登別市議会議員 辻󠄀ひろし

イベントの価値

週末は地元商店会の花植をお手伝いの後、北海道大学公共政策大学院に行きましたが、北大の学祭と、YOSAKOIソーラン祭りが重なって、札幌中心街はたくさんの人が動いていました。さすが都会です。

さて、昨日は「楽笑まつり」が登別駅前で開催されました。元々は、登別市民活動センターのぼりんで継続開催されていた、マチづくり人材育成プログラムに参加した方々により企画されたイベントです。NPO法人モモンガくらぶによるコーディネートで、新しく街づくりに関心を持った方々も多く参加されています。私は時々しか参加していませんでしたが、人材育成プログラム自体とても有意義なものでした。

          

イベントの内容は、、、、
登別温泉の玄関口で、登別市政が始まる前からの「字 登別地区」にある郷土の歴史や文化、自然、芸術などに触れることをコンセプトとし、ウォーキングやジャムづくり、前浜エビ汁の振る舞いなどを行いました。

イベント自体は未成熟かもしれませんが、新しい「顔」が自分たちで企画実施したことには意義があったと思います。

私は、一昔前のように、イベントそのものでマチが活性化することはないと考えています。道内だけでも巨額の企画費により巨額の収入を得るようなイベントがたくさんある中で、登別市内でも同様に外貨(?)を期待できるイベントは登別地獄まつりぐらいかもしれません。

また、人口減少社会の中で自営業者数も減り、コミュニティー活動の中枢を担う人間も減ってきました。私の所属する団体の一つでは、10年前の会員は自営業者の中にサラリーマン1人だったのに対し、今はサラリーマンの中に自営業者1人という逆転現象が起きてしましました。

そのような中で、これまでと同様の手法で数々のイベントを行っていくことは難しいようにも感じています。

しかしながら、今回のように、イベントの持つ大きな効果は「人材育成」にあります。

自営業者によるイベントが難しくなるに従い、以前よりもサラリーマンや学生がマチづくりに関わる場面が格段に増えました。イベントがあったからこそ、人が地域に出てくるようになったのです。

結果、イベントのお手伝いを通じて、人と人がつながり、それぞれの得意分野での活躍を通じて自己価値を見出すとともに、マチへの愛着が育まれるようになりました。

郷土愛や地域への愛着は、そこで生まれたから、そこの学校に通ったから、そこで働いたから、住んでいるからだけで生れるものではないと思います。そのマチの人間との繋がりこそが、愛着を生み育てます。

「イベント疲れ」が指摘されることもありますが、機会があるごとに大小様々なイベントを先輩たちが企画実施してきたからこそ、この登別には老若男女問わず、マチの未来を考える人材が育まれているのではないでしょうか。

「人材がいない」と嘆く声も聞こえますが、私はイベントを通じて育まれた人材にとても恵まれた街だと思います。

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