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登別市議会議員 辻󠄀ひろし

壁と卵

村上春樹さんが、エルサレム賞授賞式でスピーチをされました。 

『わたしが小説を書くとき常に心に留めているのは、高くて固い壁と、それにぶつかって壊れる卵のことだ。どちらが正しいか歴史が決めるにしても、わたしは常に卵の側に立つ。壁の側に立つ小説家に何の価値があるだろうか。』

『わたしたち一人一人は卵であり、壊れやすい殻に入った独自の精神を持ち、壁に直面している。壁の名前は、社会システムである。社会システムはわたしたちを守るはずのものだが、時に自己増殖してわたしたちを殺し、わたしたちに他者を冷酷かつ効果的、組織的に殺させる。』

『壁はあまりに高く、強大に見えてわたしたちは希望を失いがちだ。しかし、わたしたち一人一人は、社会システムにはない、生きた精神を持っている。社会システムがわたしたちを利用し、増殖するのを許してはならない。社会システムがわたしたちをつくったのでなく、わたしたちが社会システムをつくったのだ。』

イスラエルのガザ侵攻に対してのスピーチですが、私は、世界や日本の「社会システム・制度」に対するメッセージとも感じました。

今一度、「卵」として、「卵」を守り、「卵」と暮らすことの意味を考えています。

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