登別市議会議員 辻󠄀ひろし

新公会計制度

日帰り東京になりましたが、「市民と議員の条例づくり交流会議」に参加してきました。同会議は、議会活性化や政策づくりなどをテーマに学習・交流する組織です。自宅の本棚を見ると、2007年の資料がありましたので、初当選以来10年間、続けて参加をさせていただいています。特に、時事的なテーマを的確に取り上げてくれますので、重宝させていただいています。

       2007市民議会交流会議

今回のテーマは「新公会計制度と議会の予算・決算審査」。新公会計制度とは、毎年のお金の出入りだけを管理した行政会計を、民間企業に近い形で管理する会計制度です(かなりざっくりした表現ですが・・・)。

国から地方自治体に対して、財務書類の作成に関する統一的な基準が示され、登別市においても平成29年度より発生主義に基づいた新たな財務書類を作成することになります。

例えば、建設などの資産を保有する場合、設計費を含めた建設費(イニシャルコスト)の議論はこれまでにも行われていますが、建物の建設から取り壊しまでの費用を含めた全体費用(ライフサイクルコスト)については議会において議論されることがほとんどありません。

建設後必要となる修繕費や運用費等のランニングコストは、時にイニシャルコストの3倍ともなる資産もあります。新公会計導入後は、これらライフサイクルコスト全体での議論が活性化されていくことが期待されています。

当市においても、登別駅および周辺整備、登別市役所本庁舎建替え、ごみ処理場など大型建設事業に関わる関心が高まっていますが、これらの政策決定過程においては、建設後の長寿命化・除去に必要とされる費用について丁寧に試算したライフサイクルコストを示していくことも必要となってくると思われます。

行財政は内容的に専門性が高く、難しいと感じることが多いですが、コツコツ自己学習を積み上げていくしかありません。一昨年には登別市内外の議員さんや行政職員を対象とした財政勉強会を開催させていただきました。新公会計制度をテーマに、また同じような研修会を企画したほうが良いかもしれませんね。

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