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戦争とメディア

安全保障法制にかかわる議論が本格化しています。「内閣に期待する政策」の世論調査では、いつも下位になる外交・安全保障ですが、憲法論議が中軸になり、国民の関心度はすこぶる高まっていると感じています。

さて、突然ですがコロンビア大学での授業で取り上げられるエピソードに

「もしあなたが、従軍記者として戦場にいた時、君の傍らにいた兵士が敵弾に倒れた。君は兵士を助けるか、取材をつづけるか?」

とういう問いかけがあります。みなさんは、助けますか?取材を続けますか?

報道写真家 沢田教一さんの「安全への逃避」という、ベトナム戦争で母親が子どもを抱えて川を泳いで逃げる写真作品があります。同じく報道写真家 ケビンカーターさんの「ハゲワシと少女」という、スーダン内戦での餓死寸前の子どもを狙うハゲワシの写真作品があります。

どちらの作品も、人道的には「写真なんか撮ってる場合じゃない」状況です。

しかしながら、「安全への逃避」は世論の関心を高めベトナム戦争終結を早めたといわれています。「ハゲワシと少女」も長期間のスーダン内戦の実情を世論に投げかけました。それと同時にケビンカーターさん自身は、人道的問題により世論から激しく批判されることになります。

イラク戦争での異常なアメリカ報道はジャーナリズムが常に正義ではなく、公平ではなく、倫理的ではないことを示しました。そもそも、安全保障の正義を定める問題の難しさがそこにあります。しかしながら、多くの報道の中には報道記者自身が職業倫理をもって、報道している真実も確かに存在するのだと思います。

外交・安全保障問題を思考するに必要なのは「事実」を追及することであり、「正義」を持ち出す議論には違和感があります。

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プロフィール

辻󠄀ひろし

Author:辻󠄀ひろし
辻 弘之 (つじ ひろし)
2007年・26歳で登別市議会議員初当選。市議2期を経て、2012年末の登別選挙区北海道議会議員選挙に立候補するも惜敗。2015年、歴代最多得票にて市議3期に当選。

現 職:
医療法人社団千寿会法人本部、障がい者グループホーム アザリア・カワセミ・ヤマセミ勤務。北海道大学公共政策大学院卒。

資格:社会福祉士・精神保健福祉士・介護支援専門員・社会教育主事など

所属:(社)登別室蘭青年会議所/登別商工会議所青年部/全国若手市議会議員の会/北海道自治体学会/グリーンシード21/登別青年会/日本社会福祉士協会/登別ケアマネ連絡会/登別自衛隊協力会など

家族:妻・長女・次女(中学校1年生 双子)

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