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議会事務局のおしごと

予算審査が続いていますが、昨日は居酒屋で偶然、歴代議会事務局長だった方々にお会いしました。市役所OBの飲み会だったのでしょうか?

予定があったので、少しのお時間だけでしたが、久しぶりに議会や議員のあり方について、色々とお話しを聞けました。

思い起こしてみると、「市議会議員」と一度も会話したこともないような私が初当選して、「議会活動」もまったく知らない私が日々の議会活動に参加するようになった中で、目指すべき議会像を初めて教えてくれたのは議会事務局の方々でした。

議会で質疑するということは、普段から意識的に市民意見を聴いて歩くようにしなければなりませんし、しっかりと分野ごとの法律や技術に関する知識を得た上で行わなければなりませんので、当選当初は“コツ”もわからず、一般質問や予算決算質疑の際は、ほぼ徹夜が続くような毎日で本当に大変でした。

それでも、質問が不十分な内容であった時や、準備不足で質問を控えようとすると、議会事務局の方々から、“暗に”「それでいいんですか~?」というプレッシャーをよく感じていました。

また、新人議員同士の飲み会を企画してくれたり、視察項目・報告のあるべき形などについても普段からアドバイスをいただいたりしていました。

初議会の時には地方自治に関する書籍をどっさり渡されて、必死に読んだのを覚えています。

市議会議員は全員が同じ報酬ですが、その仕事量は自分で決めることが出来ます。特に、議場での質疑や調査活動のすべてを市民の方々に見ていただくことは難しい仕事ですので、日常的に「評価」を得ることも少ない仕事です。

そうなると、自分の仕事の内容や方向性が正当であるのか不安になりますし、仕事に対する積極性が乏しくなってしまう時期もありました。

そのような中で、いつも議員の仕事を見ているは議会事務局の方々であり、是々非々の評価をしながら、議員をうまく導いてくれているのだと感じています。

もちろん、議員同士の自己研さんが大前提ですが、同じ選挙区で当選する議員同士は、少なからずライバルでもあります。他の議員よりも、もっと良い仕事をしたい、もっと学びたいという自己欲求が先行してしまいがちな中を、うまく交通整理してくれているのも議会事務局かもしれませんね。

実は、今年3月末で議会事務局長と総括主幹が同時に定年退職され、いきなりトップの2人を失うことになります。

議会にとっては大きな痛手ですが、嘆いてばかりもいられません。おそらく、次の事務局体制のイメージは出来ているのだと思いますが、希望としては、議員に対する“飴”と“鞭”をもった方々だと嬉しいですね。

コメント

[C182] 震災がれきの処理について

 議会質問お疲れ様です。

 最近の議会の報道で、某議員が震災がれきを積極的に受け入れるようにとの
発言があったようで、大変危惧しております。

 北海道内の自治体でもがれきの受け入れについては意見が分かれているようです。
登別市の近隣である室蘭市や苫小牧市が受け入れに前向きな方向で、札幌市は受け入れに
慎重な姿勢等々。

 震災がれきについては、慎重にも慎重を期するべきです。といいますか以前もご意見
しましたように、受け入れは拒否するのが筋かと思います。

 インターネットからの転載で直接のものでなく恐縮ですが、至極まっとうな
考えをしている県があることを知りました。徳島県です。
  
 URL欄に参考までに記入しておきます。

 実にシンプルで、反論のしようのない意見だと思いました。
感情論でなく、本当に必要な支援は何か、出来ることは何なのか
出来ないことは何なのか、やっても無駄なことは何なのか、
これから先本当に良く良く考えるべきと思います。

 辻議員におかれましては、周りに流されないしっかりした
議員活動を期待しております。

 
  • 2012-03-19 11:46
  • 登別の将来を希望を見出したい一市民
  • URL
  • 編集

[C183] コメントありがとうございます

震災がれきの件については、政府が協力依頼を示したことを踏まえて、北海道でも議論が本格化してきました。

登別市においても、行政と連合町内会などとの勉強会・意見交換会が始まろうとしています。

議会としても、予算審議や一般質問だけで議論できる内容ではないので、今後は、そもそも放射能汚染とはなにか・基準値の是非などについて、委員会などで具体的に調査をする必要が出てきました。

