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登別市議会議員 辻󠄀ひろし

参考人招致

昨日、医療費助成事業に係わる高額療養費未請求問題について、市長・副市長を参考人招致しました。

議会における「参考人」とは、“関係者から意見を伺う制度”です。

刑事事件などの「参考人」は“犯罪捜査において被疑者以外の者を取り調べる制度”です。

刑事事件との違いがややこしいですが、議会における参考人の特徴は「取調べ」を行なう場ではないところにあります。

また、国会で最近も行なわれた「証人喚問」でもありません。

参考人制度は、政策検討などのために専門家や、市民を招いて直接的な意見を聴く制度として、これからの議会運営には重要な制度であると考えています。

しかし、今回の市長・副市長の参考人招致は、未請求問題の責任を問われる当事者でもありますので、一部では「取調べ」や「証人喚問」と同様のニュアンスをもって捉えられがちです。

昨日の参考人招致では、限られた質疑の時間で気負いもあったのか、つい、議会質疑のような口調や質問になってしまいました。

限られたルールですので、うまく活用して“追究”することも必要ですが、一方で制度を適切に理解し、整理された質問のあり方には反省の多い内容となりました。






コメント


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大詰めをむかえてきましたね

 またまたコメントさせていただきます。
今年もよろしくお願いいたします。

 未請求問題については、いよいよ大詰めでしょうか。
再発防止と責任問題(補償問題)について市民の納得の
いく結論がでることを祈っています。

 特に補償問題については、前市長・現副市長・市職員もそうですが、市議会議員にも責任が発生すると考えているのですが、どう
お考えでしょうか?

 少なくとも未請求の決算を承認したわけですから。

 補償問題についてはすぐどうこうという話ではないですが、
もし市議会議員の皆さん方に、「自分達にも責任がある」という認識が欠けているとしたら、ちょっと甘いなと考えています。

 辻さんに限ってはそれはないと思いますが。

登別の将来を希望を見出したい一市民さん | URL | 2009-01-24 (Sat) 12:16 [編集 ]


今年もよろしくお願いいたします

コメントありがとうございます。いつも、ご意見をいただき感謝しています。

高額療養費未請求問題には、処々の調査に時間がかかり、ご心配をおかけしています。

さて、「市議会議員の責任」についてですが、議員間では話し合いは進められています。

市長を最高責任者とする自治体組織と、議会は別の代表組織であることを考えると、今回の事案の責任そのものは、自治体組織にあると考えています。

一方で、自治体組織を監視する責務を負った議会としては、今回の事案に“職責に対する責任”があると思います。

次に、監視の可否そのものだけで考えるならば、今回の事案は予算・決算書の数値変動や、通常の市政に係わる調査活動で発見することは不可であると考えています。

単純な結論としては、報酬の程度を勘案しても、議員報酬から損失補てんを支出することは、結果的には正当な議員活動の範囲を狭め、監視機能もより弱体することにつながることから、適切ではないと考えています。

しかしながら、“職責に対する責任”があることと、上記のような考えを述べる上では、損失補てんに対する何らかの姿勢を示さなくては理解は得られないとも考えています。

さらに、議員報酬そのものは市税はじめとする公金であることを考えると、“協力”をすることも必要だと考えます。

私の周囲の方々からの意見は様々で、どのような結論が、最も市民の皆様から共感を得ていただけるのかはわかりません。最終的には法令や理論・理屈ではない、政治的・道義的判断をすることになると思います。

結論は議員間で話し合いが続いており、結論が出てない時点で考えを述べるのは時期尚早かもしれませんが、私自身の「現時点での」考えです。

私の「想い」として受け取ってくだされれば幸いです。

辻ひろし | URL | 2009-01-25 (Sun) 21:24 [編集 ]


 

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