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登別市議会議員 辻󠄀ひろし

振り込め詐欺

社)北海道社会福祉士会 日胆地区支部 平成20年度 社会福祉士セミナーに出席しました。

     


北海道警察札幌方面室蘭警察署からは「振り込め詐欺の被害に遭わないため」
司法書士の 伊奈綾氏からは「知ろう、使おう、成年後見制度」の講演が行われました。

両講演とも、ソーシャルワーカーの仕事での実務で出会うことの多い実例を交えたお話しでした。町内会や民生委員の方々もご出席されており、お話しを聞くと、詐欺被害に関しては、近隣住民からの相談もかなり増えているそうです。

後見人制度関しては、昨年の定例会で「成年後見制度利用支援事業」を一般質問で私からも提言し、4月からの事業開始が決定しています。

しかしながら、制度の実運用には障がいのある方の利用促進を含めて、まだまだ取り組まなくてはならない課題を多く持ち合わせています。

<→過去記事>




講演メモ:

振り込め詐欺は・・・「オレオレ詐欺」「架空請求詐欺」「融資保証金詐欺」「還付金等詐欺」の4つが主流。

「オレオレ詐欺」・・・
「オレだけど、携帯番号が変わったので、よろしく」と、事前に電話を入れて数日たってから「会社資金の穴埋め・営業成績への協力・保証金・中絶費用」などを理由にお金を要求する。
対策→
 
“変わる前の電話番号へ電話して確かめる。”“警察を名乗る者と電話を替わられたら、所属・名前・階級を確認する。”“身内にしか分からない質問をする”

「架空請求詐欺」・・・
「○○債権回収機構」「○○裁判所」を名乗り、「○日までに連絡が無ければ訴える」等の書面を送りつける。連絡をすると、個人情報を聞かれ、後日悪用される。
対策→
 
身に覚えが無ければ連絡をせずに無視をする。しかし、裁判所からの場合は本当に民事訴訟等に関する連絡の場合があるので、NTTの104に正規の電話番号を確認してから連絡する。

「融資保証金詐欺」・・・
ローン等のブラックリストからの抹消の保証金などとして要求される。
対策→
 
お金を借りたいのに、お金を要求される行為自体が不自然であり、殆どを詐欺行為を捉えたほうが良い。

「還付金等詐欺」・・・
お金を返す手続きをとると言って、言うままに手続きをすると“振込み”手続きをとってしまっている。「一番左の桁数を教えてください」等と言って、さりげなく預金額を聞かれる。
対策→
 
ATMでは携帯電話を使用しない。公共機関名を名乗る場合は、正規の番号を調べて、折り返し電話をする。

その他・・・
「定額給付金詐欺」の発生が懸念されている。
対策→
 
行政機関が絶対に聞かないこと「?役所の人間がATM操作を求めることはない」「?給付を受ける側が自らのATM操作により入金できることはない」「?手数料の要求はない」「?家族構成など、その他個人情報を聞くことはない」

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