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登別市議会議員 辻󠄀ひろし

地域福祉計画策定へ

久しぶりの雨で、予定していた消防団訓練が中止になったので、市が主催した地域福祉講演会を聴講してきました。

社会福祉協議会が策定した地域福祉実践計画「きずな」策定の際にも学者としてアドバイザーを務められた、北海道地域福祉学会理事 大内高雄氏による、地域福祉実践計画とは何かを示す御講演です。

講演では、「策定計画の内容そのものが大切なことはもちろんだが、なによりも大切なのはプロセスである」と繰り返し述べられ、住民参加型を強調されていました。

「住民」の定義についても、住民票で区切るのではなく、登別で就労する方や、東京げんき会の方など、登別市での“生活”や“愛着”のある方を指すべきとも提言されています。

その他にも地域福祉の根拠法として、社会福祉法の内容にも触れられていましたが、社会福祉法自体、しばらく見直したことがなかった私にとっては、改めてその理念や目指すべき社会福祉の道筋を考え直すきっかけとなりました。

行政では、社会福祉のまちづくり条例案見直しと併せて、地域福祉計画の策定を目指すことになりました(まちづくり条例と地域福祉計画は体系上直接リンクするものでは無いですが・・・)。講演会には、町内会や障がい者団体、専門機関職員、行政職員などが参加しており、策定には広く参加を呼び掛けたいとの想いが感じられました。

欲を言えば、“社会”福祉を目指すうえで、これまで社会福祉に係りの少ない商業者や若年者も参加し、意見が述べやすいような環境が整えられることを望みます。

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