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登別市議会議員 辻󠄀ひろし

高額療養費未請求問題に関して

高額療養費未請求の問題に係わる調査特別委員会の集中審議が昨日で一旦終了しました。

それぞれの議員が「問題」とするところを、確認し、不明瞭な点を明らかにすることが中心の質疑となりました。

損失額の補填や情報公開のあり方等についてだけではなく、あくまでも問題発生の原因を明らかにし、再発を防止することを優先して取り組んでいると感じています。

今後は、今回集中審議した内容を整理し、事実関係との照らし合わせをする過程へと移ります。

私が質疑した内容は、台帳のあり方や請求事務の流れの不適切部分、道との協議内容、時効に対する見解などが中心です。

今後、更に明らかにしなければならない点は多いと予想しています。

最終的に、私が最も危惧しているのは、他自治体で多発している問題でもあることから、本件を単純に「制度の欠陥」と捉え、医療費助成事業と高額療養費制度の融合施策を廃止や改悪されてしまうことです。

色々な原因が重なって問題が発生したのでしょうが、本質的には日常の事務整理が不十分であったことが大きな要因であり、答えを制度の欠陥に求めるのは誤りではないかと私は考えています。

コメント


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半端に終わらせないで欲しい

 委員会お疲れ様です。

本日の北海道新聞でも記事が載っていましたが、
「台帳の改竄」をしているという趣旨の発言にびっくりです。
 制度の問題ではなく、明らかに事務の怠慢・能力不足です。それどころか市民に対する背信行為ととられてもおかしくないような内容です。

 台帳に一旦記載した請求額に対して入金額が少なかったら当初の請求額を減らして帳尻を合わせたというふうにしか解釈できなかったのですが、そういう意味ではないのですか?

 だとしたら社会保険庁で現在問題となっている、不法な改竄とまったく変わらない話です。何故、請求額と入金額に差異が生じるのか、原因を探ろうともしない姿勢は信じがたい
職務怠慢・公務放棄です。

 また2003年度と2004年度で数千万円も入金に差異があるのに、まったく問題視しなかったこともおかしな話です。
 その程度もチェックできない上司・中間管理職は不要といわれても仕方がないでしょう。だってそういうミスが起きないよう管理するのが、彼らの仕事なのだから。

 だいたいにして、ずっとこのような事務手続き(請求額と入金額との差異は、請求額を減額して差異をなくす)が行われてきたとしたら、2003年以前において差異があったとしても隠蔽されてきたことになります。

 そうすると潜在的な損失は何億円にもじつは達しているのではないですか?

 これをナアナアで終わらせると、市議の方々の姿勢も問われることになります。

 是非とも根本的な解決に向けて尽力してください。
よろしくお願いします。
 

 

登別の将来を希望を見出したい一市民 | URL | 2008-10-23 (Thu) 18:39 [編集 ]


コメントありがとうございます

こんにちは。

「台帳の改ざん」についてですが、委員会では確か「修正」という表現が使われていました。

要約すると、医療機関等から医療費助成を利用した方のリストが届き、そのリストに基づき高額療養費対象見込みの方を抽出して、手書きしたのが「台帳」です。

しかし、その台帳は「世帯合算」「多数該当」などの高額療養費対象額の確定に必要な情報がないままに作成しているものなので、正確な対象額は不明瞭なまま請求し、その後保険者から訂正された場合に台帳を書きかえている・・・・といった趣旨でした。

請求額の確認事務の不十分さをひとまず置かせていただいても、確かに、帳尻あわせをすることも可能な点で、「改ざん」とも言えるかもしれません。

しかしながら、「年度末に数字が合わないと慌てて改ざんした」といった性質のものではありません。

私自身の捉えとしては、そもそも請求金額の確認が、請求後に差し戻されてから初めて分かること自体が問題と考えています。

行政から提出された資料では、平成15年以前は台帳で確認したとして、未請求は0円でした。

しかしながら、台帳自体の信憑性も薄く、それだけ事務整理が出来ていない中で本当に未請求がまったく無かったのかは疑問です。

委員会では、平成15年以前の未請求の有無について、改めて客観的証明書類を探す調査を行なうよう、提言しており、行政も再調査することになりました。

年度による入金の差額ですが、これは決算書の「高額療養費戻入金」でみることができます。

実際にくらべてみると、本来の請求額も年度ごとに下がっていたり、年度ごとの変動が激しかったりと、入金額の差額だけで「不適切」かどうか見極めるのは難しい面もあります。

しかしながら、だからこそ「注視すべき項目」であったはずです。

今回の資料要求で、年度ごとの未請求件数の一覧表を請求しましたが、「平成14年度以前は文章保存期間を終了しているため把握できません」と返答されました。

根拠のない疑いは避けねばなりませんが、追究できる範囲も互いの良心と信頼の上で行なっています。

<うまくまとめられず、長文で申し訳ありません。もし、詳細な内容をお聴きいただけるなら、メールでご連絡くださると幸いです。>

辻ひろし | URL | 2008-10-24 (Fri) 17:23 [編集 ]


??????????????

 お疲れ様です。

 なかなかわかりにくい話ですね。

?「世帯合算」「多数該当」などの高額療養費対象額の確定に必要な情報がないままに「台帳」を作成

?その台帳に基づき高額医療費対象額を請求者に支給

?支給したが、算定に必要な情報を加味して計算すると支払った金額は払いすぎだった

?請求者から返してもらうべき支給額をもらわないまま法的な時効をむかえた。

 今回の問題はこういった流れの中で起きた問題でしたか?


 私は、高額医療費支給額のうち北海道が負担すべき金額を請求しないまま何年も経過し時効になった、という話だと思っていました。

 そもそも誰に対する未請求なのでしょうか?市職員の説明ではまったく意味がわかりません。

 追伸:ブログに長々としたコメントを書かれるのが好ましくないということでしたら、メールでやり取りしたほうがいいでしょうか? 記載したアドレスにお返事等いただければと思います。


??????????????? | URL | 2008-10-24 (Fri) 19:02 [編集 ]


 

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