登別市議会議員 辻󠄀ひろし

小指のけちな痛み

イスラム国による邦人人質事件について、具体的な解決策が見いだせないままに時間が過ぎています。こういった事件が起こるたびに、日本では政府批判の局面が強くなりがちですが、そもそもテロ集団の行動そのものを強く批判した報道が期待されます。

2012年に山本美香さんというジャーナリストの方が銃撃戦で亡くなる事件がありました。山本さんの著者「戦争を取材する〜子どもたちは何を体験したのか」を拝見してみると、ジャーナリストが自身の仕事に対して、どのようなやりがいや、使命感を持って行動しているのかがうかがえます。この本を読んで、私はジャーナリストという仕事と行動そのものに対して、敬意をもつようになりました。

日本は外交に関心の低い国民性と指摘されることが多いですが、一年一年、日本においても確実にグローバル化が進んできています。邦人人質事件は、自国の利益保護と、世界における自国の役割獲得について、一定の共通認識を持つ必要性があることを考えるきっかけにもなっています。また、この事件が政府の問題ではなく、日本の問題であるとの意識をもつことが求められているようにも感じています。

イギリスの評論家 ウィリアム・ハズリットによる、「何百万という人類の滅亡よりも、自分の小指のけちな痛みのほうが心配なものだ。」という言葉がありますが、人類・世界は確実に縮まってきています。

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