私としては、前回一般質問以降、詳しく調査をしたり、現地や市内のさまざまな方々にご意見をきいてきた中では、現時点で受け入れを全否定する考えはありません。

“登別の将来を希望を見出したい一市民 ”さんのご意見とは一致しないかもしれませんが、様々なリスクを了解した上でなお、受け入れが可能なのか、不可能なのかについて、冷静に詳しく調査をする必要があると思います。

札幌市さんが受け入れ拒否をされている件については、それぞれ自治体の独自判断であり、それに賛否を唱えるつもりはありませんが、議会答弁等で、「震災がれきを受け入れる道内自治体とは、食の連携はできない」といった発言があったことから、がれき問題のみならず北海道における札幌の一極集中化の弊害を感じています。

最後になりますが、私自身が行動していることや発言していることは、すべて私自身の責任において自己決定していますので、“流されて”なにかを決めたことはこれまでありません。今後も、そのようなことはないように、しっかりと戒めて仕事に取り組ませていただきます。

参考URL・ご意見ともに、とても貴重な材料となります。ありがとうございました。
  • 2012-03-22 12:55
  • 辻ひろし
  • URL
  • 編集

[C184] ご回答ありがとうございます

 お忙しい中お返事ありがとうございます。

 辻議員の偏らないで物事を冷静に判断する姿勢はいつも評価いたします。

「前回一般質問以降、詳しく調査をしたり、現地や市内のさまざまな方々にご意見をきいてきた中では、現時点で受け入れを全否定する考えはありません。」

 とありましたが、もう少し具体的にどのような調査をしたのか、どういった意見が
あったのかについて教えていただけると、この問題について考える参考になりますので
教えていただけますか。特に受け入れを否定できない客観的な根拠を知りたいと思います。

 「議会答弁等で、「震災がれきを受け入れる道内自治体とは、食の連携はできない」といった発言があったことから、がれき問題のみならず北海道における札幌の一極集中化の弊害を感じています。 」

 とありましたが、ここの部分の意味がわかりませんでした。

 「震災がれきの受け入れをする道内自治体との食の連携をしない、
という考え」と、「札幌一極集中化」とは無関係に思えますが?

 札幌市長の考えは、せっかく札幌市で放射能がれきを受け入れない環境で
何らかの一次産業加工品を作る際に、放射能がれき及び放射能がれきの焼却灰の影響で
放射能汚染された土壌等で生産され、放射能の影響を受けている農産物等を使用したら
何の意味もないということだと私は解釈しました。違うのでしょうか?

 放射能で汚染された物質はできるだけ一カ所に狭い範囲に集め、できるだけ拡散させない
時の経過で低減されるのを待つしかない、これが今の科学技術の限界ではないのでしょうか?

 除染除染と言葉はいいですが、除染に使った水はどこにいくのですか?除染で取り除いた
土壌はどこにいくのですか?最終的に科学的に無害にできないのではないですか?
ただちに影響ないならどうでもいいのでしょうか?自分たちより若い世代、特に子供たち
の将来の影響はどうでもいいのでしょうか?科学的にいいとも悪いともいえないのなら、
悪いほうを想定して、将来に備えるのが科学のまっとうな使い方ではないでしょうか?

 これらの疑問にすべて納得する答えがあり、その上でがれきを受け入れが可能なら
そうすべきだと思います。でもおそらく無理ではないでしょうか?

