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登別市議会議員 辻󠄀ひろし

『母になるなら、登別地区。』な未来

登別駅前地区では伝統的に、地区町内会長さんと在住市議との意見交換会が毎年行われています。

     

話題は中学校統廃合について。。。

「中学校がなくなるのは寂しいけど、その後のマチづくりを考えたい」「中学校がなくなれば、若い世代が住まなくなる」との意見。

近年、登別市区では分譲地がほとんどないのに、注文住宅が増えていました。背景には土地が安価であること、高速道入口に近いこと、JR駅に近いことなどがあるようです。また、幼保・小・中と教育機関や医療機関がコンパクトにまとまっていることも住みやすさに繋がっているのかもしれません。

そのような中で中学校がなくなれば、若い世代が居住地に選ばなくなる恐れはあります。しかしながら、もし、近くに中学校がなくなったとしても、その広大な跡地を活用して若い世代が居住地に選びたくなるような政策を考えていくことも統廃合議論には必要ではないでしょうか。

例えば、市内でもっとも児童生徒数の減少率が高かった青葉小学校は近隣に分譲地が出来たことにより、児童生徒の予測値が大きく変わりました。中学校があるから若い世代が住むのではなく、若い世代が求める地域像を研究し、効果的な政策を行政が示していくことで学校の有無に頼らない地域づくりも可能ではないでしょうか。

中学校が廃校になったあとの広大な敷地を活かして、逆に地域の子ども達が増えるような政策を議会でも考えていきたいですね。また、駅前に完成予定の情報発信拠点施設を活用して、多様性ある交流拠点をつくっていくことも若者ニーズに沿えるかもしれません。そのような視点からすれば、統廃合議論に教育委員会だけが市民と話し合っている今の手法が良いのかについても、考えさせられます。

ちなみに登別市では、現在小学校8/中学校5→令和7年度までに小学校7/中学校4→令和17年度までに小学校4/中学校3→令和37年度までに小学校4/中学校2に順次減らしていくことを想定しています。この令和37年を見据えた議論になっているのか、検討委員会の方々とも話し合ってみたいと思います。

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