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登別市議会議員 辻󠄀ひろし

土佐褐毛牛・・・食べてみたい

一般社団法人北海道中小企業家同友会苫小牧・西胆振支部主催の地域力連携拠点事業マーケティングセミナーに参加しました。

講師は?グッドテーブルス代表取締役社長 山本謙治氏、?丸井チーフバイヤー 溝口康氏です。

山本謙治氏はご自身のブログ「やまけんの出張食い倒れ日記」を以前から拝見していたので、とても楽しみにしていました。

旅行にいく際などにブログをチェックしてから行くと、旅行雑誌には中々載らないようなご当地グルメが紹介されているので、重宝しています。

さて、講演の内容は「良い商品とは?」「ナゼ売れる?」などをキーワードとした農林水産業や流通の現状などについてでした。

主な内容は・・・

青森県の常盤村養鶏の「コメタマ(米卵)」を紹介。価格は一般鶏卵より高価だが、生産が追いつかないほどのヒット商品となっている。売り込みの際に「減反した田圃に飼料用米をつくれば食糧自給率を上げることができる」と訴えており、そのビジュアルも個性的なためヒットに繋がった。

●価格が高くとも、商品紹介のストーリが重要。


飯尾醸造の「富士酢」を紹介。同社は完全無農薬の米づくりから取り組み、杜氏がいる醸造所。通常の使用料をはるかに超えた米を使用した富士酢プレミアムがWeb販売で好成績をあげている。

●Web販売において、消費者は高値商品を購入する傾向が強い。


大手スーパーが納豆を58円で販売している。本来、原料費・加工費・包装費などを勘案すれば、いくら多売しても生産コストには及ばない価格。結果、消費者は他の適正価格商品を高いと思うようになっている。

●適正な価格で食品を売る小売業者が居なくては、日本の食は決して良い方向性へ向かない。
 

その他、黒毛和牛の現状などについても、お話を聞くことができました。高知県の「褐毛和牛」ぜひ食べてみたいです。

この連休中、妻・子どもたちが標茶町の実家に帰省していました。妻の実家は酪農家です。私も連休最後に迎えに行きましたが、今年は牧草の成長が悪く、秋時期になっても夜中まで牧草を収穫していました。

酪農を主産業とする標茶町では後継者不足だけでなく、まだ働ける年代の方でも離農が進んでいます。離農の原因は生産する苦労だけでなく、乳価の取り扱いをはじめとする流通の将来に不安を感じている方も多いようです。

一昨年のチーズ・バター不足にもみえるように、農業に対して、生産だけへ目をむけるのではなく、生産者→消費者までの流通のあり方についても、積極的に考えていく必要がありそうです。

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