通常は3か月ごとの質問でも準備に結構なボリュームがかかるのですが、今回、新型コロナウイルス感染拡大による市民生活・経済活動への影響がより一層深刻化してきていることを受けて、下記のとおり急遽、文章による質問を行うこととしました。
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「新型コロナウイルス感染症拡大の影響が長期化する中での市民生活・経済活動に寄り添った独自対策について」
具体的な項目及び質問内容:
新型コロナウィルスの感染拡大は長期化しており、全都道府県に特措法に基づく非常事態宣言が発出されるとともに、感染拡大防止の取り組みを重点的に進める「特定警戒都道府県」に北海道が指定されました。本市においては、幅広い世代による感染事例が報告されるようになりました。
感染拡大防止のための緊急事態措置は、休業要請、各種自粛の協力依頼に至り、観光業・飲食業のみならず、業種・規模を問わず多くの中小・小規模事業者を休業や厳しい経営状況に追い込んでいます。このままでは、雇用の確保や事業の継続が困難であるとの痛切な声が日に日に多くなってきています。
さらには、各種イベント等の中止・延期、学校の一斉臨時休校、外出の自粛要請による市民生活への影響も、より一層深刻さを増しています。特に、感染の拡大と影響の長期化に伴い、医療機関、介護・障がい者施設・保育現場等の現業員や、各種緊急支援策に携わる行政職員にかかる負担はより大きくなってきています。
本市においては感染拡大の防止と市民生活の安定確保に向けて、国・道による施策への協力はもちろんのこと、基礎自治体として、より市民生活に密着した対策および支援施策に取り組む必要があると考え、下記の見解について質問いたします。
1. 市内事業者における経済的影響の現況と課題および、今後さらなる予算措置を講じた市独自支援施策の検討内容について
2. 医療・保健・福祉機関等における感染症対策の現況と課題および、支援策について
3. 指定管理・委託事業者等に対する感染拡大防止のための支援策について
4. 児童生徒の学習環境への影響と予定を含む課題対応および、学校への協力・支援について
5. 国・道の実施する経済対策をはじめとする各種緊急対策事業の実施担当課や、保育現場を含む担当員等、特定の担当課や市職員が過度な労務環境とならないための措置を行うことおよび、超過勤務手当等の支給状況と見込みについて
6. 生活福祉資金・総合支援資金特例貸付・住宅確保給付金等の相談・申請状況、生活保護・生活困窮等の相談・申請状況、企業むけ各種資金繰り支援相談状況と課題について
7. それぞれの複合的な困窮者の把握と支援体制および、課題対応について
8. 特別定額給付金(仮称)事業実施に伴う域内消費誘発を目的とした施策について
9. 公共施設を利用しての集会や、市が主催・共催・協賛・協力・後援する行事・イベント等に関する当面の開催基準を示すことについて
10. 市政施行50周年記念事業および関連事業の実施延期に対する詳細方針について
11. 令和2年度施策・事業の必要度や優先度を再点検することにより、新たな対策財源の確保を講じることについて
※文章での質問はどこの議会でも出来ることではなく、登別市議会では、定例議会の時以外にも時事に応じて質問の機会を設けることが出来るよう、あらかじめの仕組みづくりが行われていました。議員個人での文章質問は登別市議会では初めてのことですので、不慣れな点があるかもしれませんが、5月中には行政から文章による返答が行われる予定です。
