全国14地域、道内は札幌と知床が観光圏に正式認定されています。
この「観光圏」とは、これまで自治体圏域無いでのみ取り組まれていた観光振興を、自治体枠を超えた広域連携で実施すること、二泊三日以上の滞在型観光地づくりを推進することなどを目的としています。
圏内の事業所などが共同で「観光圏整備実施計画」を作成し、国土交通省に申請。「観光圏の整備による観光旅客の来訪及び滞在の促進に関する法律(観光圏整備法)」に基づいています。
メリットとしては・・・
[1]観光旅客の来訪・滞在の促進に効果や成果の見込まれるソフト事業に係る補助金の交付(補助率上限40%)
[2]着地型旅行商品を宿泊施設で販売するための旅行業法の特例
[3]周遊割引券の導入に係る運送関係法令の手続緩和
[4]宿泊施設に係る設備投資に対する財政投融資 など
リンク<観光庁 報道発表>
昨日の“国土交通省 北海道運輸局 企画観光部長の岩月理浩氏”による講演から教えていただいたことですが、観光圏の発送は、ドイツのロマンティック街道を発想としているそうです。
昨年度に既に認定されている「富良野・美瑛観光圏」をみると、圏域内それぞれの観光地が、しっかりとした魅力を持ち、根付いていた上での圏域であるように感じます。
よく、観光振興は「点から線、線から面へ」と言われますが、観光圏(面)を立ち上げるには、地域資源(点)をしっかり磨くことを忘れないようにしなくてなりませんね。
少し余談ですが、各自治体の議員などが登別市へ行政視察に訪れる際、「誤解を招く」として、市内に宿泊されない方が増えてきています。
自治体によっては、規則・申し合わせ事項に「温泉地などへの宿泊は極力控える」などと明記されているところもあります。
“観光”は既に重要な自立産業であり、当市においては「大真面目」にその振興策を様々に検討・実施しています。
当市を訪ねてくださった議員・自治体職員の方々とは、その感想やご意見など、交流をさせていただきたく、是非とも宿泊下さいますよう、よろしくお願いいたします。