 私は逆の意味で福島の放射能事故による影響の過酷な現実から逃避している人々こそが
安易ながれきの全国拡散や焼却という選択をしているようにしか思えません。

 いずれにしても、辻議員は冷静な判断と活動をしてくれる方と信じていますので、
この問題については逐次ご報告いただけると助かります。

 よろしくお願いいたします。

 
 
 
 
  • 2012-03-27 18:32
  • 登別の将来を希望を見出したい一市民
  • URL
  • 編集

[C185] 再度ありがとうございます

こんにちは。いつもありがとうございます。

さて、「具体的にどのような調査をしたのか、どういった意見があったのか」についてですが、私の場合は現地の陸前高田市と釜石市を訪問してきました。その際にはタクシー運転手の方や現地ホテルの方、飲食店の方、自治体職員の方々とお話しをしました。その当時は、国自体も明確な姿勢を示しておらず、現地の方々にとっては積みあがった瓦礫は震災時の記憶が続く恐怖の対象であることを強く感じました。また、国による明確な基準値が示されないことへの憤りもありました。

また、当市内では、種会合、懇親会等でお会いした方々とお話しをする中や、後援会の方々との意見交換などの場でご意見をいただいてきました。その範囲内でのご意見は大多数の方々が受入をすることはやむを得ないとの立場でした。主な内容としては、岩手県における基準内のがれきであれば、その搬送方法などや残渣(燃えカス)の処分の在り方についてきちんと住民説明をしていただければ良いのではないかとのご意見がありました。

 「震災がれきの受け入れをする道内自治体との食の連携をしない」件については、札幌市での一次産品加工を守るという趣旨の発言ではなく、例えば、オータムフェストに代表されるように札幌市が実行委員を務めるようなイベントへの参加を認めないことを示唆している点に違和感があります。そもそも道内商業の中心地である自治体の長が、民間の商業交流を否定すること自体が、資本至上主義的な発想であり、地方により都市が成り立っていることを十分に理解しているとは思えません。だからといって、がれき受入拒否の立場を私が否定するつもりもありませんし、この件については政治的思想も関わっているようですので、現時点で札幌市がどのように考えているのかなどについて、私はあまり関心をもってはおりません。

最後に、震災がれきの安全性の件ですが、そもそも汚染されたがれきは受け入れるべきではありません。しかしながら、搬出・搬送・搬入において十分な検査を行う体制が整い、汚染されていないことが確認が出来ているものであれば、最初から否定することは適切ではありません。

仮に受入となるのであれば、その前に登別市内要所の放射線量を測定し、受入後に影響がないのかを比較検証できるようにする必要もあると思います。市内においても、例えば温泉地区は他の住宅地区よりも放射線量が高くなっていますが、それらを事前に公表し説明することで、がれき受入による影響が本当に無いのか証明することも必要です。

現状の市内ゴミの放射線含有量を測定し公表していくことも必要かもしれませんね。

出来るだけ簡潔に考えを述べましたが、少なくともこの件については100人に100通りの意見があり、行政や議会にお任せいただける問題ではありません。公の場でしっかりと話し合い、行政が責任をもって決定することが大切です。先日、執行権者である市長が市民説明や勉強会を開催し、市民意見の聴取に丁寧に取り組んでから判断すると表明していました。現在は町内会や特定団体が対象のようですが、私はすべての市民が参加できるオープン形式の場も必要と訴えています。もしそのような場が開催された折には、ぜひ一市民さんもご出席いただき、議論にご参加いただければ幸いです。
  • 2012-03-28 11:24
  • 辻ひろし
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プロフィール

辻󠄀ひろし

Author:辻󠄀ひろし
辻 弘之 (つじ ひろし)
2007年・26歳で登別市議会議員初当選。市議2期を経て、2012年末の登別選挙区北海道議会議員選挙に立候補するも惜敗。2015年、歴代最多得票にて市議3期に当選。

現 職:
医療法人社団千寿会法人本部、障がい者グループホーム アザリア・カワセミ・ヤマセミ勤務。北海道大学公共政策大学院卒。

資格:社会福祉士・精神保健福祉士・介護支援専門員・社会教育主事など

所属:(社)登別室蘭青年会議所/登別商工会議所青年部/全国若手市議会議員の会/北海道自治体学会/グリーンシード21/登別青年会/日本社会福祉士協会/登別ケアマネ連絡会/登別自衛隊協力会など

家族:妻・長女・次女(中学校1年生 双子)

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