど、罹災状況調査を行える業者が不足している実態は、当市においても想定しておく必要があるかもしれません。清水町では、道外業者への依頼を行い対応したそうですので、日頃より近隣業者を通じて本州等の対応業者との連絡体制も把握することが登別でも大切です。

東北大震災により、津波避難訓練や地震対策への市民関心は高いですが、登別において実際には大雨災害が圧倒的に多くなっています。災害避難訓練等においても、今一度大雨災害時の備えについて市民関心を呼び起こす必要がありそうです。

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