平成29年度より本格的に利用開始となる鷲別小学校を視察させていただきました。

現校舎は、昭和 30 年代に建てられた赤レンガの校舎と、昭和 40 年代に増築した鉄筋コンクリート建の2棟がありましたが、すでに、建築から 40~50 年が経過し老朽化が進んでいるとともに耐震強度も低い状況であったため、約5年かけて建替えが進められてきました。
当時の通学児童に「夢の学校」を描いてもらったり、近隣住民との意見交換を重ねるとともに、東北大震災での津波被害を受けての防災機能強化などが図られた学校となりました。
特徴的なのは、「津波避難ビル」としての機能。
近隣に高い建物が少なく高台までの距離も遠いため、津波発生時に地域住民が緊急避難できるよう、屋上は海抜15.65mを確保。鉄筋コンクリート製で、柱を太くするなど強度にも配慮されています。

既に利用開始されている体育館と併せて、3階、4階及び屋上を活用し地域の約3割にあたる1,057人程度の収容が可能な避難スペースを確保。一時的な津波避難所としては、さらに多くの住民が避難することも可能なようです。屋上へは、ドアを蹴破って誰でも避難できるような構造となっています。非常用発電機や防災倉庫を4階に設置するなど、津波被害に対する配慮が様々工夫されているのがわかります。さらに、各種災害時に備え、簡易シャワー、炊き出し場、洗濯場などの避難所機能も整備されていました。
内装には道産木材を使用。照明は全てLEDとし、暖房にはガス燃料を使用して、照明・暖房を教員室で一括管理。もちろん、教育環境も充実しており、オープンな図書室や、ことばの教室専用教室の整備。休校日でも専用出入り口から地元住民の方々がスポーツ・文化活動などに利用できる多目的ホールなどが整備されています。


現校舎は、昭和 30 年代に建てられた赤レンガの校舎と、昭和 40 年代に増築した鉄筋コンクリート建の2棟がありましたが、すでに、建築から 40~50 年が経過し老朽化が進んでいるとともに耐震強度も低い状況であったため、約5年かけて建替えが進められてきました。
当時の通学児童に「夢の学校」を描いてもらったり、近隣住民との意見交換を重ねるとともに、東北大震災での津波被害を受けての防災機能強化などが図られた学校となりました。
特徴的なのは、「津波避難ビル」としての機能。
近隣に高い建物が少なく高台までの距離も遠いため、津波発生時に地域住民が緊急避難できるよう、屋上は海抜15.65mを確保。鉄筋コンクリート製で、柱を太くするなど強度にも配慮されています。


既に利用開始されている体育館と併せて、3階、4階及び屋上を活用し地域の約3割にあたる1,057人程度の収容が可能な避難スペースを確保。一時的な津波避難所としては、さらに多くの住民が避難することも可能なようです。屋上へは、ドアを蹴破って誰でも避難できるような構造となっています。非常用発電機や防災倉庫を4階に設置するなど、津波被害に対する配慮が様々工夫されているのがわかります。さらに、各種災害時に備え、簡易シャワー、炊き出し場、洗濯場などの避難所機能も整備されていました。
内装には道産木材を使用。照明は全てLEDとし、暖房にはガス燃料を使用して、照明・暖房を教員室で一括管理。もちろん、教育環境も充実しており、オープンな図書室や、ことばの教室専用教室の整備。休校日でも専用出入り口から地元住民の方々がスポーツ・文化活動などに利用できる多目的ホールなどが整備されています。
コメント : 0
