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西いぶり広域連合視察

市職員の不祥事が続いています。職員の服務規律に関することは総務グループにより管理されており、総務教育委員会委員長として何らかの改善策を具体的に求める必要があるかもしれません。

しかしながら今回の事例は、職員個々の資質に大きく由来する事柄であり、行政としても具体的な対応策としてどのような行動が望まれるのか、難しい問題でもあります。

さて、西胆振の市町議会議員(3市3町)で構成された、西いぶり広域連合議会として、大阪府泉佐野市火葬場と,兵庫県北はりま広域消防を視察してきました。



西いぶり広域連合とは、行政事務サービスについて、単独自治体で行うよりも近隣市町で協力して実施した方が効率性が良いものについて、共同で行うための組織です。登別市は、共同電算システムへ加入しています。他の市町ではごみ処理施設などが共同運営されています。さらに、今後は火葬場の共同運営と消防広域化も検討されていることから、今回の視察項目に決まりました。3市3町の議長や副議長などが参加される視察ですので、若い私にとっては色々と近隣の歴史や状況を聞ける貴重な機会にもなっています。

火葬場については、すでに登別市単独で整備されており、広域連携することは考えられませんが、広域連合議会議員としての議決責任がありますので、視察に参加をさせていただきました。泉佐野市の火葬場はPFI方式といって、自治体の公共サービスを民間業者が提供する仕組みを採用しています。

さらに、PFI方式の内のBTO方式(Build/建てて-Transfer/所有権を移転して
-Operate/管理・運営する)により運営されていました。

わかり易く言えば、本来は行政が担うサービスを、民間のアイデアと資金を取り入れた中で共同で実施する仕組みです。単なる委託や指定管理者制度と違い、民間による柔軟性が高い分、その実施責任やリスクも一定程度民間が負うことになります。

その点においては登別市も本庁舎建替えなどに検討すべき手法と思われ、思いがけず参考になる視察でした。

泉佐野市といえば、市の命名権売却を検討している街として有名になっていますが、その点については残念ながらお聞きできる雰囲気ではありませんでした。それだけ、民間力の活用を推し進めている自治体であることは間違いないようです。

どの地方自治体でも緊縮財政が続く中、「民間力の活用」という言葉の元でPFIや指定管理者制度といった仕組みが多く取り入れられるようになっていますが、民間力=金(財政効果)と結び付けた自治体の事例には行き詰まりを見せているものもあります。

一方で、民間力=アイデアと結び付け、民間だからこそ培われたアイデアや専門性を意識した事例では、自然とサービスの質も高まっています。

行政が担うサービスは「量」があっても「満足度」につながっていないものもあります。行政が担うサービスは「デマンド」を満たしていても、「ニーズ」を満たしていないものもあります。

その違いを明確にしたサービス提供ができるのは民間事業者ですが、それ以上に住民がそのことを理解することも大切のようです。

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辻󠄀ひろし

Author:辻󠄀ひろし
辻 弘之 (つじ ひろし)
2007年・26歳で登別市議会議員初当選。市議2期を経て、2012年末の登別選挙区北海道議会議員選挙に立候補するも惜敗。2015年、歴代最多得票にて市議3期に当選。

現 職:
医療法人社団千寿会法人本部、障がい者グループホーム アザリア・カワセミ・ヤマセミ勤務。北海道大学公共政策大学院卒。

資格:社会福祉士・精神保健福祉士・介護支援専門員・社会教育主事など

所属:(社)登別室蘭青年会議所/登別商工会議所青年部/全国若手市議会議員の会/北海道自治体学会/グリーンシード21/登別青年会/日本社会福祉士協会/登別ケアマネ連絡会/登別自衛隊協力会など

家族:妻・長女・次女(中学校1年生 双子)

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