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登別市議会議員 辻󠄀ひろし

登別市議会議長選挙 所信表明

登別市議会 議長に就任をさせていただきました。議員個々が多様性をもって真剣に議論し、住民福祉の向上と共生社会の実現に寄与できるよう、誠心誠意、務めさせていただきます。
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※登別市議会では、議長選出にあたり立候補制を採用しており、所信表明を行っています。下記に全文を掲載させていただきます。


登別市議会 議長選挙の立候補に際し、議会基本条例の規定に基づき、所信を述べさせていただきます。

私が初当選した平成19年は、道内自治体が当時の財政再建団体に指定された年であり、地方自治体経営のあり方とともに、地方議会の存在意義について、市民から厳しく問われていました。

そのような時代背景において登別市議会は、地方自治法の改正や全国の先進的事例に敏感に対応するとともに、社会の風潮をくみ取り、さまざまな議会改革を進めてきました。この議会改革の目的はシステムをつくることにはなく、初当選議員からベテラン議員まで、より多くの議員が同じステージで、同じ権限を有して参画することで、住民福祉の増進にむけて、多様性ある結果を出せるようにするための工夫でもありました。

おかげで、20代であった私でも、議会質問に制限を受けることなく、また委員会をはじめとした各種議会活動においても積極的に機会をいただき、多くの経験を得てくることが出来ました。

これまで、登別市議会が議会改革に積極的に取り組んでこられた背景の一つには、さまざまな「ゆらぎ」を受け入れる寛容さがあったからだとも感じています。杓子定規(しゃくしじょうぎ)にシステム構築するのではなく、多くの議員の意見を包摂するとともに、実務に照らし合わせた運用を優先して議論を進めてきました。このゆらぎの受け入れが、効率的に決断と改革を推し進めてこられた要所となったのではないでしょうか。

一方で、その「ゆらぎ」も放置したまま10年以上の時を経れば、「大きな揺れ」となって、各種システム同士の矛盾を生じさせたり、時代の潮流に必ずしも一致しない事態を生じさせてきています。

これまで、「改革」の実績を積み重ねてきた登別市議会にこれから必要なことは、既存のシステムの否定から始まる「改革」だけではなく、現状をアップデートしていく「改善」にあると私は考えています。例えば、特別委員会の常態化解消を目的とした常任委員会の設置など、新たに構築したシステムのすべてが、必ずしも目指していた方向に実務が向いているとは言えない状況にあります。

私たち議員の多様性を守り、住民のために「よりよい仕事」をするためにつくりあげてきたシステムが、高く堅い壁へと変化して、私たちを支配したり、議会の価値を損ねるようなことになってはなりません。

私が最優先すべき議会運営は、前を向き続けてきた議会改革から一旦立ち止まり、後ろを振り返り、整理と改善を行うことにあります。その上で、次世代の議会の在り方を皆様と議論し、次世代に繋げていく議会の起点となる仕組みの構築にむけて、必要な改革には不断に取り組ませていただきたく存じます。

具体案としてまずは、地方自治法・条例に基づいた各種規則・要綱・規定・申し合わせ事項の総点検と改善、政務活動費のさらなる適正使用にむけた手引きの作成と内部監査機能の設置、コロナ禍のみならず妊産期や障がいのある方の議会活動を支えるICT利活用を目的とした条例改正に優先した取り組みを求めます。また、議会事務局にもご協力をいただき、議員個々の政務活動の充実や住民議論の活性化を目的に、議会図書室の機能を強化。さらには、きたる統一地方選挙にむけてより多くの市民に政治参加意識をもっていただくことを目的に、議会改善が図れないか議論を深めてまいります。

地方議会の存在意義が問われた時代における「開かれた議会」から、より成果を重視するとともに次世代に繋げることを意識した「信頼される議会」にむけて、「議会改革」から「議会改善」にむけて、誠心誠意取り組ませていただきますので、何卒皆様のご賛同とご協力を賜りたく、心よりお願い申し上げます。

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