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登別市議会議員 辻󠄀ひろし

普通学級と特別支援学級

毎年、入学式に出席すると春を感じます。

特に今年は、地元中学生の入学式に感慨深いものがありました。私が市議会議員に初当選して初めて出席した小学校入学式の子ども達が、今年は中学校に入学の年だったからです。

私自身には、あっという間の6年間でも、子ども達は大きく成長してきているのですね。そういえば、ウチの子ども達も4年生になりました(…ちょっと寂しい)。

  

この時期になると同じく、自身の子どもを特別支援学級に在籍させるべきか、普通学級に在籍すべきかを悩むご相談や、周囲の方々からのご意見などをよく聞くようになります。

今年も、自閉症(疑い)の子どもの入学について、ご意見をいただきました。

周囲の方々のご意見の多くは、 「障がい児童(疑いの方含む)が普通学級に進学すれば、学習環境が落ち着かなくなる」と危惧するものです。倫理的・社会的な都合もあって、表立って発言する方は少ないですが、大なり小なり、そのような意見が「普通」のようです。

私は、“障がいのあるなしに関わらず、すべての児童を共生理念に基づいて同じ教育環境におくべき”との考えは、若干乱暴だとも思っています。

しかしながら小学校入学時点で、特に発達障がい児童を特別支援学級へ位置付ける意味合い、もしくは普通学級へ位置付ける意味合いについて、保護者・教職者ともに共通の意見をもてるように話し合える場が必要になってきているのではないでしょうか。

「障がい」について話し合うことを、個人情報の保護を建前に社会的タブーにし、「普通」の感性に、「少数の」感性が押しつぶされつつあるように、感じてなりません。



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