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登別市議会議員 辻󠄀ひろし

謙虚と自信

最近、「もっと自信もってがんばりな!」と励まされることが多い気がします。

反対に以前は、「自信家と思われやすいので気をつけなさい」とご指導を受けることもありました。

これまでと真逆なので戸惑ってしまいますが、私自身の気がつかない部分で、私の心情や経験が影響して、他者に与える雰囲気に微妙な変化があるのかもしれません。どっちも良いことではないので、気を付けてなきゃいけませんね。

ところで、私なりの経験の中でですが、謙虚で素敵な方というのは、強い自信に満ち溢れているなと感じることが多くあります。

以前に、とても感銘を受けたエピソードがあります。

全盲の世界的ピアニスト辻井伸行さんが、昨年、被災地応援ツアーとして、ピアノコンサートを行いました。その演奏会の合間に、辻井さんは「被災地のみなさんのために何ができるか、いろいろ考えましたが、結局、僕にはこれしかできません」とお話しされました。

この言葉からは、とても謙虚な気持ちが伝わります。しかし、その言葉の裏からは「ピアノだけは絶対に・・・」という、揺らがない強い自信も感じませんか?

言葉だけではなく、他者が感じとる“謙虚さ”とは、これまで自分が自分に誇れる努力と経験を積み重ねた“自信”をもっている方にのみ、表れてくるものなのかもしれません。

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