登別市議会議員 辻󠄀ひろし

人口減少は悪か?

登別市役所本庁舎でIS値が最少で0.224という結果が出ました。

耐震診断の基準(IS値)は0.3未満で地震の震動及び衝撃に対して倒壊し、または崩壊する危険性が高い。0.3以上0.6未満で危険性がある。0.6以上で危険性が低いとされています。

市役所本庁舎を4棟×3階に分類し、細かな耐震診断が行われましたが、12ヶ所の内IS値0.6未満は7か所です。

今後、市役所本庁舎の耐震化工事をするのか、移転・新設をするのか、調査と議論が本格化してくることが予想されます。耐震化するにしても、その庁内執務が出来なくなりますので、一時的な移転が必要となれば多くの予算が必要となります。また、補強材の位置によっては庁内レイアウトも大きく変えなければなりません。

建て替えるにしても、市役所庁舎の建設事業に対しては国・道の補助制度もなく、多くの場合は借金をして建て替えるしかありません。他の街では補助制度が該当する教育・文化施設などと併設型にして、ある程度建設費を圧縮するなどの苦しい工夫をしていますが、その適切性を明確にするのは難しいのが現状です。

全国の動向をみて、財政悪化の要因No.1は公立病院、No.2は庁舎建設と揶揄する方もいるぐらいですので、慎重に取り組むべき課題になります。

当然、その他にも耐震化工事を要する公共施設は多く、その優先順位を決定するのも、非常に難しい作業となってきそうです。いずれにせよ、10年後も現状のままで良いという問題ではなく、将来的にも人口減少傾向にある当市においては、以前のようにすべての公共施設がフルセットで整ったマチづくりは難しくなってきます。

人口増=繁栄ではなく、人口減=質の向上となるマチづくり構想を考える時がきているのではないでしょうか。

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