※議会
市長や各部長など行政執行機関も出席して、登別市政の様々な物事を公式に審議・決定する会議です。登別市役所2階に本会議場があり、そこで行われます。
※委員会
議会での会議の前に、各専門委員会毎に詳細な審議や調査、政策提案をする機関です。登別市では5つの委員会が設置されています。
私の議会での主な役割は下記の通りです。
登別市議会 副議長
生活・福祉委員会
議会だより編集委員会
予算・決算委員会
西いぶり広域連合議会議員
ちなみに、副議長選出にあたっては、副議長職および議会運営に対する私自身の所信を述べさせていただきました。全文を掲載させていただきます。
副議長選挙の立候補に際し、議会基本条例の規定に基づき、所信を述べさせていただきます。
副議長の地位、職務を考えてみますと、法的には副議長に特別な権限や地位はありません。すなわち、日々の議会活動においてはすべての議員と全く同じ立場になります。一方で、一般的には議長とともに議会運営等に責任を持ち、議会を代表する立場にあるとの考えに立った場合、副議長とは、議長と議員双方の代位機関としての役割が強いものと理解できます。
このことから、私の副議長職に対する基本的な姿勢は、議長を尊敬し、フォロワーとして議長の所信表明にございました活動内容とスケジュールが円滑に進行すべく、日常の動向より積極的な補佐を行わせていただくとともに、すべての議員方々の代位者として奉仕させていただくことを重視いたします。
続いて、私の考える議会のあり方について述べさせていただきます。二元代表制の一翼を担う議会が、強い議会として活動をしていくには、調整能力を高めることが最も重要な要素であると私は考えております。このことは当議会の現状に対する課題でもあると認識しております。
我々すべては、市民の付託をうけるべく統一地方選挙での当選を経て市議会議員職を務めております。その過程においては、当然ながら様々な支援者との対話を経て、自らの主義主張をはぐくみ、自らが最も重視する政治理念と政策課題をもって、この議場おります。
しかしながら、様々な権限をもつ市長部局に対して、議会のもつ実質的な権限には限りあるのが現実です。この現実の中で、議会の地位確立には、常に議員個々自らにとってのみ最大効果のある結果を求めるのではなく、我々の本来の職責となる、登別市民の豊かな生活を創造していくという使命を考えた判断と行動による「調整力」を持つことが何よりも大切であり、その結果が議会議員の存在意義を示すことへとつながっていくものと考えております。
よって、私自身も様々な事案に対する主義主張と、譲れない政治理念は大切にしつつも、徹底的に公開された場での議論が経られた中においては、理論と心情のバランスを大切に、時には議会としての一致点を見出す正当な妥協と調整を自身に課して参ります。つまりは、より議会組織として結論を尊重していくことで、我々の権限と実績が高められるよう、議長と議員の方々の双方に真摯に向き合い、誠心誠意の真心で、日々の議会活動に望ませていただく覚悟でおります。このことは、ぜひともすべての議員の方々にもご賛同とご協力をいただきたく存じます。
最後に、私ごとではありますが、2年間地方議員職を辞して過ごした期間において、改めて感じたことについて述べさせていただきます。それは、一般市民の方々は、我々の想像以上に地方議会の役割と存在意義について、興味関心をお持ちではないということであります。このことは、議会改革に取り組む姿勢においても、今一度自戒すべきことであると考えております。
私自身も諸先輩・同僚議員とともに、議会基本条例の制定や、各種議会改革活動の議論に携わらせていただいておりましたので、一定程度は市民の方々にもご理解、ご評価をいただいているものと予想しておりました。しかしながら、大多数の市民の方々は、それらの取り組み内容や結果について、我々が期待するほどの関心を寄せてはおらず、さらには、今後もそれらの関心を劇的に高めることは非常に困難ではないかと感じております。
だからといって、議会改革が不要ということではありません。そもそも、議会改革の評価とは、市民に求めたり期待するものではなく、我々地方議員が自らの組織運営において、自身でどのように評価していくかに軸足を置くべきではないかと考えるようになりました。
様々な議会改革を経た現状においても、議会人事の経過公表や、常任委員会の権限格差など、現実的には理念・理論と合致していない不合理が確かに存在します。柔軟で揺らぎを受け入れた議会運営は、時には必要な要素でもありますが、市民の評価ではなく、専門職である我々自らが評価するに足る結果を示すことを重視するならば、常に理念と理論を追及した議会活動に軸足を置くべきであると考えます。
市民にご評価いただくべきことは、議会改革の内容や、それらに伴うフォーラム参加人数・パブリックコメント募集有無などの事業・手法そのものではありません。それらの理念と理論の実践結果として、行政組織が日々の市民生活をどれだけ豊かに出来たかを何よりも大切にすべきであります。
以上、一方的な私見ともなる部分もございましたが、副議長職は登別市議会議長及び議員の方々にとって、常にフォロワーであるべきとの姿勢を大前提に、自身の議会運営に対する理念を所信として皆様にお伝えをさせていただきます。
